Windows TIPS
[System Environment]
  Windows TIPS TOPへ
Windows TIPS全リストへ
内容別分類一覧へ

IISのサイト設定でIE8の互換表示モードを強制する

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2009/04/17
対象OS
IIS 6.0
IIS 7.0
IE8の互換表示モードを利用すると、IE8未対応のWebページをIE7互換のモードで表示させることができる。
しかしこのモード切り替えをユーザー側で行わせるのは不親切である。
Webサイト側で特別なヘッダ情報を送信するようにしておくと、IE8は自動的に互換表示モードを利用して表示する。
解説

 Internet Explorer 8(以下IE8)ではCSSやHTMLなどの標準規格に対する実装の方法(規格への準拠の度合い)が変わり、より正確にレンダリングされるようになった。その結果、従来のInternet Explorer 7(IE7)とIE8では、同じWebサイトを表示させた場合でも、その結果が異なることがある。具体的にはIE7向けに作られたWebページを閲覧すると、IE8では表示が崩れてしまうことがある。

 これを解決する1つの方法として、IE8には「互換表示モード」が用意されている。このモードをオンにすると、従来のIE7と同様の方法でレンダリングを行うようになる。本来ならばIE8でも正しく表示できるように、Webサイト側で(HTMLコードを書き換えるなどして)対処しなければならないのだが、すべてのコンテンツを改修するには手間やコストがかかるので、このモードを利用して閲覧してもらえば、Webサイト側では何もする必要がなくなり、便利である。

互換表示モードの表示ボタン
IE8ではうまく表示できないページの場合は、このボタンを押して互換モードにすると、正しく表示できる可能性がある。
互換表示のためのボタン。サイト側でIE8対策が行われていないと、このようなボタンが表示される。

 とはいえ、ユーザーにいちいち互換表示モードへ切り替えてもらうのは不親切だし、徹底するのは不可能だろう。このような場合は、Webサイト側で特別なヘッダ設定を行うことにより、IE8の互換表示モードでの閲覧を強制することができる。具体的には、HTTP応答に「X-UA-Compatible: IE=emulateIE7」というカスタム・ヘッダを追加するか、「<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=EmulateIE7" />」というMETAタグを含めるようにすればよい。こうすれば、IE8は互換表示モード(IE7のエミュレート・モード)で動作するようになる。またIE8のアドレス・バー部分には互換表示のためのボタンも表示されなくなるので、ユーザーがどちらのモードで閲覧するべきか迷うこともなくなる。

 この対策は、既存のコンテンツ(のHTMLコード)を変更するのではなく、(通常は)Webサーバの設定を少し変更するだけでできるので、すぐにでも実施できるだろう。当面はこの方法で対処しておき、今後新しく作るコンテンツからはIE8(の本来の表示モード)に正式対応すればよいだろう。

 Webサーバでカスタム・ヘッダを利用する方法は、各Webサーバのソフトウェアごとに異なるが、本TIPSでは、IIS 6.0/7.0での方法について解説する。

操作方法

IIS 6.0でカスタム・ヘッダを追加する

 Windows Server 2003/Windows XPのIIS 6.0でカスタム・ヘッダを追加するためには、まず[管理ツール]−[インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ]を開く。次に[Webサイト]の下にある目的のサイトを右クリックして(カスタム・へッダの追加はサイトごとに行う)、ポップアップ・メニューから[プロパティ]を選択する。そして[HTTPヘッダー]タブを選択する。

カスタム・ヘッダの追加(1)
カスタム・ヘッダの追加はサイトごとに行う。
サイトのプロパティを開き、このタブを選択する。
これをクリックして追加する。

 次にカスタム・ヘッダを追加する。

カスタム・ヘッダの追加(2)
これらの値を設定する。
「X-UA-Compatible」と入力する。
「IE=EmulateIE7」と入力する。

IIS 7.0でカスタム・ヘッダを追加する

 Windows Server 2008/Windows VistaのIIS 7.0でカスタム・ヘッダを追加するためには、まず[管理ツール]−[インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ]を開く。次に[サイト]の下にある目的のサイトを選択して(カスタム・へッダの追加はサイトごとに行う)、右側のウィンドウから[HTTP 応答ヘッダー]をクリックする。

カスタム・ヘッダの追加(1)
カスタム・ヘッダの追加はサイトごとに行う。
サイトを選択する。
これをクリックする。

 次にカスタム・ヘッダを追加する。End of Article

カスタム・ヘッダの追加(2)
これらの値を設定する。
これをクリックすると追加のためのダイアログが表示される。
「X-UA-Compatible」と入力する。
「IE=EmulateIE7」と入力する。

この記事と関連性の高い別のWindows TIPS
Internet Explorer 8の自動更新をブロックする
Internet Explorer 6(IE6)とInternet Explorer 8(IE8)とのUIの違いを知る
アドレス表記を変更してIEのゾーンを切り替える
IISで単一IPアドレスのサーバに複数のWebサイトを設置・運用する(ホスト・ヘッダ編)
Internet Explorer 8の[ソースの表示]メニューで起動するエディタを変更する
このリストは、(株)デジタルアドバンテージが開発した
自動関連記事探索システム Jigsaw(ジグソー) により自動抽出したものです。
generated by

「Windows TIPS」

TechTargetジャパン

Windows Server Insider フォーラム 新着記事
  • Googleカレンダーで数年後の年月日へ素早く移動する (2014/12/18)
     PC版Googleカレンダーで数年後の予定を追加するには、[次]ボタンを何十回もクリックしなければならず面倒だ。そこを数回のクリックですぐ移動する方法とは?
  • PC版Gmailで常に「全員」へ返信する (2014/12/17)
     PCのWeb版Gmailで返信メールを起稿すると、デフォルトでは元のメールの送信者だけに返信される。他の受信者も含めて全員に返信されるようにするには?
  • 第442話 大は小を兼ねる (2014/12/16)
     「迷ったら、小さい方より、大きい方を選んでおくといいぞ。『大は小を兼ねる』というからね」「先生、そうとばかりは限りません」
  • 組織導入のためのChromebook管理術 (2014/12/15)
     日本でも販売された「Chromebook」。組織導入を検討しているところも多いのでないだろうか。そこでChrome管理コンソールを使った管理方法を解説する
@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

キャリアアップ

- PR -

イベントカレンダー

PickUpイベント

- PR -

アクセスランキング

もっと見る
- PR -

ホワイトペーパーTechTargetジャパン

ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

第5回 マスとデジタルが与えている影響を可視化する「インパルス応答」
現状の整理だけでは「分析した」とは言えない。しかし、マスとデジタルが与え合う影響を...

博報堂グループ、複数のネットスーパーの合計金額を比較できるポータルサイト 「NESPA」スタート
博報堂DYホールディングス傘下の出資目的子会社であるAD plus VENTUREは12月16日、NESPA ...

スタッフの作業効率改善へ ―― アプリックスのBeacon、星野リゾートの実証実験に採用
アプリックスIPホールディングスは12月17日、同社が提供するBeaconが、星野リゾートの運...