Windows TIPS
[Network]
リモート・デスクトップでリモート・コンピュータとファイルをコピー&ペーストする
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デジタルアドバンテージ 島田 広道
2010/09/17
対象OS
Windows XP
Windows Server 2003
Windows Vista
Windows Server 2008
Windows 7
Windows Server 2008 R2
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リモート・デスクトップ接続を使っていると、ローカル・コンピュータとリモート・コンピュータの間でファイルをやり取りしたくなることがある。
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実はリモート・デスクトップ接続の標準機能だけで、通常と同じ操作で簡単にファイルをローカル−リモート間でコピー&ペーストできる。
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ただし、Windows XP/Windows Server 2003へ接続する場合は利用できない。またWindows XP/Windows Server 2003から接続する場合は、リモート・デスクトップ接続クライアントの更新が必要になる。
Windows OSの標準機能の1つ「リモート・デスクトップ接続」を利用すると、あたかもローカル・コンピュータを操作しているかのように、リモート・コンピュータのデスクトップをGUIで操作できる。それゆえに、ローカルでできることはリモートでもしたくなるものだ。例えば、ローカル・コンピュータ上のアプリケーションで作成したデータ・ファイルをリモート・コンピュータに渡してインポートする、といった使い方はよくあることだろう。
このような場合、リモート・デスクトップ接続の機能の1つである、ローカル・ドライブをリモート・コンピュータにマウントする機能が利用できる。手順など詳細は関連記事を参照していただくとして、この機能を利用すれば、ちょうどネットワーク・ドライブのようにローカル・ドライブを操作可能で、ローカル−リモート間のファイル・コピーにも利用できる。
しかし、この機能を利用するには接続前にリモート・デスクトップの設定を変更する必要がある。リモート・デスクトップの利用中にファイルをコピーしたくなっても、いったん接続を切って設定を変更して再接続しなければならず、少し面倒だ。
リモート・デスクトップ接続には、標準機能としてローカル−リモート間のコピー&ペースト機能がある。これはテキストのコピー&ペーストなどによく利用されているが、実はファイルもコピー&ペーストできる。使い方はローカル(のエクスプローラ上)で操作する場合と変わらず、例えばローカルのエクスプローラでファイルを選んで[Ctrl]+[C]キーを押してコピーしてから、リモート・デスクトップ側で[Ctrl]+[V]キーを押してペーストするだけだ(逆向きのコピーも可能)。また、この機能はデフォルトで有効なので、リモート・デスクトップの設定を変更する必要はない。ただし、ファイルの「切り取り」と「ペースト」(ファイルのコピーではなく、移動)はできない(常にコピーになる)。
この機能を利用するには、接続元(クライアント)/接続先(サーバ)ともにリモート・デスクトップ用の通信プロトコルRDP(Remote Desktop Protocol)がVer.6.0以降である必要がある。例えばWindows XP/Windows Server 2003へ接続する(ターミナル・サーバとして利用する)場合、RDP 5.xしか利用できないのでファイルのコピー&ペーストはできない。
接続元(クライアント)
接続先(サーバ)
Windows 2000
×
×
Windows XP
△(Windows XP SP3の適用が必要)
×
Windows Server 2003
△(RDC 6.0への更新が必要)
×
Windows Vista
○
○
Windows Server 2008
○
○
Windows 7
○
○
Windows Server 2008 R2
○
○
リモート・デスクトップ接続のコピー&ペーストでファイル操作が可能なWindows OS
接続元と接続先の両方のWindows OSが対応している必要がある。
○: 標準でRDP 6.0以降に対応
×: 非対応
△: 条件を満たせばRDP 6.0以降に対応可能
Windows XPを接続元すなわちクライアントとして利用する場合、Windows XP SP3が適用済みであれば本機能を利用できる。Windows Server 2003をクライアントとして利用するには、次のマイクロソフト ダウンロード・センターの各ページからRDC 6.0のインストーラを入手してインストール(アップグレード)する必要がある
インストール済みのRDCのバージョンを確認するには、RDCを起動して画面左上のアイコンをクリックして[バージョン情報]を選ぶ。詳細はTIPS「リモート・デスクトップ接続クライアントのバージョンを調べる 」を参照していただきたい。RDC 6.0以降であればRDP 6.0以降に対応しており、クライアントとして本機能が利用できる(サーバの場合、RDCのバージョンは無関係)。
リモート・デスクトップ接続でファイルをローカル・コンピュータからリモート・コンピュータへ、あるいはリモートからローカルへコピー&ペーストするには、通常のコピー&ペースト手順とほぼ同じだ。まずリモート・コンピュータとの接続を確立したら、コピー元ファイルを選んで[Ctrl]+[C]キーを押すか、右クリックして表示されるメニューから[コピー]をクリックしてクリップボードにコピーする([切り取り]を選んでも[コピー]と同じになる)。次に、コピー先コンピュータに移ってからエクスプローラでコピー先フォルダを開き、[Ctrl]+[V]キーを押すか、右クリックして[貼り付け]をクリックしてクリップボードからファイルをペーストする。
ローカルからリモートのコンピュータへファイルをコピー&ペーストする
これはローカルのデスクトップからリモートのデスクトップへコピー&ペーストする例。その手順は、普段ローカル・コンピュータで行うのと特に違いはない(逆向きのコピーでも同じだ)。
コピー元ファイル。ローカル・コンピュータのデスクトップにある。これを右クリックして表示されるメニューから[コピー]をクリックするか、あるいは[Ctrl]+[C]キーを押してクリップボードにコピーする。
接続済みのリモート・コンピュータのデスクトップ。
デスクトップ上の何もないところで右クリックしてこれをクリックするか、[Ctrl]+[V]キーを押すと、 のファイルがここにコピーされる。
このとき、ローカル同士の場合と同じく、更新日時やファイル属性もそのままコピーされる。アクセス権リストや所有者は、コピー先フォルダの設定が継承される(ローカルの別ドライブ間でファイルをコピーしたときと同じ挙動だ)。
ローカル−リモート間でコピーしたファイルのプロパティ
左がローカル・コンピュータ上のコピー元ファイルのプロパティで、右がリモート・コンピュータへコピーしたファイルのプロパティである。
更新日時もコピーされている。
読み取り専用や隠しファイルといった属性も正しくコピーされていることが分かる。
また、複数のファイル/フォルダをまるごとコピー&ペーストすることも可能だ。また、大きなファイルをコピー&ペースした場合は、コピー中にプログレス・バーのダイアログが表示される。
なお、ドラッグ&ドロップによるコピーはできない。一方のデスクトップ内でドラッグしても、他方のデスクトップまでドラッグできず、ドロップも無理だ。
ファイルをコピー&ペーストできない場合の対処方法
上記の手順でファイルをコピーできない場合は、リモート・デスクトップ接続クライアントの設定を確認してみる。[ローカル リソース]タブにある[クリップボード]チェックボックスにチェックがなくてオフの場合は、チェックを入れてオンにすること(この設定はデフォルトでオンである)。
リモート・コンピュータとファイルをコピー&ペーストをするための設定
ファイルのコピー&ペーストができない場合、まずリモート・デスクトップ接続クライアントでクリップボードに関する設定を確認しよう。
最初にこれをクリックすると、設定のための各タブが現れる。
このタブを選ぶ。
これにチェックが入っていてオンであれば、ローカルとリモートの間でクリップボードを利用したファイルのコピー&ペーストが可能だ。デフォルトでこれはオンである。
もう1つ注意すべきは、2Gbytesを超える大きなファイルはコピーできないことだ。こうした大きなファイルをコピー&ペーストしようとすると、特にエラー・メッセージが表示されないまま、コピーも行われない。このような場合、「解説」で紹介したTIPSのようにローカル・ドライブをリモート・コンピュータにマウントしてコピーするか、ネットワーク・ファイル共有を利用してコピーする必要がある。詳細は、次のページを参照していただきたい。
なお、複数のファイルをコピーする際には、各ファイルのサイズがそれぞれ2Gbytes以下であればコピーできるようだ。
また、エクスプローラ以外のアプリケーションでは、ローカルーリモート間でコピー&ペーストができない場合があった。例えばローカル・コンピュータ上の画像ファイルをクリップボードにコピーしても、リモート・コンピュータのWindows 7標準のワードパッドにはペーストできなかった。このような場合は、いったんリモート・コンピュータのフォルダにペーストし、そこで再びコピーすればたいていのアプリケーションにペーストできるようだ。
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