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Webアクセスをモニタする(Firefoxアドイン編)

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 島田 広道
2010/05/28
対象ソフトウェア
Firefox 3.5
Firefox 3.6
WebサイトやWebアプリケーションの動作確認、あるいは障害発生時の原因究明のために、Webブラウザとサーバ間の通信内容を調べたいときがある。
Firefoxを使っているなら、「Tamper Data」という無償アドインで容易に通信内容(HTTPのセッション)を確認できる。

解説

 新たに立ち上げたWebサイトあるいはWebアプリケーションの動作を確認するには、単にWebブラウザで対象のWebページを表示させるだけでは不十分なことがある。一見、正しくページが表示されているように見えても、実はWebブラウザに表示されない一部のファイルの読み出しに失敗していた、などという可能性があるからだ。

 またWebアプリケーションで何らかの障害が発生した場合、Webブラウザの表示内容からは現象の一部しか把握できず、原因究明の手掛かりまで得られないことも多い。Webページの表示が妙に遅いという場合も、Webサーバからのデータ/ファイル読み出しとWebブラウザによる描画の順序が一致しないこともあって、やはりWebブラウザの表示だけでは遅延の原因を特定することは難しい。

 このような場合、WebブラウザとWebサーバの間でやりとりされる通信をモニタして解析することが必要になる。周知のとおり、WebブラウザとWebサーバはHTTP(HyperText Transfer Protocol)というプロトコルで通信を行っている。HTTPは単純なファイル転送プロトコルで、ほとんどの通信は一組の「リクエスト」と「レスポンス」からなるファイル転送として実行される。リクエストとはWebブラウザからWebサーバに対して送信されるメッセージで、これによりWebブラウザは、必要なURLのファイル転送を指示する。そしてリクエストを受信したWebサーバはそれを解釈し、要求されたデータあるいはファイルをレスポンスとしてWebブラウザに返す。こうしたHTTPの通信に何か異常がないか、モニタすることで問題点を見つけることが可能だ。

 HTTPのモニタ・ツールはさまざまなものがあり、TIPS「Webアクセスをモニタする(IE/単体アプリ編)」ではInternet ExplorerのアドインやWin32アプリケーションのツールを紹介している。本稿では、FirefoxでHTTPをモニタできる無償アドイン「Tamper Data」を紹介しよう。このツールは本来、リクエスト・ヘッダを書き換えてWebサーバに送信することでさまざまなテストを可能にするものだが、HTTPのモニタリング機能も備えており、しかも簡単な操作でリクエストやレスポンスを分かりやすく表示してくれる。

操作方法

Tamper Dataのインストール

 Tamper DataはFirefox 3.5/3.6に対応した無償のアドオンである。インストールするには次のFirefoxアドオンのWebページをFirefoxで開き、[ダウンロードを続ける]ボタンをクリックする。

 続いて表示される画面では、ライセンス内容を確認してから[同意してインストール]ボタンをクリックする。あとは画面の指示に従ってインストールを進め、最後にFirefoxを再起動するとインストールは完了だ。

Tamper Data でHTTPをモニタする

 Tamper DataでHTTPの監視を始めるには、Firefoxの[ツール]−[Tamper Data]をクリックする。

Tamper Dataの起動
Firefoxの[ツール]−[Tamper Data]をクリックすると、Tamper Dataのウィンドウが開く。
これをクリックする。

 するとTamper Dataのウィンドウが開き、自動的にHTTPの通信内容の記録が始まる。モニタ対象のWebページをFirefoxで開いてみると、Webサーバと通信したときのHTTPセッションが次々と表示されるはずだ(Firefox以外のソフトウェアが通信するHTTPはモニタされない)。記録されたセッションの1つを選択するとリクエストやレスポンスの詳細が表示されるほか、右クリックでセッション内容の保存や読み出し時間のグラフ表示もできる。End of Article

モニタリング中のTamper Dataのウィンドウ
Tamper Dataを起動すると、このウィンドウが表示されて自動的にHTTPの監視と記録が始まる。セッションを選んで右クリックすると、セッション内容の保存や読み出し時間のグラフ表示などが実行できる。
これまでの記録を消去するには、これをクリックする。
ここに文字列を入力すると、でURLにその文字列を含むセッションだけを絞り込んで表示できる。
記録されたHTTPの通信はセッションごとに1行ずつ、ここに表示される。メソッドの種類やWebサーバから返されたステータス・コード、URLなどが確認できる。
右クリックで表示されるコンテキスト・メニューからこれを選ぶと、XML形式でセッション内容を保存できる。
右クリックで表示されるコンテキスト・メニューからこれを選ぶと、各セッションの読み出しにかかった時間を表示できる。[Graph All]の方を選ぶと、全セッションのグラフが表示される。→
で選択したセッションのリクエストの詳細が表示される。
で選択したセッションのレスポンスの詳細が表示される。

読み出し時間のグラフ表示
縦軸は各セッションで横軸は時間である。Webサーバからの読み出しにかかった時間だけしか表示されないが、どのセッション(ファイル)の読み出しに時間がかかっているのかが一目で分かるので、素早く遅延の原因を探るのに役立つ。
  各セッションの読み出しが始まった時刻と終わった時刻が棒グラフで表示される。グラフの棒部分が長いほど、時間がかかっていることになる。
  左端のURLや右側の棒グラフ部分にマウス・カーソルを合わせると、そのセッションの基本情報やファイル内容(この場合は画像)が表示される。

「Windows TIPS」

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