Windows OSの「タスク」は、設定したプログラムを、あらかじめ決められた日付や時間になると実行する機能である。定期的に実行する作業、例えばシステムやデータのバックアップ、データやシステム状態の同期、定時的な動作状況のレポート作業、ログ・ファイルの整理(古いログの削除や移動)など、さまざまな場面で利用できる。このほかにも、例えばウイルス・チェック・ソフトウェアで、定期的な更新のチェックなどで利用されている場合もある。
■Windows NTの場合
Windows NTでタスクを作成/削除するには、コマンドライン・ツールのat.exeコマンドを利用する。GUIのツールはなく、しかも1度作成したタスクを修正することはできない。実行スケジュールや実行するコマンドを変更するには、1度削除してから、新規に作成し直す必要があるなど、使い勝手はよくない。
■Windows 2000の場合
Windows 2000では、[コントロール パネル]に新しく用意された[タスク]アプレットを利用してタスクを管理する。従来のat.exeコマンドも利用できるが、これは互換性のためだけに残されているコマンドである。at.exeで作成したタスクもこの[タスク]アプレットで表示されるが、1度でも[タスク]アプレットで設定内容を変更すると、そのタスクはWindows 2000の「Task Scheduler」サービス用に昇格・変更され、at.exeコマンドではもう一覧を見ることさえできない。
[タスク]アプレット
Windows 2000以降のOSでは、[コントロール パネル]の[タスク]アプレットを利用してタスクを管理する。
タスクを作成するには、このウィザードを利用する。
at.exeコマンドで作成されたタスク。名前が「At〜」となっている。
タスク作成ウィザードで作成されたタスク。
■Windows XP/Windows Server 2003の場合
GUIツールの[タスク]管理ツールに加えて、新しくschtasks.exeというコマンドが用意された。これはコマンド・プロンプト上で利用するツールであり、GUIの[タスク]管理ツールで作成されたタスクと互換性がある。Windows XP以降のOSでは、at.exeは利用せず、必ずこちらを利用するべきである(Windows 2000同様、互換性のためにat.exeコマンド自体は提供されている)。