Windows TIPS
[System Environment]
自動更新サービスを一時的に停止する
→ 解説をスキップして操作方法を読む
デジタルアドバンテージ 小林 章彦
2008/06/06
対象OS
Windows 2000
Windows XP
Windows Server 2003
Windows Vista
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自動更新はバックグランドで修正プログラムのダウンロードや適用を実行する便利なサービスである。
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しかしプレゼンテーション中などに修正プログラムの適用が実行され、場合によっては再起動を促すダイアログが表示されてしまうなどの不都合が起きることがある。
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そのような場合、事前に管理ツールやnet stopコマンドを使って自動更新サービスを停止しておくとよい。
Windows Me以降、バックグランドで必要な修正プログラムをダウンロードしたり、適用したりできる自動更新機能が提供されている。自動更新の設定は、[コントロール パネル]−[自動更新]で行う。推奨設定は「自動」となっており、マイクロソフトが推奨する修正プログラムを自動的にダウンロードして、指定した時間(デフォルトは毎日午前3時)にインストールを開始する設定となっている。そのほか、「更新を自動的にダウンロードするが、インストールは手動で実行する」「更新を通知するのみで、自動的なダウンロードまたはインストールを実行しない」「自動更新を無効にする」から選択可能で、ユーザーの修正プログラムの適用スタイルに合わせた設定が可能だ。
[自動更新]の画面
「自動更新を無効にする」以外では、修正プログラムが提供された場合やダウンロードが完了した場合などにバルーンによるメッセージ表示が行われる。
ただ、「自動更新を無効にする」以外の設定では、自動更新により、ユーザーに修正プログラムの適用や再起動を促すバルーンやダイアログが表示されることがある。そのため普段、電源がオンになっていなかったり、ネットワークに接続されていなかったりすることが多いノートPCなどでは、電源がオンになった時点で修正プログラムの適用が開始されたり、ネットワークが接続された時点で修正プログラムのダウンロードが開始されたりしてしまう。そのため、予期しないタイミングで自動更新によるバルーンやダイアログの表示が行われてしまうことがあるし、インストールのためにCPUの使用率が急に高くなることがある。それでも通常の業務中であれば、それほど問題になることもないが、顧客先でのプレゼンテーション中となると具合が悪い。
そこで、自動更新によるバルーン表示などが不用意に行われないように、プレゼンテーションなどの前に自動更新サービスを一時、止めておくとよい。
自動更新サービスを停止するには、管理ツールを使う方法とコマンドを使う方法がある。管理ツールを使う方法の方が分かりやすいが、慣れればコマンドを使った方が素早くサービスの停止/開始が可能となる。
■管理ツールを使った自動更新サービスの停止方法
[管理ツール]の[サービス]で「自動更新」または「Automatic Updates」のいずれかを見つける。自動更新サービスは、修正プログラムの適用方法などによって「自動更新」または「Automatic Updates」のいずれかのサービス名となっているが、サービス自体は同じものである。
そこで、「自動更新」または「Automatic Updates」を見つけ、ダブルクリックで[自動更新のプロパティ]を開く。[全般]タブの[停止]ボタンをクリックするとサービスが停止する(ツール・バー上の停止ボタンを押してもよい)。「サービスの状態」が停止となったことを確認しておくとよい。サービスを再開するには、[開始]ボタンをクリックすればよい。また「スタートアップの種類」が「自動」になっていれば、再起動後に自動的にサービスが開始される。
[サービス]ダイアログの画面
Windows XP SP2の[サービス]ダイアログでは、自動更新サービスは修正プログラムの適用方法などによって、「Automatic Updates(上)」と「自動更新(下)」のいずれかとなる。
「Automatic Updates」または「自動更新」を見つけて、ツール・バーの停止ボタンをクリックするか、ダブルクリックで[自動更新のプロパティ]を開く。→ へ
これをクリックしても、サービスを停止できる。
[自動更新のプロパティ]ダイアログの画面
[全般]タブの[停止]ボタンをクリックし、「サービスの状態」が停止となったことを確認する。
[停止]ボタンをクリックする。
なお、自動更新サービスを停止するには、管理者権限でログオンしている必要がある。管理者権限のないユーザーでログオンしている場合は、[管理ツール]−[サービス]を右クリックして、メニューから[別のユーザーとして実行]を選択し、管理者権限を持つユーザーで実行すればよい。
[サービス]を[別のユーザーとして実行]の選択
管理者権限を持たないユーザーでログオンしている場合は、[サービス]の右クリック・メニューから[別のユーザーとして実行]を選択して実行すれば、別の管理者権限を持つユーザーで実行できる。これで管理者権限を持つユーザー名でログオンし直す必要なく、[サービス]の停止が可能だ。
[サービス]の右クリック・メニューから[別のユーザーとして実行]を選択する。→ へ
[別のユーザーとして実行]ダイアログ
ここで「次のユーザー」を選択し、管理者権限を持つユーザー名とパスワードを入力することで、[サービス]を管理者権限で起動することができる。
「次のユーザー」を選択する。
管理者権限を持つユーザー名とパスワードを入力し、[OK]ボタンをクリックする。
■netコマンドを使った自動更新サービスの停止方法
管理ツールを使うと、グラフィカル・ユーザー・インターフェイスで作業ができるため分かりやすい。一方、サービスの停止を実行するまでいくつものウィンドウを開けなくてはならず、プレゼンテーションを開始する準備で忙しいような場合は面倒に感じることもあるだろう。そのような場合、コマンドを使うとよい。
[ファイル名を指定して実行]またはコマンド・プロンプトを開き、「net stop wuauserv」を実行する。「wuauserv」としておけば、サービス名が「自動更新」「Automatic Updates」のいずれでも停止可能だ。
C:\>net stop wuauserv
自動更新 サービスを停止中です.
自動更新 サービスは正常に停止されました。
net stopコマンドによる自動更新サービスの停止
サービスを停止させるだけならば、[ファイル名を指定して実行]で上記のコマンドを実行してもよい。「自動更新 サービスを停止中です.」のメッセージは、別ウィンドウが開いて表示される。
「net stop 自動更新」とすると、サービス名が「自動更新」となっている場合は停止するが、「Automatic Updates」の場合はエラーとなる(前述のようにコンピュータごとにサービス名が異なる場合がある)。逆も同様なので、「wuauserv」で停止するのが最も無難だ。だが「wuauserv」というサービス名を忘れてしまった場合は、コマンドを実行するコンピュータのサービス名で停止させるのが手早い。その場合は、「net start」コマンドを実行して、事前にサービス名を確認しておくとよい。
C:\>net start
次の Windows サービスが開始されています:
Acronis Scheduler2 Service
Apple Mobile Device
Application Layer Gateway Service
:
(中略)
:
Windows Time
Wireless Zero Configuration
Workstation
自動更新
コマンドは正常に終了しました。
net startコマンドによる実行中のサービス一覧の表示
net startコマンドをコマンド・プロンプトで実行することで、現在実行されているサービスの一覧を得ることができる(ただしサービスが実行中でない場合は、一覧に表示されない)。これで、自動更新サービスが「自動更新」なのか「Automatic Updates」なのか確認できる。この場合は、「自動更新」で登録されていることが分かる。
管理ツールでサービスを停止する場合と同様、「net stop」コマンドでサービスを停止させる場合も、管理者権限が必要となるので注意が必要だ。管理者権限がない場合は、以下のように「runas」コマンドを利用し、管理者権限を持つユーザーで実行すればよい。また、UAC(ユーザー・アカウント制御)が有効なWindows Vistaで実行するには、コマンド・プロンプトのアイコンを右クリックして[管理者として実行]を選択する必要がある。
C:\>runas /user:<ユーザー名>\<ドメイン名> "net stop wuauserv"
<ユーザー名>\<ドメイン名> のパスワードを入力してください:
runasコマンドを使ったnet stopコマンドの実行
「<ユーザー名>\<ドメイン名> 」は、管理者権限を持つユーザー名を指定する(「<ドメイン名>@<ユーザー名> 」で指定してもよい。ユーザ名の表記方法についてはTIPS「Windowsネットワークにおけるユーザー名とドメイン名の指定方法 」参照)。パスワードが聞かれるので、<ユーザー名>のパスワードを入力して[Enter]キーを入力すると、net stopコマンドが実行され、自動更新サービスが停止する。
自動更新サービスを再開するには、「net start wuauserv」を実行すればよい。自動更新サービスの「スタートアップの種類」がデフォルトの「自動」のままならば、再起動することでサービスを開始させることも可能だ。
C:\>net start wuauserv
自動更新 サービスを開始します.
自動更新 サービスは正常に開始されました。
net startコマンドによる自動更新サービスの開始
サービスを開始させるだけならば、[ファイル名を指定して実行]で上記のコマンドを実行してもよい。
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