Windows TIPS
| [Network] |
netshコマンドでTCP/IPのパラメータを設定する
→ 解説をスキップして操作方法を読む
デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2010/02/05 |
| 対象OS |
| Windows XP |
| Windows Server 2003 |
| Windows Vista |
| Windows Server 2008 |
| Windows 7 |
| Windows Server 2008 R2 |
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TCP/IPなどのネットワーク関係のパラメータの設定をコマンド・プロンプトから行うにはnetshコマンドを利用する。 |
| ■ |
IPアドレスを設定するには「netsh interface ip set address 〜」を利用する。 |
| ■ |
DNS/WINSサーバを設定するには、「set dns/wins 〜」と「add dns/wins 〜」コマンドを利用する。 |
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TCP/IPを利用する場合、ネットワーク・インターフェイスに対してIPアドレスやサブネット・マスク、デフォルト・ゲートウェイ、DNSサーバなどのパラメータを設定する必要がある。最近ではDHCPによる自動設定が普及しているため、このようなパラメータを手動で設定する必要性は少なくなっているが、場合によっては必要なこともある。例えばサーバ用に固定IPを割り当てる場合や、実験環境(仮想実行環境も含む)などで、特定のIPアドレスを割り当てておくような場合だ。
このようなTCP/IPのパラメータを設定するためには、通常はGUIの管理画面を利用するが、コマンド・プロンプト上から作業した方が簡単なこともある。またWindows Server 2008のServer Coreインストールのように、GUIの設定画面が利用できないケースもある。
コマンドラインでネットワーク関連のパラメータを設定/変更/確認するには、netshというコマンドを利用すればよい。本TIPSではこの方法について紹介する。
なおコマンド・プロンプトからコンピュータ名やドメイン名を変更する方法についてはTIPS「Windows Server 2008のコンピュータ名をコマンドラインから変更する」を参照していただきたい。netdomコマンドはWindows XP/Windows Server 2003ではサポート・ツールに含まれているが、Windows Vista/Windows Server 2008以降ではOSの標準コマンドとなっている。
netshコマンドでTCP/IPパラメータを設定する
netshコマンドは、Windows XP/Windows Server 2003以降のOSで利用できるネットワーク制御用のコマンドである。多くのサブコマンドがあるが、TCP/IP関連のパラメータは、interfaceコンテキストの中にある、ip(もしくはipv4)サブコンテキストで設定する。Windows Vista以降のOSではipコンテキストはipv4コンテキストと同じである。
C:\>netsh ……netshコマンドの起動
netsh>interface ……interfaceコンテキストへ移動
netsh interface>ip ……ip(ipv4)コンテキストへ移動
netsh interface ipv4> ……Windows Vista/Server 2008以降ではip→ipv4となっている
netsh interface ipv4>? ……ヘルプの表示
使用できるコマンドは次のとおりです:
……(中略)……
netsh コンテキストから引き継いだコマンド:
このコンテキストのコマンド:
? - コマンドの一覧を表示します。
add - テーブルに構成エントリを追加します。
delete - テーブルから構成エントリを削除します。
dump - 構成スクリプトを表示します。
help - コマンドの一覧を表示します。
install - IP プロトコルをインストールしてください。
reset - IP 構成をリセットします。
set - 構成情報を設定します。
show - 情報を表示します。
uninstall - IP プロトコルをアンインストールしてください。
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この例ではインタラクティブにnetshコマンドを利用しているが、「netsh interface ip ?」のように、コマンドのコンテキストやパラメータを付けて直接実行してもよい。
現在の設定の確認
現在のネットワーク・インターフェイスの状態を確認するには「netsh interface ip show 〜」コマンドが利用できる。設定状態を見るには「netsh interface ip show config」でよいだろう(サブコマンド名などは適宜省略できるので、「netsh int ip show conf」などとしてもよい)。
C:\>netsh interface ip show ……ヘルプの表示
使用できるコマンドは次のとおりです:
このコンテキストのコマンド:
show addresses - IP アドレスの構成を表示します。
show compartments - コンパートメント パラメーターを表示します。
show config - IP アドレスおよび追加情報を表示します。
……(以下省略)……
C:\>netsh interface ip show config ……構成の表示
インターフェイスの構成 "ローカル エリア接続 3" ……インターフェイス名
DHCP 有効: はい ……DHCPが有効
IP アドレス: 192.168.2.120
サブネット プレフィックス: 192.168.2.0/24 (マスク 255.255.255.0)
デフォルト ゲートウェイ: 192.168.2.11
ゲートウェイ メトリック: 0
インターフェイス メトリック: 5
DHCP で構成された DNS サーバー: 192.168.2.51
192.168.2.52
次のサフィックスで登録します: プライマリのみ
DHCP で構成された WINS サーバー: 192.168.2.51
192.168.2.52
……(以下省略)…… |
固定IPアドレスを割り当てる
「インターフェイスの構成」にある「DHCP 有効:」が「はい」になっている場合は、DHCPによるIPアドレスの自動割り当てが有効になっている。これを変更して固定IPアドレスを割り当てるには、「netsh interface ip set address "<インターフェイス名>" static <IPアドレス> <ネットマスク> <ゲートウェイ> <メトリック>」を利用する。インターフェイス名は上の例なら「"ローカル エリア接続 3"」となる。これは「netsh interface ip show interface」でも確認できる。メトリック値を省略すると、インターフェイスのタイプ(速度)に応じて適宜割り当てられる。
※固定IPを割り当てる例(メトリックは省略可能)
C:\>netsh interface ip set address "ローカル エリア接続 3" static 172.16.1.101 255.255.255.0 172.16.1.1 ……固定IPを割り当てる |
ちなみに、DHCP割り当てに戻すには次のようにする。
※DHCP割り当てに戻す例
C:\>netsh interface ip set address "ローカル エリア接続 3" dhcp |
DNSとWINSサーバの設定も変更する
以上の操作でIPアドレスは変更されたが、DNSやWINSサーバの設定などはそのままである。次はこれらも変更しておこう。冗長性を確保するため、一般的にはDNSやWINSサーバを複数台用意することが多い。このような場合、最初の1台は「set dns/wins 〜」コマンドで割り当て、追加の分は「add dns/wins 〜」コマンドで割り当てる(OSのバージョンによって、set/add dnsserver/dnsservers/winsserver/winsserversとなっているが、省略形のdnsかwinsを利用すればよい)。
※2台のDNSサーバを割り当てる例
C:\>netsh interface ip set dns "ローカル エリア接続 3" static 172.16.1.11 primary
C:\>netsh interface ip add dns "ローカル エリア接続 3" 172.16.1.12 |
WINSサーバの指定も同様にする。
※2台のWINSサーバを割り当てる例
C:\>netsh interface ip set wins "ローカル エリア接続 3" static 172.16.1.11
C:\>netsh interface ip add wins "ローカル エリア接続 3" 172.16.1.12 |
DHCP割り当てに戻すには次のようにする。
※DHCP割り当てに戻す例
C:\>netsh interface ip set dns "ローカル エリア接続 3" dhcp
C:\>netsh interface ip set wins "ローカル エリア接続 3" dhcp |
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