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フリーのPDF作成ツールを利用する(PDF24 Creator編)

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 小林 章彦
2010/06/18
対象OS
Windows XP
Windows Vista
Windows 7
Adobe Readerなどで閲覧可能なPDFは、マニュアルなどのさまざまな配布ドキュメントで利用されている。
外部に提出するための資料などとして、PDFファイルを作成しなければならないことがある。
フリーソフトウェアのPDF作成ツールを利用することでもPDFファイルが作成できる。

解説

 PDFは国際標準化機構(ISO)で承認された標準文書ファイル規格となっていることもあり、公的な配布資料やマニュアルなどでも利用されている。そのため、外部に提出するための資料などとして、PDFファイルを作成しなければならないこともあるだろう。

 PDFファイルを作成するには、PDFの開発元であるAdobe SystemsのAcrobatなど、PDF作成ツールを利用することになる。多くのPDF作成ツールはプリンタ・ドライバとして機能することから、印刷機能をサポートしたアプリケーションならば、PDFファイルへの変換が行える。無償のビューアが提供されていないソフトウェアでも、PDFファイルとして出力すれば制作物がPDFビューアで確認できるようになるわけだ。

 低価格なPDF作成ツールも販売されているが、単にPDFに変換するだけならば、フリーソフトウェアとして提供されているツールを利用してもよい。TIPS「フリーのPDF作成ツールを利用する」で紹介したクセロの「瞬間PDF Zero」は、フリーソフトウェアながら使い勝手がよかったのだが、残念ながら配布が終了してしまった。そこで、今回はGhostscript 8.61をPDFの変換エンジンに採用した、フリーソフトウェアのPDF作成ツール「PDF24 Creator」を紹介する。

操作方法

 PDF24 Creatorの以下のWebページの[Download]ボタンをクリックし、インストール・パッケージ(執筆現在提供されていたのは Ver.2.8.3で、ファイル名はpdf24-creator.exe)をダウンロードする。このファイルを実行すると、インストール・ウィザードが起動するので、使用許諾への同意やインストール先の選択などを指示に従って進めればよい。

 インストールが完了すると、仮想プリンタとして「PDF24」が追加される。このプリンタに対して印刷を実行すればPDFに変換できる。印刷機能をサポートしたアプリケーションならば、どんなものでもPDFへの変換が可能だ。また、PDF24 Creatorで作成した複数のPDFファイルを結合したり、ページを削除したりできる簡易的なPDFの編集ツール「PDF24 Editor」もインストールされる。これを利用すれば、複数のPDFを統合するなど簡易な編集が行える。

[プリンタ]として登録されたPDF24 Creator
Internet Explorerなど、適当なアプリケーションの[印刷]メニューを選択すると、[印刷]ダイアログが開く。仮想プリンタとして「PDF24」が登録されていることが分かる。
登録されたPDFに変換するための仮想プリンタ。

PDF24 Editorの画面
このツールを利用すると、PDF24 Creatorで作成した複数のPDFファイルを結合したり、ページを削除したりできる。
選択した複数のPDFファイルやページを結合する。
ページを選択して、右クリックするとメニューが表示される。ここで、[Delete]を選択すると、選択したページが削除できる。

 PDF24への印刷を実行すると、デフォルトでは「PDF24 Assistant」というツールが立ち上がる(起動するツールは設定ダイアログでPDF24 Editorに切り替え可能)。PDF24 Assistantでは、作成したPDFを保存すること、PDF24 Editorに読み込ませること、電子メールに添付して送付することなどが可能だ。なおPDF24 Editorを起動した状態でPDF24への印刷を実行すると、PDF24 Assistantは起動せず、自動的にPDF24 Editorに読み込まれ編集が行える。

PDF24 Assistantの画面
保存するPDFファイルの印刷品質を変更する。
PDFファイルを保存する。
PDF24 Editorを起動し、PDFファイルを読み込ませる。
電子メールにPDFファイルを添付する。
PDF24の設定ダイアログ[Settings - PDF24 Creator]を開く。→

[Settings - PDF24 Creator]ダイアログの画面
PDF24の設定を行う。メニューの表示言語(英語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語の選択が可能)や、PDF24への印刷を実行後に起動するツール(PDF24 AssistantまたはPDF24 Editor)の選択が行える。
  PDF24への印刷を実行後に起動するツールを選択する。
  デフォルトの印刷品質を設定する。デフォルトは「Standard quality」が選択されている。

 印刷品質も標準の「Standard quality」のほか、「Low quality」から「Best quality」まで4段階で設定できる。ただし編集部で試した限り、「Low quality」と「Best quality」で作成したPDFファイルのファイル・サイズは同じで、品質にも違いがなかった。

PDF24 CreatorでPDFに変換したWebページの例
Adobe Reader 9.3.2で、PDF24 CreatorでPDFに変換したWebページを表示した。Webページ内は、きちんと文字としてPDF化されており、選択してクリップボードにコピーすることも可能だ。

 PDF24 Creatorは、試用した限りにおいては印刷が崩れることもなく、日本語フォントもきちんと埋め込まれるなど、フリーソフトウェアとしては品質の高いものであった。また、明確に動作環境に記載されていないが、Windows Server 2008(64bit版)でもPDFファイルへの変換が行えた。保証はできないが64bit環境でも利用できるものと思われる。End of Article

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このリストは、デジタルアドバンテージが開発した自動関連記事探索システム Jigsaw(ジグソー) により自動抽出したものです。

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