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→ Windows TIPS TOPへ → Windows TIPS全リストへ → 内容別分類一覧へ Windows XP SP1／SP1aを手動で削除する → 解説をスキップして操作方法を読む デジタルアドバンテージ 2003/08/05 　 対象OS Windows XP Professional Windows XP Home Edition

■ Service Packの適用によって、システムが不安定になったり、互換性問題が生じたりする場合がある。 ■ このような場合、Windows XP SP1／SP1aをコントロール・パネルからアンインストール可能だが、何らかの理由でこれができない場合には、Windows XPのインストールCDを使って手作業でSP1／SP1aを削除することができる。

　

解説

　セキュリティ・ホール対策などの目的で、Service Packのタイムリーな適用は管理者にとって不可欠な作業になった。ただしまれに、適用によって障害が発生する場合がある。Service Packの適用では、Windowsのシステム・ファイルがごっそりと入れ替わるので、こうした万一のリスクに対する心構えをしておく必要がある。

　Windows XP Service Pack 1（SP1）／Service Pack 1a（SP1a）は、デフォルトでアンインストール・オプション付きで適用されるので、SP1／SP1aの適用によって何か障害が発生した場合には、コントロール・パネルの［プログラムの追加と削除］からSP1／SP1aをアンインストールし、適用前の元の状態を復帰できるようになっている。

　しかしこれには、WindowsのGUIが利用可能で、コントロール・パネルが使える必要がある。障害の内容が深刻で、これらが利用できないときには、コントロール・パネルからSP1／SP1aをアンインストールすることはできない。あるいは、別稿「TIPS―Windows XP SP1／SP1aインストール後の不要なフォルダを削除する」などの手順によって、アンインストール用フォルダを削除した場合も、コントロール・パネルからのアンインストールは不可能になる。

　このような場合には、Windows XPのインストールCDを利用し、以下の方法でSP1／SP1aを手作業でアンインストールすることができる（実際には、Windows Server XPのオリジナル・ファイルの再インストール作業）。ただし最初からSP1が適用されているWindows XPの場合は（現在市販されているWindows XPはこうなっている）、SP未適用のオリジナルのバージョンに戻すことはできない。

操作方法

Windows XP SP1／SP1aを手作業で削除するには次のようにする。

1. まず、Windows XPのインストール用CDをCD-ROMドライブにセットし、このCDからコンピュータを起動する（“Press any key to boot from CD”というメッセージが表示されたら、任意のキーを押す）。コンピュータがCD/DVD-ROMドライブから起動可能になっていない場合には、コンピュータのBIOS設定などを変更して、起動可能にしておく。

2. CDから起動すると、Windows XPのセットアップを行うか、インストール済みのWindows XPを回復するかが問い合わせられるので、通常のセットアップ（［Enter］キー）を選択する。

3. Windows XPのライセンス契約に同意する（［F8］キーを押す）。

4. ハードディスク内部にインストールされているWindowsの一覧が表示されるので、修復したいWindows XPの項目を選択し、［R］キーを押して修復を指示する。

5. 画面に従って、Windows XPを再インストールする。

　再インストールが完了すると、SP1／SP1aを適用する以前のWindows XPに戻る。ただしこの修復作業の過程で、再度Windows XPのライセンス認証処理が必要になる場合がある。

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