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無料のツールでスケジュール管理を行う(Mozilla Sunbird編)

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 小林 章彦
2009/09/11
対象OS
Windows XP
Windows Server 2003
Windows Vista
Windows Server 2008
Windows 7
Windows Server 2008 R2
会議や訪問などの予定をきちんと管理しておかないと、同じ時間に別の予定を入れてしまったり、予定を忘れてしまったりといったミスを起こしやすい。
スケジューラを使って予定を管理すればよいのだが、Windows OSには標準でスケジューラが装備されていない。
Mozillaの「Calendarプロジェクト」で開発されている「Mozilla Sunbird」を利用すると、無料ソフトで手軽にスケジュール管理が行える。

解説

 普段コンピュータを利用しているなら、スケジュールもスケジューラ・ソフトウェアで管理したくなる。しかし、Windows OSには標準でスケジューラ・ソフトウェアが装備されていない。スケジューラ・ソフトウェアとしては、特にビジネス用途ではマイクロソフトのOutlookがポピュラーで、高機能でよいのだが、スケジュールだけをシンプルに管理するという目的には少々高機能すぎる。

 スケジューラ・ソフトウェアは、シェアウェアやフリーソフトウェアなどでもさまざまな製品が提供されているので、自分の気に入ったものを選ぶとよい。このうち本稿では、Mozillaの「Calendarプロジェクト」で開発されているスケジューラ・ソフトウェア「Mozilla Sunbird」を取り上げる。すでにアドオンなども提供されており、後述のようにGoogleカレンダーとの連係も可能となっている。

操作方法

 Sunbirdは、以下のWebページの[Windows, 日本語版]のリンクをクリックするとインストール・パッケージがダウンロードできる(sunbird-0.9.ja.win32.installer.exe:約5Mbytes)。原稿執筆時点のバージョンは0.9である(すでにリリースから1年近く経ており、比較的安定したバージョンとなっている)。ダウンロードしたインストール・パッケージを実行すると、インストール・ウィザードが起動するので、ウィザードに従って「ソフトウェア使用許諾」に同意するなどすればよい。

 予定を入力するには、カレンダーの該当日をダブル・クリックして表示される[予定作成:新しい予定]ダイアログに必要事項を入力すればよい。保存して閉じる]ボタンをクリックすれば、カレンダーに予定が追加される。使用方法はいたってシンプルである。

Sunbirdの画面
Sunbirdの画面構成は、Googleカレンダーなどのスケジューラ・ソフトウェアと同様で、シンプルで分かりやすいものとなっている。基本的な使い方ならば、マニュアルを読まなくてもマスターできるだろう。
新規のスケジュールは、カレンダーの該当する日をダブル・クリックすればよい。→
ToDoは、ここをダブル・クリックすると追加できる。
カレンダー・ペインの表示を日/週/多週/月に切り替えられる。

Sunbirdの[予定作成:新しい予定]ダイアログの画面
件名や開始日時、終了日時などを入力し、[保存して閉じる]ボタンをクリックすれば、カレンダーに予定が追加される。ファイルの添付も可能なので、電子メールで送付されてきた案内や招待状などを、添付しておくことも可能だ。

 Sunbirdでは、複数のカレンダーが管理可能となっている。デフォルトでは、[Home]と名付けられたカレンダーが作成されているが、左ペインの[カレンダーリスト]タブの右クリック・メニューから[新しいカレンダー]を選択すると、新しいカレンダーが追加できる。[カレンダーリスト]タブのカレンダー名の前にあるチェックで、カレンダーに表示するスケジュールをオン/オフすることも可能だ。例えば「仕事」と「個人」のカレンダーを別にして、両方のチェックをオンにしておけば、両方のスケジュールが表示されるし、「個人」のチェックをオフにすれば「仕事」のスケジュールのみがカレンダーに表示されるといった具合だ。

新しいカレンダーの追加
左ペインの[カレンダーリスト]タブの空いているところを右クリックして表示されるメニューから[新しいカレンダー]を選択すると、新しいカレンダーが追加できる。
新しいカレンダーを追加するには右クリック・メニューから[新しいカレンダー]を選択する。→

[新しいカレンダー]ウィザードの画面
新しいカレンダーを追加するには、[新しいカレンダー]ウィザードに従って、カレンダー名などを入力する。[カレンダーの保存先]で[このコンピュータに保存する]を選択すれば、ローカルにカレンダーが保存される。[ネットワークのサーバに保存する]を選択すれば、ネットワーク上のスケジューラ(後述)に保存できる。→

 また「Provider for Google Calendar」アドオンを利用することで、Googleカレンダーと連係して表示/編集することも可能となる。Provider for Google Calendarは、以下のWebページの[今すぐダウンロード]をクリックし、「Provider for Google Calendar」アドオン(provider_for_google_calendar-0.5.4-sb+tb.xpi:104Kbytes)でダウンロードできる。

 Provider for Google Calendarのインストールは、Sunbirdの[ツール]−[アドオン]メニューを選択し、[アドオン]ダイアログの[インストール]ボタンをクリックして行う。[インストールする拡張機能の選択]ダイアログで「provider_for_google_calendar-0.5.4-sb+tb.xpi」を選択、[ソフトウェアインストール]ダイアログで[今すぐインストール]ボタンをクリックし、Sunbirdを再起動すればインストールが完了する。

 GoogleカレンダーをSunbirdで表示/編集可能にするには、まずGoogleカレンダーのアドレスを取得しておく必要がある。連係したいGoogleカレンダーを持つアカウントでiGoogleにログオンし、Googleカレンダーを表示する。[マイカレンダー]の[設定]をクリック、[カレンダー設定]の[カレンダー]タブでカレンダー名をクリックすると、[カレンダーの情報]タブが開くので、ここで[カレンダーのアドレス]の[XML]ボタンをクリックすると、[カレンダーのアドレス]ダイアログに、開いているGoogleカレンダーのアドレスが表示される。このアドレスをコピーしておく。

Googleカレンダーの[カレンダーの情報]タブ画面
この画面を開き、[カレンダーのアドレス]の[XML]ボタン()をクリックすると、Googleカレンダーのアドレスが表示される。

[カレンダーのアドレス]ダイアログの画面
[カレンダーのアドレス]ダイアログのGoogleカレンダーのアドレス()をコピーしておく。このアドレスでGoogleカレンダーとの連係が可能になる。

 続いて前述の[新しいカレンダー]ウィザードで[ネットワークのサーバに保存する]を選択、[カレンダーの保存先]で[Googleカレンダー]を選び、[場所]にコピーしておいたGoogleカレンダーのアドレスを入力すれば、GoogleカレンダーがSunbirdと連係可能になる。

[新しいカレンダー]ウィザードの[カレンダーの保存先]画面
Googleカレンダーと連係するには、[カレンダーの保存先]で[Googleカレンダー]()を選択し、[場所]()にGoogleカレンダーのアドレスを入力する。

 これで、Sunbird上でGoogleカレンダーの表示/編集が可能になる。Sunbirdに追加したGoogleカレンダーに予定を追加すれば、それがGoogleカレンダーに反映される。

Sunbirdで取得したGoogleカレンダーの情報
Provider for Google CalendarでSunbirdとGoogleカレンダーを連係するように設定した。これで、Sunbird上でGoogleカレンダーの表示/編集が可能になる。表示されている予定は、すべてGoogleカレンダー上の情報である。

 デフォルトのままでは、インターネット(Google)に接続できる場合にのみSunbird上にGoogleカレンダーの情報が表示されるだけである。そのため、外出先などのインターネットに接続されていない状態では、Googleカレンダーの情報が表示できない。そこで、Sunbird上のGoogleカレンダー名の右クリック・メニューで[プロパティ]を選択して表示される[カレンダーを編集]ダイアログにある[キャッシュ(実験的、再起動が必要)]をチェックする。Sunbirdを再起動すれば、Googleカレンダーの情報がSunbird上にキャッシュされる。これで、インターネットに接続していない状態でも、Googleカレンダーの情報が表示可能になる。ただしインターネットに未接続の場合は、予定を変更したり、追加したりするとエラーとなってしまうので注意が必要だ。End of Article

カレンダーのプロパティ画面
Googleカレンダーと連係するように設定したカレンダーのプロパティにある[キャッシュ]にチェックを入れ、Sunbirdを再起動すれば、インターネットに接続していない状態でも以前に読み込んだGoogleカレンダーの情報が表示可能になる。
[キャッシュ]をチェックすれば、Googleカレンダーの情報がキャッシュされて、インターネットに接続していない状態でも表示可能になる。

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