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「Google日本語入力」システムを使う

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 小林 章彦
2009/12/11
対象OS
Windows XP
Windows Server 2003
Windows Vista
Windows Server 2008
Windows 7
Windows Server 2008 R2
Windows OSやOfficeには、標準で日本語入力システム(MS-IME)が付属している。
使い方にもよるが、MS-IMEは必ずしも使い勝手がよいものではない。
MS-IMEに不満があるならば、「Google日本語入力」を利用してみるとよい。

解説

 Windows OSやOfficeには、標準でMicrosoft IME StandardやMicrosoft IME Natural Inputといった日本語入力システム(インプットメソッド・エディタ、IME)が付属している。標準装備のため、これらMS-IMEを利用している人が多いのではないだろうか。しかしながら、MS-IMEは必ずしも変換効率や学習機能が優れているわけではなく、使い勝手などに不満を持つユーザーも多いようだ。

 日本語入力の使い方(単文節で変換するか、一文を入力後変換するかなど)や慣れなどによっても、IMEの好みはあるだろう。しかし実用的なサードパーティやフリーソフトウェアのIMEとなると、ジャストシステムのATOKがある程度で、選択肢がほとんどないのが実情だ。そのため、不満はあるが、がまんしてMS-IMEを使っているという人も多いと思われる。このような中、Googleからオープンソースのソフトウェアも利用した無償の「Google日本語入力」の提供が開始された。

 原稿執筆時点では、ベータ版ということだが、完成度は高く、実用的なものとなっている。ヘルプフォーラムを見ると、いくつか不具合なども報告されているが、致命的なものは少ないようだ。MS-IMEに不満があるならば、Google日本語入力を試してみる価値は十分にあるだろう。そこで本稿では、Google日本語入力の入手/インストール方法などを紹介する。

操作方法

 Google日本語入力は、以下のWebページの[ダウンロード]ボタンをクリックすると、サービス利用規約を確認するページが表示されるので、ここで[同意してインストール]ボタンをクリックすると、インストール・パッケージ(GoogleJapaneseInputSetup:約550Kbytes)がダウンロードできる。

 インストール・パッケージを実行すると、[Google日本語入力インストーラ]が起動(設定によっては、ユーザー・アカウント制御の警告ダイアログが表示されるので、[はい]ボタンをクリックする)し、インストールが開始される。必要なファイルをインターネット上からダウンロードするため、インストール時はインターネット接続が必須となる。インストールが完了すると、言語バーでGoogle日本語入力が選択可能になる(原稿執筆時点のバージョンは、GoogleJapaneseInput-0.8.186.0)。なおGoogle日本語入力システムは、オフライン状態でも利用可能だ。

Google日本語入力をインストールした後の言語バー
言語バーでIME選択メニューを表示させたところ。Google日本語入力をインストールすると、このように「Google日本語入力」が選択可能になる。
言語バーでGoogle日本語入力が選択する。→

Google日本語入力の言語バー
Google日本語入力の言語バーは、IMEの選択、入力モード表示、ツール、ヘルプ、CAPSロック/カナの切り替えの各ボタンのみとシンプルである。

 Google日本語入力の最大の特徴は、サジェスト機能を装備していることだ。サジェスト機能とは、文字入力の途中でも推測される入力・変換候補を表示してくれるというもの。入力・変換候補は[Tab]キーで選択可能で、選択した状態で[Enter]キーを押せば、その文字が確定される。このサジェスト機能は強力で、比較的長い単語や会社名なども入力の途中で次々と候補を表示してくれるため、慣れると素早く入力できるようになる。

Google日本語入力のサジェスト機能
日本語の入力途中でも、入力・変換候補が表示されるサジェスト機能が実装されている。変換候補は[Tab]キーで選択可能で、[Enter]キーを押せば、その文字が確定される。
サジェスト機能による入力・変換候補の一覧。表示される入力・変換候補の数は、[Google日本語入力プロパティ]ダイアログの[サジェスト]タブで設定できる。

 Google日本語入力のキー設定は、デフォルトでMS-IME準拠となっている。MS-IMEをデフォルト設定のまま利用している人ならば、違和感なく利用できるだろう。もちろん、キー設定は変更可能で、MS-IMEのほか、ATOKとことえりの選択も可能だ。

 キー設定や句読点(「、」「。」)などを変更するような場合、言語バーの[ツール]ボタンをクリックし、メニューから[プロパティ]を選択して表示される、[Google日本語入力プロパティ]ダイアログで行う。

 [一般]タブの[キー設定]で[カスタム]を選択し、[編集]ボタンをクリックすれば、キー設定のカスタマイズも可能だ。[Google日本語入力キー設定]ダイアログが表示されるので、[インポート・エクスポート]をクリックし、プルダウン・メニューからベースとなるキー設定(ATOK、MS-IME、ことえり)を選択し、[モード][入力キー][コマンド]のそれぞれを編集して、入力キーに対するコマンドを変更していく。ただ、[モード]や[コマンド]の意味が少々分かりにくいので、多少の試行錯誤が必要になるかもしれない。

[Google日本語入力プロパティ]−[一般]タブの画面
キー設定は、デフォルトがMS-IME準拠となっている。そのほか、ATOKとことえりの選択が行える。
キー設定のカスタマイズを行う場合、[カスタム]を選択し、[編集]ボタンをクリックする。→
これをオンにすると、学習機能と入力履歴からのサジェスト、ユーザー辞書が一時的に無効になる。

[Google日本語入力キー設定]ダイアログの画面
キー設定のカスタマイズは、この[Google日本語入力キー設定]ダイアログで行う。まず[インポート・エクスポート]をクリックし、プルダウン・メニューからベースとなるキー設定(ATOK、MS-IME、ことえり)を選択、[モード][入力キー][コマンド]のそれぞれを編集して、入力キーに対するコマンドを変更していく。画面は、ことえりのキー設定を読み込んだところ。

 また[Google日本語入力プロパティ]ダイアログの[一般]タブ−[プライバシー]の[シークレット モードを有効にする]をチェックすると、学習機能と入力履歴からのサジェスト、ユーザー辞書が一時的に無効になる。メンテナンスなどのためにほかの人のコンピュータを操作するような場合、この[シークレット モードを有効にする]をチェックしておくと、学習結果などに影響を与えることを防げるだろう。End of Article

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