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IBM ThinkpadでWindowsキー/アプリケーション・キーを割り当てる

解説をスキップして設定方法を読む

デジタルアドバンテージ
2004/12/18
 
対象機種
IBM ThinkPad
Windows操作用として追加されたWindowsキーとアプリケーション・キーは場合によっては便利に使える。
しかしThinkPadには、これらの追加キーは配置されておらず、標準状態では入力できない。
ThinkPadに付属するキーボード・カスタマイズ・ユーティリティを利用すれば、右Alt、右Ctrlなど使用頻度の低いキーに追加キーを割り当てることができる。
 
解説

 Windows OSのプレインストールが一般的な現在のPCでは、ほとんどの場合、標準でキーボードにWindowsキーとアプリケーション・キーが用意されている。これらはWindowsの操作を簡便化する目的でマイクロソフトが考案したものだ。

Windowsキーとアプリケーション・キー
Windowsキーとアプリケーション・キーは、いずれもマイクロソフトがWindowsの使い勝手を向上させるために考案したものだ。写真は一般的なデスクトップ用キーボードである。
  左Windowsキー
  右Windowsキー
  右アプリケーション・キー

TIPS:任意のプログラムを素早く起動する
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 Windowsキーを押すと、Windowsのスタート・メニューが表示され、アプリケーション・キーを押すと、現在選択されているオブジェクトのプロパティ・メニューが表示される。これ以外にも、Windowsキーやアプリケーション・キーとアルファベット・キーを組み合わせて押すことで、Windowsのさまざまな操作を行える。このWindows TIPSのコーナーでも、これまでにこれらの追加キーの活用法をご紹介した。

 しかしIBMのノートPCブランドであるThinkPadだけは違う。ThinkPadだけは、日本語入力キーはあるが、Windowsキーやアプリケーション・キーは存在しない。

IBM ThinkPadの日本版キーボード
IBM ThinkPadの日本版キーボードにはWindowsキーやアプリケーション・キーは存在しない。

 残念ながら、Windowsキーやアプリケーション・キーを、別のキー・コンビネーションで入力する方法などはない。つまり標準状態では、ThinkPadではWindowsキーやアプリケーション・キーを使うことはできないのだ(注:[スタート]メニューを表示させるだけなら[Ctrl]+[ESC]で代用できるが、Windowsキーと文字キーを同時に押す操作は実現できない。アプリケーション・キーは、マウスの右クリックか[Shift]+[F10]でほぼ代用できる)。

 しかしIBMは、これらの追加キーを使えるようにするためのツール(キーボード・カスタマイズ・ユーティリティ)を無償提供している。これを利用すれば、右Altキーや右CtrlキーなどをWindowsキーやアプリケーション・キーに割り当てることができる。


設定方法

キーボード・カスタマイズ・ユーティリティで設定する

 キーボード・カスタマイズ・ユーティリティは、ThinkPadにプレインストールされている。機種によって異なるかもしれないが、例えばThinkPad X31では、[スタート]メニューの[すべてのプログラム]−[Access IBM]−[キーボード カスタマイズ・ユーティリティ]から起動できる。

 パッケージ版のWindowsをクリーンインストールした場合などは、IBMのWebサイトで無償公開されているので、自分の機種に合致したソフトウェアをダウンロードしてインストールする。ダウンロード先は機種によって異なるが、IBMの以下のテクニカル・サポート検索のツールで、「キーボード・カスタマイズ・ユーティリティ」と入力して検索すれば、各機種対応版のダウンロード先が一覧表示される。すべての機種かどうかは不明だが、ほとんどの機種向けに同名のソフトウェアが用意されていることが分かる。

 設定自体は非常に簡単だ。キーボード・カスタマイズ・ユーティリティを起動して、Windowsキーとアプリケーション・キーに割り当てたいキーをドロップダウン・リストボックスから選択するだけだ。

キーボード・カスタマイズ・ユーティリティ
このツールを使えば、追加キーを簡単に割り当てられる。
  追加キーを割り当てるにはこれを選択する。
  以下のキー割り当てを有効にする場合にチェックする。
  Windowsキーに割り当てるキーを選択する。
  アプリケーション・キーに割り当てるキーを選択する。
  ブラウザ・キーを無効にするにはこれを選択する。

 Windowsキー、アプリケーション・キーとも、左Shift、右Shift、左Ctrl、右Ctrl、左Alt、右Altのいずれかのキーを割り当てることができる。一般的には、あまり使わないと思われる右Altキーと右Ctrlキーを割り当てるのがよいだろう。設定を変更して、[適用]ボタンをクリックすれば、システムを再起動しなくても割り当ては有効化される。

 ThinkPadには、機種によってブラウザ・キーと呼ばれる追加キーがカーソル移動キーの部分に配置されている。

ThinkPadのブラウザ・キー
名称が表しているとおり、標準ではWebブラウザの[戻る]、[進む]の機能がそれぞれ左ブラウザ・キー、右ブラウザ・キーに割り当てられている。
  左ブラウザ・キー
  右ブラウザ・キー

 右Ctrlや右Altを割り当てられないユーザーは、これらのブラウザ・キーにWindowsとアプリケーション・キーを割り当てられないかと考えるかもしれない。しかし残念ながら、キーボード・カスタマイズ・ユーティリティはこれをサポートしていない。レジストリを修正して、キーボードがドライバ・レベルでのキーの識別に使用しているスキャン・コードを編集すればこれが可能だが、すべての機種で有効かどうか分からないし、保証もされないので、本稿では紹介しない。インターネットの検索サイトで「ThinkPad 進むキー Windowsキー レジストリ」といったキーワードで検索すれば、これを説明したサイトはすぐに見つかるはずだ。

 ただし、キーボード・カスタマイズ・ユーティリティを利用して、ブラウザ・キーを無効化することは可能だ。カーソル移動キーと間違えて押してしまって困る、という場合には無効化しておくとよい。これには、キーボード・カスタマイズ・ユーティリティの[キーの応答速度]タブにある[ブラウザー・キーを有効にする]のチェック・ボックスをオフにする(デフォルトではオンになっている)。End of Article

「Windows TIPS」

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