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Windows XP Modeの仮想マシンの設定を変更する

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2010/01/22
対象ソフトウェア
Windows 7+Windows XP Mode
Windows 7のWindows XP Modeは、Windows Virtual PCの上に用意された仮想マシン環境である。
メモリを増やしたり、新しい仮想ディスクを追加したりするには、Windows XP Modeの仮想マシン設定を変更すればよい。

解説

連載 Windows 7新時代 第6回「Windows XPとの互換性を実現する『Windows XP Mode』」

 Windows 7のWindows XP Modeを利用すると、Windows XP向けに作られたアプリケーションでも互換性を損なうことなく実行できる。Windows XP Modeは、実際にはWindows Virtual PCという仮想化環境の上で動作しているが、ホスト側のアプリケーションと同様に(シームレスに)利用できるようになっているため(仮想アプリケーション・モード)、通常は仮想マシンを意識する必要はない。

 だがWindows XP Mode上で大量のメモリやディスクを利用するアプリケーションなどを実行する場合は、仮想マシンの設定を変更したくなることがある。例えばメモリ・サイズを増やしたり、仮想ディスクの種類や保存場所などを変更してパフォーマンスを向上させたりするなどである。またデフォルトではWindows XP Modeの仮想マシンの「復元機能」は無効になっているが、これを有効にして、前回の作業終了時の状態にすぐ戻したい、といった要求もあるだろう。

 このような設定変更を行うためには、仮想マシンの設定を変更すればよい。本TIPSではWindows XP Modeの設定を変更する方法について紹介する。

操作方法

 Windows XP Modeの仮想マシンの設定を変更するには、[スタート]メニューの[すべてのプログラム]−[Windows Virtual PC]−[Windows Virtual PC]を実行して、Windows Virtual PCの管理画面を表示させる。この作業はWindows XP Modeの実行前に行う必要がある。一度でもWindows XP Modeのアプリケーションを起動していると、ログオフするまでずっと仮想マシンが動作/スリープしているので、設定を変更できない。

Windows Virtual PCの管理画面を表示させる
Windows XP Modeの設定を変更するには、Windows XP Modeが未実行の状態でWindows Virtual PCの管理画面を表示させる。
[スタート]メニューの[すべてのプログラム]を開き[Windows Virtual PC]−[Windows Virtual PC]を選択する。
これを選択するとWindows XP Modeが起動してしまう。実行中の場合は、一度ログオフ後、再ログオンして仮想マシンを停止させてから作業する。

 上のメニューを実行すると、次のような仮想マシンの管理画面が表示される。単なるエクスプローラ画面のように見えるが、[仮想マシンの作成]などのメニューが表示されている点が異なる。「Windows XP Mode」と表示されているのが、Windows XP Modeのための仮想マシンである。

仮想マシンの管理画面
この画面で仮想マシンの管理を行う。Virtual PC 2007の管理ツールにあったような、Windows Virtual PC全体の設定を変更するメニュー項目は存在しない(例えば仮想マシンの実行優先度の変更やハードウェアの仮想化機能を利用するかどうかなど。すべて自動的に設定される)。
Windows XP Modeを一度でも実行すると、このような項目が作成されているはずである。存在しない場合は、一度Windows XP Modeを実行してから設定すること。
設定を変更するには、仮想マシン(この場合は「Windows XP Mode」)を選択してからこれをクリックする。
状態が「電源切断」であることを確認する。休止中や実行中の場合は一部変更できない設定がある。
Windows XP Modeのメモリはデフォルトでは512Mbytes割り当てられている。

 Windows XP Mode仮想マシンの設定を変更するには、「Windows XP Mode」という項目を選んでから[設定]メニューを実行するか、右クリックしてポップアップ・メニューから[設定]を選択する。すると次のような画面が表示される。

Windows XP Modeの仮想マシン設定
これはWindows XP Modeの仮想マシンの初期設定。
メモリは512Mbytes。
仮想ディスクは容量可変の128Gbytes(実際にはマスタ・イメージに対する差分ディスク)。
ディスクの復元は無効。
CD/DVDをマウントする場合はここで設定する。
ネットワークは「共有ネットワーク(NAT)」が1つだけ割り当てられている。

 例えばメモリの割り当てサイズを変更するには、左側のペインから「メモリ」を選んで、その値を変更すればよい。変更する可能性のある項目としては次のようなものがあるだろう。適宜変更後、Windows XP Modeを(仮想アプリケーション・モードではなく、通常モードで)起動して、変更されているかどうかを確認しておく。End of Article

項目 内容
メモリ デフォルトでは512Mbytesとなっているので、適宜増加させる。Windows Virtual PCでは32bitのゲストOSしかサポートされていないので、最大でも3.5Gbytes程度までしか割り当てられない(割り当て可能な最大サイズは、ホストPCの物理メモリ・サイズにも制限される)。それ以上メモリが必要な場合は、ゲストOSの仮想記憶(ページ・ファイル)サイズを増加させるしかないが、パフォーマンスが大幅に下がる点に注意
ハードディスク デフォルトでは差分ディスク。Windows XP ModeのオリジナルのOSイメージが入った128Gbytesの容量可変の仮想ディスクのマスタ・イメージ・ファイルがシステムに1つあり(%ProgramFiles%\Windows XP Mode\Windows XP Mode base.vhd)、それに対する差分ディスクとなっている。これはユーザーごとに異なるWindows XP Modeの環境を用意するためである。必要なら、あと2つまで仮想ディスクを追加してアタッチできる。ただし古いIDEタイプがエミュレーションされているため、いずれも最大容量は128Gbytesに制限される。パフォーマンスを求めるなら、固定サイズ・タイプの仮想ディスクの利用や、高速な物理ドライブ上への仮想ディスクの配置などを検討する
ディスクの復元 復元機能はデフォルトではオフになっている。同じ環境を素早く再現したい場合などにはオンにするとよい
DVDドライブ Windows Virtual PCでDVD-ROMなどをマウントするには、この設定メニューを表示させて、ここで設定する。この項目は仮想マシンの実行中でも変更可能
ネットワーク デフォルトでは「共有ネットワーク(NAT)」タイプのネットワーク・インターフェイスが1つアタッチされている。内部ネットワークや外部ネットワーク(実アダプタへのバインド)などに変更することも可能。ネットワークのタイプについては「仮想ネットワークの種類を知る」参照
代表的な変更項目の例

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このリストは、デジタルアドバンテージが開発した自動関連記事探索システム Jigsaw(ジグソー) により自動抽出したものです。

generated byJigsaw
更新履歴
【2010/01/22】当初公開した記事の表「代表的な変更項目の例」において、ハードディスクとネットワークの解説に誤りがありましたので(容量可変タイプと外部ネットワーク・タイプがデフォルトであると誤って記述していた)、修正しました。

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「Windows XP→Windows 7移行支援記事集」


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