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IEの表示文字サイズを素早く変更/元に戻す方法

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ
2001/03/09
2002/07/06 更新
 
対象OS
Internet Explorer 5.0
Internet Explorer 5.1
Internet Explorer 6.0
Webページの中には、ページにたくさんの情報を詰め込もうとするあまり、小さな文字を多用したものなどがある。
このようなページを見るときには、一時的にIEの表示フォント・サイズを拡大したいと思う。
これには[Ctrl]キーを押しながらマウス・ホイールを回転するのが便利である。
 

解説

 Webページには実にさまざまなデザインがある。さまざまなサイトが、それぞれ工夫をこらして、特徴的なページ・デザインを施すのはすばらしいことだ。しかし中にはデザインが先行するあまり、読みやすさが犠牲になってしまっているページを見かけることもある。特に、本Windows Insiderのような情報優先型のページでは、1ページにより多くの情報を詰め込もうとするあまり、小さな文字を多用する傾向がある(反省)。

 こんなときには、Internet Explorer(IE)での表示文字サイズを大きくすれば、多少なりとも読みやすくなるだろう。これには[表示]−[文字のサイズ]メニューを使用する。

IEの[表示]−[文字のサイズ]メニュー
IEでの表示文字サイズを変更するには、この[表示]−[文字のサイズ]メニューを使用する。ここでは[最小]〜[最大]まで、5段階で表示文字サイズを選択できる。
  IEでの表示文字サイズを変更するには、ここで適当なサイズを選択する。デフォルトでは[中]が選択されている。

 このように[表示]−[文字のサイズ]メニューでは、[最小]、[小]、[中]、[大]、[最大]という5段階で表示文字サイズを選択することができる。Webページの設計上、タイプ・フェイス(フォント)や文字サイズのポイント指定などを行っている場合には、ここで[文字のサイズ]を変更しても表示文字サイズは変わらないが、そうでなければ、表示文字サイズを変更することができる。なお、ここで1度表示文字サイズを変更すると、その設定は以後に起動するIEでも有効になる。定常的に表示文字サイズを変更する場合にはこの方がありがたいのだが、今回のケースのように、特定のWebページを見るときだけ文字サイズを大きくしたいというときには、再度メニューを開いて表示文字サイズを元に戻さなければならないため面倒である。


操作方法

ホイール・マウスを使って素早く表示文字サイズを変更する

 読者がホイール付きマウスを使用しているなら、こんなときでも簡単にIEでの表示文字サイズを変更することができる。周知のとおり、ホイール・マウスは、マウスの左右のボタンの間に前後に回転するホイールを備えたマウスで、マイクロソフトが発表して以来、さまざまなマウス・メーカーから同様の機能を持ったマウスが販売されるようになった。

ホイール付きマウス
ホイール付きマウスでは、マウスの右ボタン/左ボタンの間に前後に回転するホイールが装備されている。これを指で前後に回転させることで、ウィンドウ内部の上下スクロールなどを行うことが可能だ。写真はマイクロソフトのIntelliMouse with Intelli Eye。

 本来このホイールは、ウィンドウの内容を上下スクロールさせることを念頭に置いて装備されたものだ。ただし、ホイール操作が可能なためには、ホイール操作によって生成されるマウス・メッセージをアプリケーションが処理できる必要がある(ホイール操作を検出して、スクロール処理などを行う)。当初はMicrosoft OfficeやWindowsのコモン・コントロール(リスト・ボックスなど)、IEなど一部のソフトウェアだけがホイール操作に対応していたが、ホイール・マウスの普及に伴って対応アプリケーションは増加し、現在ではほとんどのアプリケーションがこれに対応している。

 しかしこのホイールは、ウィンドウの上下スクロール以外にもさまざまな使い道がある。その1つが今回ご紹介する方法で、具体的には、[Ctrl]キーを押しながら、ホイールを回転させるというものだ。Word/ExcelなどのOfficeアプリケーション(すべてではない)では、この操作により、ウィンドウの表示内容を拡大したり(ズームイン)、縮小したり(ズームアウト)できる。またIEでは、この操作によって表示文字サイズを変更することができる。以下の画面は、この方法でIEの表示文字サイズを変更したところである(画面はSystem Insiderの記事の一部)。

表示文字サイズ[中](ズーム操作前)
通常、デフォルトでは、表示文字サイズは[中]になっている。これはSystem Insiderの記事の一部を切り出したもの。
 
表示文字サイズ[最小]
[Ctrl]キーを押しながらホイールを前方側に2回回転させ、[中]→[小]→[最小]と表示文字サイズを[最小]にしたところ。前の状態から行の左右の幅は変わっていないので、文字が小さくなった分、同じ領域により多くの文字が表示されている。
 
表示文字サイズ[最大]
[最小]の状態からなら手前側に4回ホイールを回転させ、[最小]→[小]→[中]→[大]→[最大]と表示文字サイズを[最大]にしたところ。

 このように、[Ctrl]+ホイール回転を使えば、表示文字サイズを素早く変更することができる。これなら、文字が小さなWebページを見るときだけ素早く表示文字サイズを拡大し、ページを読み終わったら簡単にサイズを元に戻せる。IEでこの機能を使い、一時的に表示文字を変更したときには、そのページを閉じる前に、文字サイズを元に戻すようにしよう。このホイールを利用した変更も、[表示]−[文字のサイズ]メニューでの変更と同じなので、設定を変更したままウィンドウを閉じると、以後に開くIEのウィンドウでは、新しい文字サイズ設定が有効になってしまうからだ。End of Article

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更新履歴
【2002/07/06】Windows XPを踏まえて情報を一部修正しました。
 
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