Windows Server 2008で無線LANを利用するには、[機能の追加]でワイヤレスLANサービスを追加する。
解説
Windows Server 2008は、その名前のとおりサーバ向けOSであり、主にサーバ・ハードウェアで利用されることを目的に開発されている。しかし管理者や開発者の中には、テストやデモを目的としてノートPCにWindows Server 2008をインストールすることもあるだろう。その際、ノートPCに実装されている無線LANが利用できると、会議室などでもネットワークに接続でき、デモなどが行いやすい。
しかしサーバ向けOSということもあり、Windows Server 2008ではインストール時に無線LANが自動的に認識されることはない。また現状では、多くの無線LANチップがWindows Server 2008を正式にサポートしておらず、Windows Server 2008向けのデバイス・ドライバも提供されていない。
ただWindows Server 2008は、Windows Vista SP1がベースとなっており、多くのシステム・ファイルが共通化されている。毎月のようにリリースされるセキュリティ修正プログラムが、Windows VistaとWindows Server 2008でまったく同じものとなっていることからも、両者の共通性の高さうかがえる。そのため、動作が保証されているわけではないが、多くのデバイスでWindows Vista向けのデバイス・ドライバがWindows Server 2008でもそのまま利用できる。
Windows Server 2008の[デバイス マネージャ]の画面
Windows Vista向けのIntel PRO/Wireless 3945ABGのデバイス・ドライバをWindows Server 2008にインストールした。デバイス・ドライバが正常に動作していることが分かる。
Windows Vista向けデバイス・ドライバをインストールしたことで「Intel PRO/Wireless 3945ABG」が正常に動作した。
ところが、単にWindows Vista向けのデバイス・ドライバをWindows Server 2008にインストールしただけでは、無線LANは利用できない。Windows Server 2008の[ネットワークと共有センター]−[ネットワークに接続]を開いても、「ネットワークを検出できません」と表示されてしまい、無線LANが正常に機能していないことが分かる。ここで、Windows Server 2008では無線LANが利用できないとあきらめてしまっている人も多いようだ。そこで、Windows Server 2008で無線LANを利用可能にする方法を紹介する。
Windows XPやWindows Vistaでは、デバイス・ドライバを正しくインストールさえすれば、無線LANが利用できたため、Windows Server 2008において[ワイヤレスLANサービス]の機能追加が必要であることに気付きにくい。ノートPCにWindows Server 2008をインストールする際の落とし穴になりやすいので知っておくとよい。