Windows TIPS
[User Interface]
リモート・デスクトップの便利なショートカット・キー
→ 解説をスキップして操作方法を読む
デジタルアドバンテージ 小川 誉久
2005/08/27
対象OS
Windows 2000
Windows XP
Windows Server 2003
■
リモート・デスクトップ(ターミナル・サービス)を利用すれば、遠隔地にあるコンピュータを、あたかも手元にあるように操作できる。
■
しかしAlt+Tabキーによるウィンドウの切り替えなど、Windowsを操作するショートカット・キーはローカル・コンピュータで処理されてしまい、リモート・コンピュータ側には送信されない(ウィンドウ・モード、デフォルト時)。
■
リモート・デスクトップ用に割り当てられたショートカット・キーを利用すれば、ローカルWindowsへの操作と同等の操作をリモート・コンピュータに対して実行できる。
Windows XPのリモート・デスクトップやWindows 2000 Server/Windows Server 2003のターミナル・サービスは便利な機能である。これを利用すれば、遠隔地にあるコンピュータにリモートからログオンし、ログオン先コンピュータの表示をローカル・ウィンドウの1つとして表示し、操作することができる。複数のコンピュータを1カ所から操作する場合などに有効だ。
リモート・デスクトップ
リモート・デスクトップ機能を使えば、遠隔地にあるコンピュータにリモートからログオンし、それをローカル・ウィンドウの1つとして操作できる。
ローカル・コンピュータの領域。
リモート・デスクトップのウィンドウ。内部に表示されているのは、リモート・コンピュータの内容。通常のウィンドウと同様、マウスやキーボードで操作することが可能。
リモート・デスクトップのウィンドウは、通常のローカル・ウィンドウと同様に、キーボードやマウスで操作できる。入力したキーやマウス操作は、そのままリモート・コンピュータに送られて処理される。
しかし、リモート・デスクトップのウィンドウをウィンドウ・モードで(全画面モードではない状態で)表示している場合、デフォルトの状態では、Windowsシステムで処理される一部のショートカット・キーは、そのままではリモート・コンピュータ側には送られない。Windows NT、Windows 2000、Windows XP、Windows Server 2003でリモート・デスクトップ・クライアントを実行している場合には、[ローカル リソース]タブの[キーボード]設定にて、ショートカット・キーの送信先を[ローカル コンピュータ](すべてローカル・コンピュータに送信する)、[リモート コンピュータ](すべてリモート・コンピュータに送信する)、[全画面表示モードのみ](全画面表示モードの場合のみリモート・コンピュータに送信する。デフォルト設定)の中から選択可能だ。ただし、Windows 9xでリモート・デスクトップ・クライアントを実行した場合には、このオプションは選択できず、ローカル・コンピュータ側にしか送信できない。
これらのショートカット・キーには、次のようなものがある。
ショートカット・キー
内容
Alt+Tab
現在開かれているウィンドウをアイコン一覧としてポップアップし、アクティブなプログラムを左から右に順に切り替える
Alt+Shift+Tab
現在開かれているウィンドウをアイコン一覧としてポップアップし、アクティブなプログラムを右から左に順に切り替える
Alt+Esc
アクティブなウィンドウを開いた順番に切り替える
Alt+Shift+Esc
アクティブなウィンドウをAlt+ESCとは逆順に切り替える
Ctrl+Esc
[スタート]メニューを表示する
Ctrl+Alt+Del
[Windowsのセキュリティ]ダイアログボックスを表示する
Alt+Space
ウィンドウのシステム・メニューを表示する(マウスでウィンドウ・タイトルバーの左端をクリックしたときに表示されるメニュー)
PrintScreen
デスクトップ画面のキャプチャ・データをクリップボードに転送する
Alt+PrintScreen
デスクトップ中のアクティブなウィンドウのキャプチャ・データをクリップボードに転送する
Windowsを操作するショートカット・キー
これらのショートカット・キー操作は、すべてローカル側のWindowsによって処理されてしまい、リモート・コンピュータには送られない。したがってリモート・コンピュータをこれらのショートカット・キーで操作したいと思っても、操作はできない。
Alt+Tabによるウィンドウの切り替え
Alt+Tabキーを押すと、現在実行されているウィンドウのアイコン一覧がこのようにポップアップ表示される。Alt+Tabを押すごとに左から右へ(Alt+Shift+Tabを押すごとに逆に右から左へ)選択項目を移動し、キーを離すと選択したウィンドウがアクティブになる。これに対しAlt+Esc(およびAlt+Shift+Esc)によるウィンドウの切り替えでは、このようなアイコン一覧はポップアップ表示されず、実際のウィンドウが次々に切り替わる。
リモート・コンピュータ側に対してこれらのキーボード操作を実行したければ、リモート・デスクトップの操作用に特別に割り当てられたキー操作を行う必要がある。
リモート・デスクトップにおいて、リモート・コンピュータ側を操作するために割り当てられているショートカット・キーは以下の表のとおり。操作したいリモート・デスクトップのウィンドウをアクティブにして、以下のキー操作を行うと、リモート・コンピュータを操作することができる。ここでは参考のため、同等の操作をローカルのWindowsに対して実行するためのキー操作(前出の表)も併せて掲載した。
ショートカット・キー
(リモート・コンピュータに対する操作)
ショートカット・キー
(ローカルWindowsに対する操作)
内容
Alt+PageUp
Alt+Tab
現在開かれているウィンドウをアイコン一覧としてポップアップし、アクティブなプログラムを左から右に順に切り替える
Alt+PageDown
Alt+Shift+Tab
現在開かれているウィンドウをアイコン一覧としてポップアップし、アクティブなプログラムを右から左に順に切り替える
Alt+Insert
Alt+Esc
アクティブなウィンドウを開いた順番に切り替える
Alt+Shift+Insert
Alt+Shift+Esc
アクティブなウィンドウをAlt+ESCとは逆順に切り替える
Alt+Home
Ctrl+Esc か
Windowキー
[スタート]メニューを表示する
Ctrl+Alt+End
Ctrl+Alt+Del
[Windowsのセキュリティ]ダイアログボックスを表示する
Ctrl+Alt+Break
N/A*1
リモート・デスクトップ・ウィンドウのウィンドウ表示と全画面表示モードを切り替える
Alt+Delete
Alt+Space
ウィンドウのシステム・メニューを表示する(マウスでウィンドウ・タイトルバーの左端をクリックしたときに表示されるメニュー)
Ctrl+Alt+テンキーの[+]
PrintScreen
デスクトップ画面のキャプチャ・データをクリップボードに転送する
Ctrl+Alt+テンキーの[−]
Alt+PrintScreen
デスクトップ中のアクティブなウィンドウのキャプチャ・データをクリップボードに転送する
リモート・デスクトップ操作用のショートカット・キー
「テンキーの[+]」 や「Ctrl+Alt+テンキーの[−]」とは、104型 /109型キーボード のテンキー部分(右側部分)にある「+ 」や「−」キーのことである。左側のメイン部分(英字キー部分)にある「+ 」や「−」キー(109型キーボードならば「;」の上側や「=」の下側)ではない。
*1 N/A:Not Applicable(対応するキー操作はない)
ちなみに「Ctrl+Alt+テンキーの[+]」や「Ctrl+Alt+テンキーの[−]」によるリモート・デスクトップの画面キャプチャでは、キャプチャ結果がリモート・コンピュータとローカル・コンピュータのクリップボードの双方に転送される。従って例えば、「Ctrl+Alt+テンキーの[+]」でリモート・デスクトップの画面をキャプチャして、ローカル・コンピュータ上のビットマップ・エディタでペーストするなどが可能である(実際にはこの逆に、PrintScreen/Alt+PrintScreenキーでキャプチャしたローカル・デスクトップのデータを、リモート・デスクトップ内のビットマップ・エディタでペーストすることも可能である)。
この記事と関連性の高い別のWindows TIPS
generated by
TechTargetジャパン
Windows Server Insider フォーラム 新着記事
キャリアアップ
**先週の人気講座ランキング**
〜 Android編 〜