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iPadでデュアルディスプレイ環境を構築する

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 小林 章彦
2011/11/18
対象OS
Windows XP
Windows Vista
Windows 7
出張先などでノートPCの画面が狭く、作業がしにくいと感じることがある。
無料ツールのDisplayLinkを使うと、iPadをサブディスプレイにしてノートPCの画面を広げることができる。

解説

 出張などの出先でノートPCを利用する場合、画面が狭く、作業がしにくく感じることが多いのではないだろうか。特に画面解像度が1024×600ドット程度と狭いネットブックを利用している場合、外部ディスプレイを接続してデュアルディスプレイ環境を構築できたら思うことも多いと思う。

 しかし別途ディスプレイを持ち歩くのは現実的ではない。だがiPadを持っているなら、このディスプレイをノートPCのサブディスプレイとしてデュアルディスプレイ環境の構築が可能だ。iPadの画面は9.7インチで、解像度は1024×768ドットとネットブックの画面サイズに近く、デュアルディスプレイ環境を構築するのに違和感が少ないものとなっている。そこで本稿では、無料ツール「DisplayLink」を使って、iPadをサブディスプレイとするデュアルディスプレイ環境の構築手順を解説する。

  操作方法

 iPadをサブディスプレイに設定するには、iPadにDisplayLinkのユーティリティ、PCにDisplayLinkのドライバをそれぞれインストールする必要がある。iPadでApp Storeを開き「DisplayLink」で検索するか、以下のURLからiTunesを開き、ユーティリティをダウンロードしてインストールする。

 次に、以下のURLをPCのブラウザで開き、「Latest Release」の「DisplayLink iPad Software for Windows」のリンクをクリックし、「DISPLAYLINK SOFTWARE LICENSE AGREEMENT」のページで[Agree」ボタンをクリックすると、Windows OS用ドライバ(原稿執筆時点のバージョンは5.6 M1)のインストーラ(DisplayLink_iPad_5.6_M1.exe)がダウンロードできる。これを実行すればインストール・ウィザードが起動し、DisplayLinkのドライバがインストールされて、通知領域に[DisplayLink]アイコンが登録される。なおインストールの最後で、[iPadパスワード]ダイアログが表示され、パスワードの設定が要求される。これは接続時にiPad側で入力するパスワードで、任意のパスワードを設定する。ダイアログのボタン名が表示されていないが、左側が「OK」、右側が「Cancel」なので、左側のボタンをクリックすること。

[iPadパスワード]ダイアログの画面
iPadをPCに接続する際のパスワードを設定する。上下に同じパスワードを入力して、左側のボタンをクリックする。

 iPadをPCと同じネットワーク・セグメントに無線LANで接続し、iPadにインストールしたDisplayLinkのアイコンをタップし、DisplayLinkのユーティリティを起動する。

iPadにインストールしたDisplayLinkのアイコン
iPadにDisplayLinkのユーティリティをインストールすると、このアイコンが登録される。PCにDisplayLinkのドライバをインストール後、このアイコンをタップすると、iPadをサブディスプレイにできる。
このアイコンをクリックして、DisplayLinkを起動する。→

 同じネットワーク・セグメント内でDisplayLinkが実行されているPC名が自動的に表示される。PC名が表示されない場合は、[add IP address]ボタンをタップし、手動でPCのIPアドレスを入力する。パスワードの入力が求められるので、PC側で設定したパスワードを初回のみ入力する。初回のみ、PC側でDisplayLinkの初期設定が実行されるため、iPadがサブディスプレイになるまでに少々時間がかかる。この際、初期設定に失敗してiPadに接続できない場合は、iPad側のDisplayLinkを終了し、再度、起動すると接続できるようになるはずだ。それでも接続に失敗するようならば、PC側も再起動するとよい。

iPadのDisplayLinkの起動画面
同じネットワーク・セグメントにあるDisplayLinkが実行されているPC名が表示される。接続したいPC名をクリックし、パスワードを入力する(初回のみ)と、そのPCに接続され、iPadがサブディスプレイとなる。
  接続したいPC名をクリックする。
  PC名が見つからない場合は、ここをタップして、直接IPアドレスを入力する。

Windows TIPS:ノートPCでデュアルディスプレイの表示設定を変更する

 あとは、通常のサブディスプレイと同様、Windows XPならば[画面のプロパティ]ダイアログの[設定]タブ、Windows Vistaならば[画面の設定]ダイアログ、Windows 7ならば[画面の解像度]ダイアログで、iPadへの表示設定(表示画面の拡張か複製か)や向き(縦か横か)の設定が行える。

Windows 7の[画面の解像度]ダイアログの画面
iPadへの表示設定(表示画面の拡張か複製か)や向き(縦か横か)の設定が行える。画面を広げたいのならば、[表示画面を拡張する]を選択する。また画面アイコンをドラッグすると、拡張する方向(配置位置)を変更できる。
iPadがサブディスプレイに設定されていることが分かる。
画面を広げたい場合は、[表示画面を拡張する]を選択する。
ここをドラッグすると、画面の拡張方向(配置位置)を変更できる。

iPadをネットブックのサブディスプレイにした例
DisplayLinkを使うことで、簡単にiPadをサブディスプレイにしたデュアルディスプレイ環境が構築できる。

 なおiPadのパスワードの変更などは、PC側の通知領域にある[DisplayLink]アイコンを右クリックしたメニューから行える。

PC側の[DisplayLink]アイコンの右クリック・メニューの画面
DisplayLinkの設定変更などは、PC側の[DisplayLink]アイコンの右クリック・メニューから行う。
[画面の解像度]ダイアログを表示する。
iPadのパスワードを変更する。
PC側のドライバのアップデートがDisplayLinkのWebサイトにあるかどうかを確認する。

 デュアルディスプレイ環境を終了するには、iPadのホームボタンを押し、DisplayLinkを閉じればよい。また無線LANが切れるなどした場合は、自動的にデュアルディスプレイ環境からシングルディスプレイ環境に戻るようになっている(iPad側は、DisplayLinkのPC選択画面に戻る)。

 無線LANでディスプレイを接続しているため、動画再生などでは若干の遅延が発生してしまうが、Officeやブラウザでは表示性能が気になることはなかった。iPadユーザーならば、DisplayLinkを設定しておくと、いざというときに役に立つだろう。End of Article

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