Windows TIPS
| [System Environment] |
Office 2000のインストールの有無をリモートから確認する
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Office 2000のセキュリティ・パッチ提供は2009年7月14日に終了するため、何らかの対策を早急に行う必要がある。 |
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それにはOffice 2000がインストールされたPCを特定しなければならない。 |
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ネットワーク経由で各PCのレジストリを参照すれば、複数のPCで自動的にOffice 2000がインストールされているかどうかをチェックできる。 |
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最初のリリースから約10年が経つOffice 2000は、Office 2003まで文書フォーマットに互換性があったことなどから、今でも使い続けているユーザーが企業にも多いという。しかしマイクロソフトは2009年7月14日に、Office 2000の全サポートを終了し、これ以降にOffice 2000の新たな脆弱性が明らかになってもセキュリティ・パッチを提供しないと表明している。たとえこの脆弱性を悪用するウイルスなどが流布しても、脆弱性そのものは放置されるということだ。つまりOffice 2000を使い続けるリスクは格段に上がってしまう(詳細はTIPS「Office Updateサイトが閉鎖される前にやっておくべきこと」参照)。
このためOffice 2000をインストールしたPCは、サポート継続中のOffice製品にアップグレードしたり、最低限、既存のセキュリティ・パッチだけでも適用したりするなど、早急に何らかの対策を必要とする。それには、Office 2000がインストールされたPCを確認して特定する必要がある。とはいえ企業などで複数のPCが対象の場合、手動でWindowsを対話的に操作して確認するのはまったく現実的ではない。パッチ管理ツールWSUSも、Office 2000のインストールは検出できない。
ネットワーク経由で各PCのレジストリにアクセス可能なら、Office 2000がインストール時に書き込むレジストリ・キーをリモートから調べられる。これにより、バッチ・ファイルなどと併用すれば、ネットワークに接続された複数のPCを自動的にスキャンすることも可能だ。
レジストリ・キーからインストール済み製品名を調べる
Office製品のインストールを確認するには、次のレジストリ・キーの有無を調べる。
- HKEY_LOCAL_MACHINE の \SOFTWARE\Classes\Installer\Products\<圧縮されたGUID>
GUIDとは製品ごとに割り当てられたユニークなIDの一種で、製品の識別に用いられる。つまり、製品ごとに対象のレジストリ・キーは異なる。Office 2000ファミリの場合、代表的なエディションについては「<圧縮されたGUID>」の部分は下表のように決められている。
| 製品名 |
レジストリ・キー名 |
| Office 2000 Personal |
114060001E872D116BF00006799C897E |
| Office 2000 Standard |
114020001E872D116BF00006799C897E |
| Office 2000 Professional |
114010001E872D116BF00006799C897E |
| Office 2000 Premium |
114000001E872D116BF00006799C897E |
| Office 2000 Disc 2 |
114040001E872D116BF00006799C897E |
| Word 2000単体版 |
114071001E872D116BF00006799C897E、
1140D1001E872D116BF00006799C897E |
| Excel 2000単体版 |
114011001E872D116BF00006799C897E |
| Outlook 2000単体版 |
114061001E872D116BF00006799C897E |
| PowerPoint 2000単体版 |
114031001E872D116BF00006799C897E |
| Access 2000単体版 |
114001001E872D116BF00006799C897E |
| FrontPage 2000単体版 |
114021001E872D116BF00006799C897E |
| Publisher 2000単体版 |
114041001E872D116BF00006799C897E、
1140A1001E872D116BF00006799C897E |
| Access 2000ランタイム |
1140F4001E872D116BF00006799C897E、
114081001E872D116BF00006799C897E |
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| 日本語版Office 2000ファミリの情報が格納されているレジストリ・キー名 |
| 代表的なエディションをリストアップした。これらのキーが存在するなら、該当製品がインストール済みということを表す。先頭の「1140」は日本語版を表しており、ほかの言語では別の値が入る。エディションを表しているのは左から5〜6桁目の数値である(詳細は、マイクロソフト・サポート技術情報KB230848「Office 2000 での製品コード GUID の番号付けのしくみ」参照)。 |
日本語版Office 2000ファミリを網羅的に調べるには、「1140**001E872D116BF00006799C897E」の5〜6桁目に00〜FFまでの16進数を代入したキーをスキャンする。キーが見つかったら値「ProductName」から製品名を確認する。例えばSR-1適用済みのOffice 2000 Premiumでは、「Microsoft Office 2000 SR-1 Premium」という製品名がProductNameに格納されている。
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| Office 2000ファミリの情報が格納されたレジストリ・キーの例 |
| これはOffice 2000 PremiumをインストールしたPCで、HKEY_LOCAL_MACHINE の \SOFTWARE\Classes\Installer\Products以下をレジストリ・エディタで参照しているところ。 |
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前述のキー「1140**001E872D116BF00006799C897E」に該当するキーを探して選択する。 |
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インストールされている製品はOffice 2000 Premiumであることが分かる。 |
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Office 2000ファミリの製品名をバッチ・コマンドで確認する
レジストリ・キーをいちいち手動で確認するのは面倒なので、上表に記したOffice 2000ファミリの代表的なエディション(製品)を自動的に検出・表示するバッチ・ファイルを用意した。
なお、Windows 2000でこのバッチ・ファイルを実行する場合は、あらかじめTIPS「コマンド・プロンプトでレジストリを操作する」を参照してreg.exeを実行可能にしていただきたい。
このZIPファイルを展開して、chkof2kvr.cmdというファイルをフォルダに保存する。管理者アカウントでログオンしていることを確認してから、引数なしでchkof2kvr.cmdを実行すると、実行したコンピュータにインストールされているOffice 2000ファミリの製品名が表示される。
また引数に「\\<コンピュータ名>」を指定すると、リモートからそのコンピュータにOffice 2000ファミリがインストール済みかどうか調査して表示できる。ただし、chkof2kvr.cmdを実行するコンピュータから、対象のリモート・コンピュータのレジストリにアクセスできる必要がある。具体的には、リモート・コンピュータのRemote Registryサービスが起動していること、ファイアウォールでMicrosoft Windowsネットワークを遮断していないことなどを確認する(詳細はTIPS「リモートからレジストリを操作する」を参照)。
C:\Temp> chkof2kvr.cmd \\UserPC01
----- \\UserPC01 -----
Office 2000 Premium がインストール済みです。 |
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| chkof2kvr.cmdの実行例 |
| リモート・コンピュータを調査した例。Office 2000ファミリの製品名が表示される。 |
複数のPCを自動的に調査するには、テキスト・ファイル(次の例ではcplist.txt)に対象コンピュータ名の一覧を記してから、次のようにforコマンドを利用して繰り返し実行する。
C:\Temp> type cplist.txt
UserPC01
UserPC02
FileServer01
C:\Temp> for /F %i in (cplist.txt) do @chkof2kvr.cmd \\%i
----- \\UserPC01 -----
Office 2000 Premium がインストール済みです。
----- \\UserPC02 -----
Office 2000 Personal がインストール済みです。
----- \\ FileServer01 -----
chkof2kvr.cmd: Office 2000ファミリは検出されませんでした。
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forコマンドの利用方法については、連載「Windows 2000コマンドライン活用徹底――第7回 forコマンド(その1)」が参考になる。
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