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Internet Explorerのバージョンを確認する方法

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 島田 広道
2009/02/27
対象OS
Windows 2000
Windows XP
Windows Server 2003
Windows Vista
Windows Server 2008
Internet Explorer(IE)はバージョンアップを重ねてきたため、同じ部門/部署でも複数バージョンのIEが混在しがちだ。
特に社内のWebアプリケーションのクライアントとしてIEを利用する場合、バージョンの違いによる挙動の変化や不具合を防ぐため、クライアントPCのIEのバージョンを把握しておく必要がある。
IEのバージョンを確認するには、GUIで操作するか、レジストリを参照する。

解説

 Windows標準のWebブラウザであるInternet Explorer(IE)は登場以来、バージョンアップを重ね、近々8代目のInternet Explorer 8が登場する予定だ。こうしたバージョンアップは機能向上などの利点がある半面、バージョンごとの機能差に悩まされる可能性もある。特にIEの場合、下表のようにWindows OSによってプレインストールされているIEのバージョンが異なる場合があり、同じ部門/部署などのグループ内でも複数バージョンが混在しがちだ。

OS
Internet Explorerのバージョン
5.01
5.5
6
7
8*1
Windows 2000
○(プレインストール)
○(ただしサポート終了) ○(IE6 SP1*2
×
×
Windows XP
×
×
○(プレインストール) *3
x86x64
Windows Server 2003
(R2を含む)
×
×
○(プレインストール)
x86x64
Windows Vista
×
×
×
○(プレインストール)
Windows Server 2008
(フル・インストール)
×
×
×
○(プレインストール)
Windows Server 2008
(Server Core)
×
×
×
×
×
OS別のIEのインストール可否およびプレインストール状況
「○(プレインストール)」はOSの初期状態でインストール済みを表す。「○」はインストール可能、「×」はインストール不可をそれぞれ表している。リンク先はインストーラのダウンロード・ページ。
*1 予定。本稿執筆時点ではIE8 RC1の公開テスト中。
*2 インストール方法についてはTIPS「IE 6.0 SP1のインストール用コンポーネントのダウンロードだけを行う」も参考になる。
*3 IE7の詳細は製品レビュー「使い勝手とセキュリティ機能が改善された新ブラウザ、Internet Explorer 7」が参考になる。

 これはWebアプリケーション運用上の課題となる。Windowsプレインストールゆえ配布の手間が不要なIEは、WebアプリケーションのクライアントWebブラウザとして利用されることが多い。しかしクライアントによってIEのバージョンが異なると、Webアプリケーションの挙動が変わったり、不具合が生じたりすることがある。各クライアントのIEのバージョンを把握しておかないと、適切な障害対応ができない。

 そこで本稿では、IEのバージョンを確認する複数の方法を説明する。また自動検出用のバッチ・コマンドも用意したのでご利用いただきたい。

操作方法

 本稿では、IEのGUIを対話的に操作してバージョン番号を表示させる方法と、レジストリに格納されたIEのバージョンを取得する方法の2種類を説明する。特に後者は、リモート・コンピュータのIEのバージョン取得に役立つ。

GUIでIEのバージョンを取得する

 GUIを介してIEのバージョンを確認するには、一般的なWindowsアプリケーションと同様、[ヘルプ]−[バージョン情報]を実行する。表示されたダイアログ・ボックスの[バージョン]にIEのバージョン番号が記載されているはずだ。

IEのバージョン情報ダイアログ・ボックス
これはWindows XP SP3のIE6の例。[ヘルプ]−[バージョン情報]メニューを実行すると表示される。
IEのバージョン番号。「<メジャー・バージョン>.<マイナー・バージョン>.<ビルド>.<サブ・ビルド>」の順にピリオドで区切られている。後ろの文字列がなく、単にバージョン番号だけが記されている場合もある。
この欄にはIEまたはOSの適用済みService Packレベルが表示される。しかし、のバージョン番号からService Packレベルも判定できるので、特に注目する必要はない。

 取得したバージョン番号を下表と照らし合わせると、IEのバージョンやService Pack、OSなどを判定できる。

取得された
バージョン番号
IEのバージョンと
Service Pack
OS
5.00.2920.0000 Internet Explorer 5.01 SP未適用 Windows 2000 SP未適用
5.00.3103.1000 Internet Explorer 5.01 SP1 Windows 2000 SP1
5.00.3315.1000 Internet Explorer 5.01 SP2 Windows 2000 SP2
5.00.3502.1000 Internet Explorer 5.01 SP3 Windows 2000 SP3
5.00.3700.1000 Internet Explorer 5.01 SP4 Windows 2000 SP4
5.50.4134.0600 Internet Explorer 5.5 SP未適用 Windows 2000
5.50.4522.1800 Internet Explorer 5.5 SP1 Windows 2000
5.50.4807.2300 Internet Explorer 5.5 SP2 Windows 2000
6.0.2600.0000 Internet Explorer 6 SP未適用 Windows 2000または
Windows XP SP未適用
6.0.2800.1106 Internet Explorer 6 SP1 Windows 2000または
Windows XP SP1/SP1a
6.0.2900.2180 Internet Explorer 6 Windows XP SP2
6.0.2900.5512 Internet Explorer 6 Windows XP SP3
6.0.3790.0 Internet Explorer 6 Windows Server 2003 SP未適用
6.0.3790.1830 Internet Explorer 6 Windows Server 2003 SP1
6.0.3790.3959 Internet Explorer 6 Windows Server 2003 SP2
7.0.5730.1100
(7.0.5730.11)
または
7.0.5730.1300
(7.0.5730.13)
Internet Explorer 7 Windows XP SP2/SP3または
Windows Server 2003 SP1/SP2
7.0.6000.16386〜 Internet Explorer 7 Windows Vista SP未適用
7.0.6001.18000 Internet Explorer 7 Windows Vista SP1または
Windows Server 2008 SP1
8.0.6001.18372 Internet Explorer 8 RC1 Windows XP SP2/SP3または
Windows Server 2003 SP2、
Windows Vista、Windows Server 2008
バージョン番号とIEのバージョン、Service Pack、OSとの対応(x86のみ)
同じメジャー・バージョン/マイナー・バージョンでも、OSやそのService Packによってビルド番号やサブ・ビルド番号が異なる。そのため、IEのバージョンのみならずOSやそのService Packもある程度は特定できる。

 上表で「6.0.2900.2180」すなわちWindows XP SP2のIE6以降にService Packレベルが記載されていないのは、IE自身に対するService Packがリリースされなくなったためだ。それまではIE向けにService Packが提供されていた。Windows XP SP2以降、IEの更新には、OS向けのService PackやIE向けの累積セキュリティ・パッチを適用する必要がある。

 少し注意が必要なのは、Service Packが未適用のWindows VistaにおけるIE7のサブ・ビルド番号が、IEのパッチ適用によって変わってしまうことだ。ほかのOS/Service Packではこのような現象は見られなかった。ただし、バージョン番号とビルド番号すなわち「7.0.6000」だけでIE7とService Pack未適用のWindows Vistaと判定できるので、IEのバージョンを確認するだけなら問題ではない。

レジストリを参照してIEのバージョンを取得する

 IEのバージョンはレジストリにも格納されており、レジストリ・エディタやreg.exeなどで下記のレジストリ・エントリを参照すれば、IEのバージョン番号を取得できる。

項目 内容
キー HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Internet Explorer
値の名前 Version
値の型 文字列型(REG_SZ型)
値の内容 バージョン番号
IEのバージョン検出用レジストリ・エントリ
値「Version」にIEのバージョン番号が格納されている。前述のGUIで表示されるバージョン番号と共通なので、前述の表と照合すればIEのバージョンなども判定できる。

 このバージョン番号も、前述の表と照合してIEのバージョンやOSおよびそのService Packを判定できる。

IEのバージョンをバッチ・コマンドで確認する

 特に複数のPCが対象の場合、上記のレジストリ・エントリをいちいち手動で確認するのは手間がかかる。そこで、レジストリを自動的に参照してIEのバージョンなどを検出・表示するバッチ・ファイルを用意した。

 なお、Windows 2000でこのバッチ・ファイルを実行する場合は、あらかじめTIPS「コマンド・プロンプトでレジストリを操作する」を参照してreg.exeを実行可能にしていただきたい。

 このZIPファイルを展開して、checkiev.cmdというファイルを書き込み可能なフォルダに保存する(一時ファイルを作成するため)。管理者アカウントでログオンしていることを確認してから、引数なしでcheckiev.cmdを実行すると、実行したコンピュータに組み込まれているIEのバージョンが表示される。

 また引数に「\\<コンピュータ名>」を指定すると、リモートからそのコンピュータのIEのバージョンを調査して表示できる。ただし、checkiev.cmdを実行するコンピュータから、対象のリモート・コンピュータのレジストリにアクセスできる必要がある。具体的には、リモート・コンピュータのRemote Registryサービスが起動していること、ファイアウォールでMicrosoft Windowsネットワークを遮断していないことを確認する。End of Article

C:\Temp> checkiev.cmd \\UserPC01
----- \\UserPC01 -----
Internet Explorer 7(Windows XPまたはWindows Server 2003)がインストール済みです。
checkiev.cmdの実行例
リモート・コンピュータを調査した例。IEのバージョンおよびOS、そのService Packレベルの情報が表示される。

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このリストは、(株)デジタルアドバンテージが開発した
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