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Windows 7/Server 2008 R2のコントロール・パネルの管理機能の一覧リンクを作成する

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 小林 章彦
2010/01/22
対象OS
Windows Vista(32bit版)
Windows Server 2008(32bit版)
Windows 7
Windows Server 2008 R2
Windows Vista/7/Server 2008/Server 2008 R2では、あまり利用しない管理機能などがコントロール・パネルの階層の深い部分などに置かれている。
以前のOSと大きく異なっているので、慣れないと、目的の管理機能を見つけるのが難しい。
ある特殊な拡張子を付けたフォルダを作成すると、そのフォルダにコントロール・パネルで設定可能な項目が一覧表示され、簡単に管理項目にアクセスできる。

解説

 Windows XPからWindows Vista/7/Server 2008/Server 2008 R2に移行して、設定したい管理項目がなかなか見つからないという経験をしているユーザーも多いのではないだろうか。これはWindows Vista以降、ユーザーがあまり設定変更する必要がないと思われる管理項目については、管理ツールの階層の深い部分に置かれるようになったためだ。よく利用する管理ツールへのアクセスが容易になるというメリットがある一方、変更したい管理項目が見つけにくいというデメリットもある。

 このような場合、ある特殊な拡張子を付けたフォルダを作成すると、そこにコントロール・パネルで設定可能な項目が一覧表示され、簡単に管理項目にアクセスできるようになる。本稿では、インターネットの掲示板などで「GodMode(ゴッド・モード)」と呼ばれている、このフォルダの作成方法を紹介する。

※注意:なお、64bit版のWindows Vistaと64bit版のWindows Server 2008の場合、このフォルダを作成すると、そのフォルダ名を表示しようとした時点で、Windowsエクスプローラが異常終了するようなので、このフォルダは作成しないこと(もし間違って作成してしまった場合は、作成したフォルダをコマンド・プロンプトから削除する)。

操作方法

 GodModeのフォルダを作成する方法は簡単だ。以下のコマンドを実行して、コマンド・プロンプトで作成したいフォルダの下で実行すればよい。拡張子の前の「control」の部分は、フォルダ名に利用可能な文字列であれば何でもよい。例えば、「管理機能」といった日本語の利用も可能だ。拡張子の{ED7BA470-8E54-465E-825C-99712043E01C}の部分はCLSID(クラスID)なので、ここを間違えると、GodModeのフォルダにならないので注意してほしい。

mkdir control.{ED7BA470-8E54-465E-825C-99712043E01C}
実行するコマンド

 作成したフォルダをエクスプローラで開くと、次の画面のようにWindows OSのコントロール・パネル中に存在した管理項目がカテゴリごとに一覧表示される。このフォルダを作成しておくと、ほぼワンアクションで管理項目にアクセスできるようになる。また、別のフォルダを作成して、そこに管理項目をドラッグ&ドロップすると、そのフォルダに管理項目のショートカットが作成される。よく利用する管理項目を、このように集めておけば、よりアクセス性を高めることが可能だ。End of Article

作成したGodModeのフォルダの画面
このように管理項目がカテゴリに一覧表示された特殊なフォルダが作成できる。
一覧表示された管理項目。

管理項目のショートカットを集めた新しいフォルダ
別のフォルダを作成し、そのフォルダに管理項目をドラッグ&ドロップすると、管理項目のショートカットが作成できる。よく利用する管理項目を集めておくとよい。
GodModeのフォルダからドラッグ&ドロップで作成したショートカット。

「Windows TIPS」


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