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起動時のWindowsロゴ表示を省略し、起動時間を短縮する

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 正木 理絵子
2005/01/15
2005/02/05 更新
対象OS
Windows XP
Windows Server 2003
いうまでもなく、コンピュータの起動時間は短いほどよい。
Windows XPでは、デフォルトで起動時に「Windows XPロゴ」が表示されるが、これを省略することで、起動時間を少しだけ短縮することができる。
 
解説

 当然ながら、コンピュータの起動時間は短いほどよい。Windows XP(以下、Windows Server 2003も含む)では、起動時に「Windows XPのロゴ」が画面中央に表示され、起動処理が進行中であることがアニメーションで表示される。これを表示するためにWindows OSでは、本来のグラフィックス・ドライバ(システムごとに異なるデバイス・ドライバ)とは別に、bootvid.dllというベーシック・ビデオ・ドライバを最初にロードしてロゴとアニメーション表示を実現している。

 Windowsの起動オプションを変更すれば、bootvid.dllのロードを省略し、ロゴとアニメーション表示を省いて、わずかだが起動時間を短縮することができる。参考までに手元のノート型PC(Pentium M 1.4GHz)で試したところ、従来は約60秒かかっていた起動が約55秒と、10%弱だが起動が高速になった。これが有用かどうかは、読者の判断によって分かれるかもしれない。


操作方法

1.boot.iniをテキスト・エディタで編集する方法

 ロゴ表示を無効にするには、Windowsが起動時に参照するboot.iniファイル(起動ドライブのルート・フォルダに存在する)を編集する。このためにはいろいろな方法があるが、一番基本的なのは、テキスト・エディタで開いて編集する方法である。

 ただしboot.iniファイルには隠しファイル属性が付けられているので、(デフォルト設定の)エクスプローラでは表示されない。エクスプローラのフォルダ・オプションを変更して隠しファイルも表示されるようにすれば、エクスプローラからboot.iniファイルを(テキスト・エディタなどで)開けるようになる。

2.システムのプロパティを利用する方法

 ファイル属性の変更が面倒なら、コントロール・パネルの[システム]を実行し(もしくは[マイ コンピュータ]を右クリックして、ポップアップ・メニューから[プロパティ]を選ぶ)、表示される[システムのプロパティ]ダイアログの[詳細設定]タブをクリックし、[起動と回復]グループの[設定]ボタンをクリックする。

[システムのプロパティ]−[詳細設定]タブ
[システムのプロパティ]からboot.iniの編集画面を表示することができる。
  まずこのタブをクリックする。
  次にこのボタンをクリックする。

 すると次のダイアログが表示されるので、[編集]ボタンをクリックする。

[起動と回復]ダイアログ
この[編集]ボタンをクリックすると、boot.iniファイルがメモ帳で開かれる。
  これをクリックする。

 するとboot.iniファイルがメモ帳で開かれる。

メモ帳で開かれたboot.iniファイル
Windowsの起動オプションの最後に「/noguiboot」という文字列を追記する。
  ここに「/noguiboot」と追記する。

 Windowsの起動時オプションは、[operating systems]というセクションにある次の「multi(0)disk(0)rdisk(0)〜」という行の最後に追加できる。bootvid.dllのロードと初期化を省略するには、この行の最後に「/noguiboot」という文字列を追記する。例えば次のようになる。

multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS="Microsoft Windows XP Professional" /noexecute=optin /fastdetect /noguiboot

 boot.iniファイルを上書きすれば、次回の起動時からはbootvid.dllのロードと初期化、Windows XPロゴの表示と進行状況のアニメーション表示が省略されるようになる。

 なお“/noguiboot”パラメータは、グラフィックス・デバイスのトラブル調査などで使える場合もある(初期のbootvid.dllのロードを省略して挙動の変化を確かめるなど)。

3.bootcfg.exeコマンドを利用する方法

 bootcfg.exeコマンドは、boot.iniファイルを編集するためのコマンドである。コマンド・プロンプト上で操作することができる。bootcfg.exeの具体的な使い方についてはTIPS「システムのブート情報ファイルBOOT.INIを編集する」を参照していただきたいが、/noguibootパラメータを追加するだけなら、次のようなコマンドを実行すればよい。

C:\>bootcfg /addsw /NG /ID 1  …/noguibootの追加
成功: BOOT.INI の OS エントリ "1" にスイッチを追加しました。

C:\>type c:\boot.ini …内容の確認
[boot loader]
timeout=10
default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS
[operating systems]
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS="Microsoft Windows XP Professional" /fastdetect /noguiboot

4.msconfig.exeを用いて編集する方法

 boot.iniの内容を大幅に書き換えるのではなく、既存のエントリに対して/noguibootというパラメータを追加・削除する程度なら、msconfig.exeというGUIベースのツールも利用できる。このコマンドは%windir%\PCHealth\HelpCtr\Binariesにインストールされているので起動が面倒だが、通常は[スタート]メニューの[ファイル名を指定して実行]で「msconfig」と入力して起動する。boot.iniの内容を編集するには、[BOOT.INI]タブを選択する。

msconfig.exeによるパラメータの設定
msconfigコマンドを使えば、GUIベースでboot.iniの内容(特にオプション・パラメータ類)を簡単に編集することができる。
  これをオンにすると、行の最後に自動的に「/noguiboot」という文字列が追加される。
  追加された文字列。

 追加可能なオプション・パラメータごとにチェック・ボックスが用意されているので、「/NOUIBOOT」をオンにする。設定変更後、[OK]をクリックすると、boot.iniの内容が更新され、システムを再起動するかどうかを問い合わせるダイアログが表示される。そこで[再起動]を選択すると、システムがリブートする。End of Article

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  Windows TIPS:システムのブート情報ファイルBOOT.INIを編集する(Windows Server Insider)
     
更新履歴
【2005/02/05】bootcfgとmsconfigコマンドに関する記述を追加しました。
 
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