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仮想化支援機能がないプロセッサでWindows XP Modeを動かす

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 小林 章彦
2010/03/26
対象OS
Windows 7 Professional/Enterprise/Ultimate
Windows 7では、古いアプリケーションを実行するための仮想実行環境「Windows XP Mode」が利用できる。
しかしWindows XP Modeを利用するには、プロセッサがIntel VTやAMD-Vといった仮想化支援機能をサポートしている必要があった。
Windows 7用の更新プログラム(KB977206)をインストールすると、仮想化支援機能がないプロセッサでもWindows XP Modeが利用できる。

解説

 Windows 7 Professional/Enterprise/Ultimateでは、過去のOS(Windows XP)との互換性を実現するWindows XP Modeをサポートしている(Windows XP Modeについては、Windows 7新時代「第6回 Windows XPとの互換性を実現する『Windows XP Mode』」)。しかしWindows XP Modeは、上記の3つのエディションであっても、ハードウェアがIntel VTやAMD-Vといった仮想化支援機能(HAV:Hardware-Assisted Virtualization)をサポートしていないと利用できなかった。

Windows 7のWindows XP Modeが利用できるかどうかを調べる

 HAVをサポートするプロセッサは増えているものの、残念ながらすべてでサポートされているわけではない。そのうえ、たとえプロセッサがHAVをサポートしていても、HAVが無効化され、BIOSでも有効化できないPCも存在する。そのため、ユーザーがWindows XP Modeの利用の可否を判断するのは容易でないのが現状だ。また性能が低下しても、HAVをサポートしないPCでWindows XP Modeが利用できれば、というユーザーも多いだろう。

 こうした声に応えるかのようにマイクロソフトは、HAVをサポートしないPCでもあってもWindows XP Modeを利用可能とする更新プログラムの提供を開始した。本稿では、この更新プログラムをインストールして、HAVをサポートしないPCでWindows XP Modeを利用可能にする方法を紹介する。

操作方法

 Windows XP Modeは、HAVをサポートしていないPCであっても、インストールは可能だ(HAVが利用できないため、代わりにVirtual PC 2007を利用している場合は、最初にそれをアンインストールしておく)。そこで、「Windows 7新時代 第6回 Windows XPとの互換性を実現する『Windows XP Mode』」を参考に、Windows XP ModeとWindows Virtual PCを続けてインストールしよう。ただ、この状態のままでは、Windows XP Modeを起動しようとすると、以下のようなエラー・ダイアログが表示されて実行できないはずだ。

HAVが利用できない場合のエラー・メッセージ
HAVが利用できなくてもWindows XP Modeはインストールできるが、起動しようとすると、このようなエラー・ダイアログが表示される。BIOSでHAVの有効/無効を切り替え可能なシステムも少なくないので、エラー・ダイアログが表示された場合は、まずBIOSの設定を確認しよう。

 そこで、マイクロソフトのダウンロード・センターからKB977206の更新プログラムをダウンロードし、更新プログラムをインストールする。これで、HAVをサポートしていないPCでも、Windows XP Modeが利用可能になる。

 Windows XP ModeやWindows Virtual PCの設定は、更新プログラムをインストールしていても、いなくても同じなので、上述の「Windows XP Mode」の記事を参考にアプリケーションのインストールや設定などを行えばよい。HAVが利用できない場合は仮想マシンのパフォーマンスがかなり低下するが、機能的にはHAVが利用できる場合と違いはない。

ネットブックでWindows XP Modeを実行させたところ
Atom N270(HAV未搭載)搭載のネットブック(Windows 7 Ultimateをインストール済み)でWindows XP Modeを実行させた。快適な性能とはいえないが、互換性に問題のあるアプリケーションを動かすという目的は十分に果たせるだろう。
Windows XP Mode(Windows XP Professional SP3)の画面。

統合コンポーネントの更新

 この更新プログラムは結局のところ、Windows Virtual PCの更新版であり、HAVなしでも実行できるように対応したものである。これをインストールすると、Windows Virtual PCの実行プログラムや関連するドライバなどのコンポーネントが更新される。と同時に、ゲストOSにインストールするための「統合コンポーネント」も更新が行われる。

 そのため、すでに統合コンポーネントがインストールされたゲストOSのイメージをWindows Virtual PCで利用する場合は、仮想マシンを起動後、Windows Virtual PCの[ツール]メニューにある[統合コンポーネントのアップグレード]で更新しておく。

 なおWindows XP Modeを起動すると、最初にWindows XP Professional SP3の環境が自動作成されるが、統合コンポーネントはこの時点で自動的にインストールされるので、後で更新する必要はない。すでに起動/作成済みの仮想OSイメージがある場合にのみ、更新作業を行う。End of Article

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このリストは、デジタルアドバンテージが開発した自動関連記事探索システム Jigsaw(ジグソー) により自動抽出したものです。

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