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システム起動時の自動chkdskをスキップする

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ
2003/10/25
 
対象OS
Windows 2000 Professional
Windows XP Professional
Windows XP Home Edition
Windows 2000 Server
Windows Server 2003
Windows 2000 Advanced Server
Windows NT系のOSでは、必要ならば、システムの起動時に自動的なchkdskを行うようになっている。
これをスキップするには、chkntfsコマンドを利用する。
 
解説

ダーティ・ビットによるファイル・システム・チェック

 Windows NT以降で採用されているNTFSファイル・システムは、突然の電源断などによるシステム障害においても、ファイル・システムが破綻しにくくなるように設計されている。そのため、DOSやWindows 9Xのころに比べると、ファイル・システムに対してchkdskコマンドを実行して、ファイル・システムの一貫性を調べたり、破損した部分を修復したりする必要性は少なくなっている。だがそれでも、NTFSといえども完全に耐障害性が確保されているわけでないので(あくまでも、FATなどよりははるかに障害に強い、という程度である)、ときどきはchkdskなどを適用して、ファイル・システムが壊れていないかなどを調査する必要がある。

 といっても、システム起動時や一定期間ごとに毎回chkdskを実行するとなると、非常に時間がかかるし、システムに対する負荷も問題になるだろう。そこでWindows NT以降のOSでは、「必要のある場合にのみ、システム起動時にchkdskを実行する」というふうになっている。具体的にいうと、「ファイル・システムのダーティ・ビット」がセットされていると、「システム起動時にそのボリュームに対してchkdskを実行する」のである。「ダーティ・ビット」とは、各ボリュームごとに備えられている特別なステータス・ビットであり、OSの起動時(正確には、ボリュームのマウント時)にセットされ、OSの終了時にクリアされる。もしシステムが突然の障害や電源断、リセットなどにより、稼働途中で強制的に終了、再起動したりすると、ダーティ・ビットはセットされたままになる。

 この状態でシステムを起動すると、ダーティ・ビットがセットされたままなので、システムに異常が発生したことが分かる(正常終了していれば必ずクリアされているはずだから)。するとOSはchkdskを実行し、ファイル・システムの整合性、一貫性を検査する。

 だがこの自動的なファイル・システムの検査は、場合によってはスキップさせたいことがある。エラーが発生しているのでディスクを取り換えるつもりだとか(壊れかけたディスクを無理に修復すると、ダメージが大きくなる可能性がある)、巨大なディスクなのでchkdskにかかる時間をスキップしたい、バグなどにより毎回chkdskが起動されるのでスキップしたい、などである。

 自動的なチェックをスキップするには、chkntfs.exeというコマンドが利用できる。


操作方法

 chkntfs.exeコマンドは、コマンド・プロンプト上で利用するプログラムである。使い方を表示させるには、「chkntfs /?」を実行すればよい。

C:\>chkntfs /?
CHKNTFS ボリューム [...]
CHKNTFS /D
CHKNTFS /T[:時間]
CHKNTFS /X ボリューム [...]
CHKNTFS /C ボリューム [...]

  ボリューム  ドライブ文字 (文字の後にはコロンを付ける)、マウント
               ポイント、ボリューム名を指定します。
  /D          コンピュータを既定の動作に戻します。
              起動時にすべてのドライブを検査し、エラーがあったドライブに
              対して CHKDSK を実行します。
  /T:時間     指定された時間を秒に変換して、AUTOCHK を開始するカウント
              ダウン時間へ設定します。
              時間が指定されていなければ、現在の設定を表示します。
  /X          ドライブを既定の起動時の検査から除外します。
              除外するドライブは、このコマンドを実行するたびに指定する
              必要があります。
  /C          ブート時にドライブを検査するようにスケジュールします。
              ドライブにエラーがある場合、chkdsk が起動されます。

スイッチが指定されていない場合、指定されたドライブにエラーがあるかどうか、
次回の再起動で確認を行うようスケジュールされているかどうかを表示します。

ダーティ・ビットの検査

 指定されたドライブがダーティな状態かどうか(ダーティ・ビットがセットされているかどうか)をチェックするには、単にドライブ名だけを指定する。

C:\>chkntfs c: d:
ファイル システムの種類は NTFS です。
C: が正しくありません。/C オプションで次回起動時に
このドライブに対して CHKDSK を起動するようにスケジュールできます。
ファイル システムの種類は FAT32 です。
D: は正常です。

 Windows XP/Windows Server 2003ならば、これは以下のコマンド(fsutil dirty query)に相当する。

C:\>fsutil dirty query c:
ボリューム - c: は Dirty です


C:\>fsutil dirty query d:
ボリューム - d: は Dirty ではありません

自動チェックのスキップ

 指定されたドライブの自動的なchkdskをスキップするには、/Xオプションにドライブ名を指定する。例えばC:とD:のチェックをスキップするには次のように入力する。

chkntfs /x c: d:

 これにより、C:とD:が自動検査の対象から除外される。なお複数のドライブを指定する場合は、1回のコマンドで入力しなければならない。複数回指定すると、最後のものだけが有効になる(例:「chkntfs /x c:」と「chkntfs /x d:」なら、D:だけが除外の対象となる)。

 このコマンドを使うにあたって、1つ大事な注意点がある。このコマンドは、自動的なchkdsk作業をスキップさせるだけであり、ダーティ・ビットをクリアするわけでもないし、ファイル・システムの整合性をチェック、修復してくれるわけでもない。必要ならば次の有効化のコマンドを使って自動chkdskを実行させなければならない。

自動チェックの有効化

 指定されたドライブで自動的なchkdskを行わせるには(デフォルトの状態)、/Cオプションにドライブ名を指定する。例えばC:とD:のチェックを行わせるには次のように入力する。

chkntfs /c c: d:

 ただしこのコマンドは、「強制的にchkdskを実行させる」ためのものではない。起動時に自動的なchkdskを行うかどうかをダーティ・ビットを見て判断させるだけであり、ボリュームがダーティでなければ自動chkdskは行われない。強制的にchkdskしたければ、「chkdsk /f c:」などとして、/Fオプション付きでchkdskを実行する必要がある。。

 /Dオプションを指定することにより、すべての/Xや/Cの指定を解除して、元の状態(すべてのドライブに対して自動的なchkdskを行う状態)に戻す。End of Article

chkntfs /d
 
  関連リンク
  [CHKNTFS.EXE] : CHKNTFS.EXE の使用方法(サポート技術情報160963)
  [NT]Win2000:Chkdsk、Autochk、および Chkntfs ツールの拡張(サポート技術情報218461)
  [NT]Autochk.exe のタイムアウト値を変更する (サポート技術情報191603)
     
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このリストは、(株)デジタルアドバンテージが開発した
自動関連記事探索システム Jigsaw(ジグソー) により自動抽出したものです。
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