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Windows 7/Windows Server 2008 R2でVHDファイルを作成する

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 小林 章彦
2009/11/13
対象OS
Windows 7
Windows Server 2008 R2
仮想マシン環境で利用するVHDファイルは、アプリケーションやデータなどを含む1つのファイルとなるため、バックアップなどが容易に行える。
Windows 7やWindows Server 2008 R2では、VHDファイルを直接マウントして、1つのドライブとして利用できる。
Windows 7やWindows Server 2008 R2では、[ディスクの管理]ツールなどでVHDファイルを作成できる。

解説

 Windows 7やWindows Server 2008 R2では、仮想マシン環境で利用されるVHDファイルを直接マウントして1つのドライブとして読み書きできる(マウント方法については、Windows TIPS「Windows 7/Windows Server 2008 R2でVHDファイルを直接マウントする」参照のこと)。VHDファイルは、アプリケーションやデータなどを含む1つのファイルとなるため、バックアップなどが容易に行えるというメリットがある。

 VHDファイルは、Virtual PCやHyper-Vなどの仮想化ソフトウェアで作成できるほか、実はWindows 7/Server 2008 R2で作成することも可能になっている。そこで、本稿では、Windows 7/Server 2008 R2において、VHDファイルを作成する方法を紹介する。

操作方法

 VHDファイルを作成するには、[ディスクの管理]ツールを利用する方法と、diskpartコマンドを利用する方法の2つがある。

■[ディスクの管理]ツールを利用する方法
 手軽なのが、GUIで操作可能な[ディスクの管理]ツールを利用する方法だ。[スタート]−[プログラムとファイルの検索]に「diskmgmt.msc」と入力するか、[コンピュータ]アイコンを右クリックして、ポップアップ・メニューから[管理]を選択して、[ディスクの管理]ツールを起動する。

 [ディスクの管理]ツールの[操作]−[VHDの作成]メニューを選択する。[仮想ハードディスクの作成と接続]ダイアログが開くので、ここで作成するVHDファイルのパスとファイル名、「仮想ハードディスクのサイズ」を入力する。また仮想ハードディスクのフォーマットとして「容量可変」と「容量固定」の選択が可能だ。容量可変にすると、使用しているデータ量に応じて、「仮想ハードディスクのサイズ」で指定したサイズまで自動的に拡張される。容量固定は、データ量にかかわらず「仮想ハードディスクのサイズ」で指定したサイズでVHDファイルが作成される。

[ディスクの管理]ツールでVHDファイルを作成する
VHDファイルをマウントするには、[操作]−[VHDの作成]メニューで行う。
[操作]−[VHDの作成]メニューを選択する。
[仮想ハードディスクの作成と接続]ダイアログで、作成するVHDファイルのパスとファイル名を入力する。
作成する仮想ハードディスク(VHDファイル)のサイズを入力する。
仮想ハードディスクのフォーマットとして「容量可変」と「容量固定」のいずれかを選択する。

 [ディスクの管理]ツールにディスクが追加されるので、通常のハードディスクの場合と同様、初期化などの作業を行う。追加されたディスク(この例では、「ディスク 1」)を右クリックし、メニューから[ディスクの初期化]を選択する。次にボリュームの右クリック・メニューから[新しいシンプル ボリューム]を選択、[新しいシンプル ボリューム]ウィザードが起動するので、指示に従ってボリューム・サイズやドライブ文字などを指定する。これで、VHDファイルが指定したドライブ文字にマウントされ、読み書きが可能になる。

VHDファイルを作成した後の[ディスクの管理]ツール
作成されたVHDディスクがディスクとして追加されるので、通常のハードディスクの場合と同様、初期化などの作業を行う。
右クリック・メニューから[新しいシンプル ボリューム]を選択する。

作成したVHDファイルを開いたWindowsエクスプローラの画面
作成したVHDファイル(D:ドライブ)のプロパティとWindowsエクスプローラで開いたところ。このようにVHDファイルが、通常のドライブとしてWindowsエクスプローラなどで操作可能になる。

■diskpartコマンドを利用する方法
 コマンドに慣れている人は、diskpartコマンドを利用するとすばやくVHDファイルが作成できるだろう。コマンド・プロンプトを起動し、以下のコマンドを実行すればよい。

C:\>diskpart
DISKPART> create vdisk file="c:\vhd\test.vhd" maximum=200
DISKPART> attach vdisk
DISKPART> list disk
DISKPART> select disk 1
DISKPART> create partition primary
DISKPART> format fs=ntfs quick
DISKPART> assign letter=d:
DISKPART> exit

一連のコマンドを実行した結果の画面
上記のコマンドを実行すると画面のようなメッセージなどが出力される。
VHDファイルを指定のサイズで作成する。サイズ指定の単位はMbytesである。デフォルトでは容量固定タイプで作成されるが、容量可変タイプにするには「type=expandable」パラメータも付けること。
サイズ情報と表示順序などに基づいて、VHDファイルのディスク番号を確認する。このシステムでは、ハードディスクが「Disk 0」で、VHDファイルのディスク番号はその次の「Disk 1」になっている。複数のハードディスクが接続されているなどすると、ディスク番号が異なるので注意が必要。
VHDファイル()のディスク番号を指定する。ここで番号を間違えると、ハードディスクをフォーマットするなどしてしまうので慎重に指定すること。
NTFSでフォーマットする。
VHDファイルをマウントするドライブ文字を指定する。ここではD:ドライブを指定している。

 「c:\vhd\test.vhd」の部分には、マウントしたいVHDファイルをフルパスで指定する。「maximum=200」は、作成する仮想ハードディスクのサイズで単位はMbytesとなる(ここでは、200Mbytesの仮想ハードディスクを作成している)。また、「select disk 1」の「disk 1」の部分は、その前のコマンドである「list disk」で表示された作成したVHDファイルのディスク番号を指定する。ここを誤ると、システムやデータが含まれたパーティションをフォーマットしてしまうことになるので十分に注意していただきたい。[ディスクの管理]ツールの場合と同様、VHDファイルが空いているドライブ・レターでマウントされる。

 これで、VHDファイルが通常のドライブと同様に読み書き可能になる。大事なデータ・ファイルなどをVHDファイルに保存しておき、通常はVHDファイルを切断しておけば、VHDファイルをマウントしない限り、Windows 7/Server 2008 R2からはデータ・ファイルの存在が直接見えなくなるので、簡易なセキュティ対策としても利用できるだろう。End of Article

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