WindowsもiOS/Mac OS Xも、シフトJISやJISコード、Unicodeといった文字コードを取り扱うことができる。しかし、シフトJISやJISコードにおける文字とコード番号の割り当ては、両プラットフォーム間でまったく共通というわけではなく、一部に食い違いがある。前述の丸で囲った数字とカッコでくくられた曜日は、その代表例で、次の表のように同じ番号に対してまったく異なる文字が割り当てられている。
WindowsとiOS/Mac OS Xの間でコード番号の割り当てが異なる文字は、文字コード全体からすればわずかである。シフトJIS/JISコードにおいて、Windowsで利用できる文字のうち、iOS/Mac OS Xで文字化けする可能性のある文字を以下にピックアップしてみた。
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コード番号の異なる文字の表示例(左:Windows、右:Mac OS X)
これはシフトJIS/JISコードでコード番号の割り当ての異なる文字をピックアップし、Windows 7(左)とMac OS X 10.5(右)で表示した例。Windows側で未定義の文字は省いている。またMac OS Xで「・」となっているのは、未定義のため表示できなかった文字である。これはあくまでも一例であり、プラットフォームやアプリケーションなどによって文字が化けなかったり、別の文字で表示されたりすることもある。
※学術記号の「Σ」は数式で総和を表す記号で、ギリシャ文字の「シグマ」とは違う文字。
こうしてみると、丸で囲われた文字や、「ミリ」「キロ」のように複数の文字を1文字で表現している文字が、Mac OS Xでは正しく表示されないことが分かる。ただし、誤解のないように記しておくと、Mac OS XやiOSでもこうした文字は定義されており、表示もできる。ただ、そのコード番号がWindowsとは異なるため、上記の例では表示されないということだ。
このほかにも、Windowsで表示可能な漢字の一部が、iOS/Mac OS Xで表示できない場合がある(シフトJISの0xED41〜0xED6F、0xFA8D〜0xFAFCなどに割り当てられた漢字)。ただし、いずれも普段目にすることが少ない特殊な漢字ばかりのようだ。
代替できない文字を使いたい場合や、どの文字が化けてしまうか分からない場合は、Unicodeでテキスト・データを作成し、添付ファイルとして送信するという手もある。Unicodeにおいても食い違いは皆無ではないが、実用上はWindowsとiOS/Mac OS X間で文字化けなしでテキスト・データを交換できる。欠点はUnicodeに対応していないアプリケーションがまだ多いことで、例えばUnicode非対応のメーラでUnicodeテキストの本文を受信すると、一部どころかメール本文すべてが化けてしまってまったく読めなくなってしまう。受信者がUnicodeテキストを確実に取り扱えると確認できない場合は、むやみにUnicodeでテキストをエンコードして送らない方が無難だ。