TIPS「リソース・モニタでメモリの利用状況をモニタする」では、タスク・マネージャに付属するリソース・モニタ・ツールを使って、Windowsシステムのメモリの利用状況を調査する方法を紹介した。リソース・モニタはWindows Vista/Windows Server 2008以降のWindows OSで利用できる。
メモリの詳細な利用状況を知るにはWindows向けデバッガ「Debugging Tools for Windows(Windows開発者向けサイト)」などを使うのが一般的だが、これは使いこなすのが簡単ではない。もう少し簡単で、分かりやすくメモリの利用状況を確認できるツールとして、SysinternalsのRammapがある。本TIPSではこのツールについて紹介する。
Rammapツールは、Sysinternalsがリリースしているシステム調査ツールの1つで、Windowsシステムのメモリの詳細な利用状況を表示できる。メモリの全般的な利用方法のほか、プロセスごとの利用状況、マッピングされているファイルの情報、メモリ・ページごとの利用状況など、非常に詳しい情報が得られる。なお動作対象はWindows Vista/Windows Server 2008以降のWindows OSとなっている。
操作方法
Rammapツールのインストールと実行
Rammapツールを利用するには、上記のページからZIP形式のファイルをダウンロードしてどこか適当な場所へ解凍し、中に含まれているrammap.exeをダブルクリックして実行する。64bit Windows OS上で利用すると、64bit版のツール(Rammap64.exe)が同じ場所に生成され、それが実行される。32bit版Windowsの場合はそのまま直接実行される。
「Physical Ranges」タブには、Windows OSシステムが認識している全RAM領域のリストが表示される。システムに装着しているはずのメモリ・サイズと、Windows OSが認識しているメモリ・サイズに違いがある場合は、これを見ると、どのようなメモリ・マップになっているかが確認できる。なお32bit Windows OS上で実行すると、OSが認識している部分のサイズ(一般的なクライアントWindows OSでは4Gbytes以下しか認識されない)しか表示されない。
メモリ領域マップ
Windows OSシステムが認識している物理メモリ領域のマップが表示される。この例では、全メモリ空間が3つの領域に分かれて、認識されている。ちなみに、一番上はいわゆる1Mbytes以下のメモリ領域(コンベンショナル・メモリ)、2番目は4Gbytes以下の領域にあるメモリ(この直後から4Gbytesの間まではデバイス用空間)、3番目は4Gbytes以上の領域にあるメモリである。