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wmicコマンドでイベント・ログを表示する
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| 解説 |
イベント・ログは一般的にはイベント・ビューアで閲覧することが多いが、TIPS「コマンド・プロンプトでイベント・ログを表示する」で紹介したeventquery.vbsコマンドを使えば、コマンド・プロンプト上から取得、操作できるので、バッチ・コマンドなどから利用する場合はこの方が便利である。TIPS「WMIとwmicコマンドを使ってシステムを管理する(基本編)」では、WMIの基本的な使い方を紹介しているが、WMI+wmicを使っても、同様のことを行える(実際にはeventquery.vbsはWMIを使って実装されている)。wmicを使ってWMIを直接利用すれば、より複雑で柔軟な検索条件を指定したり、多様な出力形式を得ることができる。本TIPSでは、wmicを使ったイベント・ログのクエリ方法について解説する。
| 操作方法 |
wmicでイベント・ログを取得する
(WMIと)wmicコマンドでイベント・ログを取得するには、「wmic ntevent」というコマンドを実行する。wmicはWMIを呼び出すためのコマンドライン・インターフェイスで、nteventはイベント・ログ・オブジェクトのエイリアスを示す名前である。だがこのコマンドをそのまま実行すると、イベント・ログに含まれるすべてのイベントを取得しようとするので、非常に時間がかかるし、大量の出力が得られるので、ほとんど役に立たない。そのため、通常は何らかの条件を付けて検索することになるだろう。
取得するイベントを限定するには、「wmic ntevent where 〜」に続けて、条件を指定する。where条件句では、(キーワードがwhereとなっていることからも分かるように)SQLのクエリ文のような構文が使える。条件式中でどのようなフィールド名が利用できるかは「wmic ntevent list /?」を実行すれば確認できる。
C:\>wmic ntevent list /? ……ヘルプの表示 |
この「BRIEF」の部分に、イベント・ログで表示されるフィールドの一覧が表示されているので、これらを使って取得する条件を記述すればよい(実際に出力させてフィールド名を調べてもよい)。
| フィールド名 | 内容 |
| ComputerName | コンピュータ名 |
| LogFile | ログ・ファイルの種類。「Application」「Security」「System」「DNS Server」「Windows PowerShell」…… |
| Message | ログ・メッセージ |
| SourceName | ソース名 |
| TimeGenerated | イベントの生成時刻。「YYYYMMDD」か「YYYYMMDDHHMMSS.0+540」(前者はGMT、後者はJST) |
| Type | イベントの種類 |
| UserName | ユーザー名 |
| where句で利用できる主要なフィールド名 | |
| これらの条件を組み合わせてwhere句を組み立てるとよい(大文字/小文字の違いは無視される)。 | |
イベント・ログの取得例
以下にいくつかの例を示しておく
・本日以降のログを取得する例
今日の日付が「2008年4月25日」だとすると、次のような文で本日のシステム・ログが取得できる(取得するログの種類を限定しないと、すべてのログが検索対象となる)。なお、wmicをインタラクティブ・モードで使用する場合は、先頭の「wmic」は省いて入力すること。
wmic ntevent where "(logfile='system' and timegenerated >= '20080425')" |
ここでは日付を「'20080425'」としているが、これだとGMTで計算されるようである。日本の標準時間(JST)はGMTとは9時間の時差があるので、この指定だと深夜0:00〜午前9:00までの分が除外されてしまう。正確に深夜0:00からも含めるなら「'20080425000000.0+540'」とするのがよい(しかもなぜか、この形式の方がクエリが速い。可能な限りこの形式を使うのがよいだろう)。
・エラー・ログのみを取得する例
エラー・ログを抽出するには、typeがerrorのイベントを検索する。
wmic ntevent where "(logfile='system' and timegenerated >= '20080420000000.0+540' and type='error')" |
より複雑な条件を指定したければ、さらにandなどで条件を追加すればよい。
出力形式の指定
wmic nteventコマンドでは、出力形式をいくつか選ぶことができる。利用可能な出力形式の一覧は「wmic ntevent list /format /?」で確認できる。
C:\>wmic ntevent list /format /? |
これらの形式を指定して出力させ、結果をファイルにリダイレクトすれば、フォーマット済みのファイルが得られる。例えば、HTMLの表形式で出力させるには次のようにする。
wmic ntevent where "(logfile='system' and timegenerated >= '20080420' and type='Error')" list /format:HTABLE > errorlog.html |
![]() |
| 出力したログの例 |
| システム・ログからエラーのエントリだけを集めて、HTABLE形式で出力させた場合の例。 |
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