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Officeのファイル操作ダイアログのショートカット・バーを変更する(Office 2000編)

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デジタルアドバンテージ 島田 広道
2008/05/09
対象ソフトウェア
Office 2000
Officeアプリケーションのファイル操作ダイアログには、特定のフォルダへ素早くアクセスするためのショートカット・バー(プレース・バー)が用意されている。
このショートカット・バーは、よく使う作業フォルダを追加するなどカスタマイズできる。
ショートカット・バーの構成を変更するにはレジストリの操作を必要とする。

解説

 TIPS「Officeのファイル操作ダイアログのショートカット・バーを変更する(Office XP/2003/2007編)」では、Office XP以降のファイル操作ダイアログの左端に表示されるショートカット・バー(次の画面参照)のカスタマイズ方法を紹介した。Office 2000でもカスタマイズすることは可能だが、レジストリを操作しなければならない。本TIPSでは、この方法について紹介する。

Office 2000のファイル操作ダイアログ
Windowsの共通オープン・ファイル・ダイアログとよく似ているが、Officeアプリケーション専用のダイアログである。例えば上側に並んでいる[ツール]ボタンや、プルダウン・メニューが仕込まれている[開く]ボタンなど、独自の拡張がなされている。
ショートカット・バー。特定のフォルダへ素早くアクセスするためのショートカットが並ぶ。デフォルトでは、この5つのショートカットで構成される。「プレース バー」が正式名称。カスタマイズすると、この並び順を変更したり、表示される項目を追加/削除したりできる。

 なお、Windowsの共通オープン・ダイアログのショートカット・バーは、本稿で記す方法では変更できない。TIPS「共通ダイアログのショートカット・バーを変更する」を参照して変更していただきたい。

操作方法

 ショートカット・バー(プレース・バー)のカスタマイズには、レジストリの操作が必要となるので、あらかじめレジストリのバックアップを取っておくことをお勧めする。また、この設定はユーザーごとに独立しているので、設定前には必ず対象ユーザーのアカウントでログオンしておくこと。

 本稿の対象外であるOffice XP/Office 2003/Office 2007での設定方法については、TIPS「Officeのファイル操作ダイアログのショートカット・バーを変更する(Office XP/2003/2007編)」を参照していただきたい。

事前の準備: ショートカット最大表示数を増やす

 ショートカット・バーに表示可能なショートカットの数はデフォルトで最大5個しかない。しかもデフォルトのショートカット5個が登録済みなので、このままでは新たにショートカットを追加しても表示されない。そこで、追加前にあらかじめ最大10個までショートカットを表示できるように設定を変更する。

[注意]

レジストリに不正な値を書き込んでしまうと、システムに重大な障害を及ぼし、最悪の場合、システムの再インストールを余儀なくされることもあります。レジストリ・エディタの操作は慎重に行うとともに、あくまで御自分のリスクで設定を行ってください。何らかの障害が発生した場合でも、本Windows Server Insider編集部では責任を負いかねます。ご了承ください。

 下表のようにレジストリ・キーPlacesに値ItemSizeを新たに作成して0を設定すると、ショートカット・アイコンが小さくなり、最大10個まで表示されるようになる。

項目 内容
キー HKCU\Software\Microsoft\Office\9.0\Common\Open Find\Places
値の名前 ItemSize
REG_DWORD
値の内容 0 → ショートカット・アイコンを小さくして最大10個まで表示する
1 → ショートカット・アイコンを大きくして最大5個まで表示する(デフォルト)
ショートカットの最大表示数を変更するレジストリ
値ItemSizeを0に設定すると、ショートカット・アイコンが小さくなって最大10個まで表示されるようになる。

小さくなったショートカット・アイコン
上表のようにレジストリを変更すると、デフォルト分と追加分あわせて10個まで表示できるようになる。ただ、長いショートカット名は省略されてしまうので、追加分については短い名前にした方がよい。

 なお、カスタマイズの結果、ショートカット数が合計5個以下に抑えられれば、カスタマイズ完了後にItemSizeを1に設定してアイコンを大きくしてもよい。

ショートカットを追加する

 ショートカット・バーにショートカットを追加するには、下表のレジストリ・キーに「Place<番号>」(<番号>は1〜10の整数)というサブ・キーを追加し、値Nameにショートカットの名前、値Pathにフォルダへのパスをそれぞれ設定する。パスはUNC形式でもよい。

項目 内容
キー HKCU\Software\Microsoft\Office\9.0\Common\Open Find\Places\UserDefinedPlaces\Place<番号>
値の名前 Name
REG_SZ
値の内容 ショートカットの名前。ショートカット・バーに表示される
値の名前 Path
REG_SZ
値の内容 ショートカットのフォルダへのパス。UNC形式でもよい
追加するショートカット項目を設定するレジストリ
ショートカットごとにこのキーを作成して名前やパスを設定する必要がある。このキーは最大10個まで作成できるが、表示されるのはデフォルト分と追加分あわせて10個までに限られる点には注意したい。
<番号>:1〜10の整数を割り当てる。Place1、Place2、……などとする。

 追加した新たなショートカットはデフォルトのショートカットの下に、Place<番号>キーの<番号>順に表示される。この並び順は後述するように変更可能だ。

追加したショートカットの例
これはExcelの[ファイル]−[開く]を実行して表示されたファイル操作ダイアログ。
追加したショートカット。追加直後はデフォルトのショートカットの下に並ぶ。この並び順は後述するように変更可能。

ショートカット名を変更する

 追加したショートカットの名前やフォルダへのパスを変更するには、追加時と同じレジストリ・キー(Place<番号>)にて、値NameとPathの内容を編集する。

 デフォルトのショートカットの名前とパスは変更できない。

ショートカットを削除または非表示にする

 追加したショートカットをショートカット・バーから外すには、そのショートカットのレジストリ・キー(Place<番号>)を削除する必要がある。筆者が試した限り、追加分についてはレジストリ・キーを残したままショートカットを非表示にはできないようだ。再び表示させるには、改めてPlace<番号>キーを追加して値Name/Pathを設定し直す必要があるので、削除前にレジストリ・エディタなどで当該キーをエクスポートして保存した方がよい。

 デフォルトのショートカットについても、レジストリを操作することでショートカット・バーから外せる。操作対象のレジストリ・キー名は、デフォルトの各ショートカット名とは異なるので、まずショートカットに対応するレジストリ・キーを把握しておく(下表)。

ショートカット名 レジストリ・キー名(英語表記)
履歴 Recent
My Documents MyDocuments
デスクトップ Desktop
お気に入り Favorites
マイ ネットワーク Publishing
デフォルトのショートカット名とレジストリ・キーの対応
このようにデフォルトの各ショートカットに対応するレジストリ・キーは、ショートカット名の英語表記になっている。

 次に、外したいショートカットに対応するレジストリ・キーに値Showを新たに作成し、0を設定するとショートカット・バーに表示されなくなる。

項目 内容
キー HKCU\Software\Microsoft\Office\9.0\Common\Open Find\Places\StandardPlaces\<ショートカット名の英語表記>
値の名前 Show
REG_DWORD
値の内容 0 → ショートカットを表示しない1 → ショートカットを表示する(デフォルト)
デフォルトのショートカットの表示/非表示を設定するレジストリ
値Showに0を設定すると非表示になる。復活させるには1を指定するか、値Showを削除する。ちなみにレジストリ・キーそのものを削除しても、ダイアログ・ボックスを開くと自動的にこのキーが復活してしまうので、削除はできない。

 再び表示させるには値Showに1を設定するか、値Showを削除する。

ショートカットの並び順を変える

 使用頻度の高いショートカットをバーの上方に移動したいなど、ショートカットの並び順を変えたい場合も、やはりレジストリ操作が必要となる。具体的には、各ショートカットに対応するレジストリ・キーに並び順を決める値Indexを新たに作成し、ショートカット・バーの上から並べたい順に0、1、2、……と数値を設定していく。デフォルトと追加分のショートカットそれぞれに値Indexを設定すれば、両者をまとめて並び替えられる。

項目 内容
キー(デフォルトのショートカット) HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\9.0\Common\Open Find\Places\StandardPlaces\<ショートカットの英語表記>
キー(追加のショートカット) HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\9.0\Common\Open Find\Places\UserDefinedPlaces\Place<番号>
値の名前 Index
REG_DWORD
値の内容 全ショートカットの並び順を相対的に表す数値で、最小値は0。小さいほどショートカット・バーの上の方に表示される
ショートカットの並び順を変更するレジストリ
まず各ショートカットに対応するレジストリ・キーに値Indexを新たに作成する。次に、ショートカット・バーの上から並べたい順に、各キーの値Indexに数値を0から設定していく。このときデフォルト分と追加分は区別せずに設定可能だ。デフォルトのショートカットのキー名については、前出の表「デフォルトのショートカット名とレジストリ・キーの対応」を参照していただきたい。

並び替えたショートカット・バーの例
デフォルトのショートカットから「お気に入り」を非表示にし、3つの追加ショートカットを加えて並び順を変えたところ。このようにデフォルト分と追加分を区別せずに並び替えられる。
追加したショートカット。
デフォルトのショートカット。

 なお、値Indexを設定してファイル操作ダイアログを開くと、デフォルト分(StandardPlacesキー)および追加分(UserDefinedPlacesキー)のショートカットのレジストリ・キーに、お互いのサブ・キーの複製が自動的に生成される(次の画面)。この複製キーには何か値を設定しても、実際には反映されないのでほうっておけばよい。End of Article

複製されたレジストリ・キー
値Indexを作成してショートカットの並び替えを設定した後、ファイル操作ダイアログを開くと、デフォルト分(StandardPlaces)と追加分(UserDefinedPlaces)の各レジストリ・キーに、お互いのショートカット用サブ・キーが複製される。
複製されたレジストリ・キー。これらのキーの値Indexを変更しても反映されないので、そのままにしておけばよい。

  関連リンク
  How to customize the Places Bar in Office 2000(マイクロソフト サポート技術情報)
     

「Windows TIPS」

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