Windows TIPS
[Network]
  Windows TIPS TOPへ
Windows TIPS全リストへ
内容別分類一覧へ

pingを繰り返し実行させる

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2005/11/19
 
対象OS
Windows 2000
Windows XP
Windows Server 2003
pingコマンドはTCP/IPにおける基本ツールであり、IP的に到達可能であるかどうかを調査できる。
pingコマンドはデフォルトでは4回パケットを送信するが、繰り返し実行したい場合は-nオプションで回数を指定する。
-tオプションを利用すると、ユーザーが中断するまでずっと連続して実行される。
 
解説

 pingコマンドは、TCP/IPネットワークにおける基本的なトラブルシューティング・ツールであり、さまざまな場面で利用することができる。一番簡単な使い方は、単にあて先(IPアドレスやホスト名、FQDN名など)を指定して実行するだけである。

 Windows OS付属のpingコマンドは、指定されたあて先に対して、デフォルトでは4回だけICMPパケットを送信し、その応答の状態(正しく戻ってきた場合はその応答時間、エラーの場合は受け取ったエラー・メッセージ)を表示する。

 4回しかパケットを送信しないため、時間にしてわずか4秒程度(1秒ごとに1パケットずつ送信する)で実行が終了する。しかし場合によっては、ネットワークの調子を調べるために、ずっと実行し続けたい場合もあるだろう。例えばインターネットやVPN、WANアクセス回線の調子が不安定であり、その調子(どの程度遅延があるか、どの程度パケットがドロップするかなど)を調べるには、ある程度の期間、継続的にpingを実行する必要がある。このような場合は、オプションを指定することによって、何度も繰り返して(ICMPパケットの送信を)実行することができる。


操作方法

回数を指定してpingする

 pingで送信する回数を指定するには、-nオプションを使用する。例えば10回送信したければ次のようにする。

C:\>ping -n 10 server1 …指定したサーバへ10回pingする

Pinging server01 [192.168.4.51] with 32 bytes of data:

Reply from 192.168.4.51: bytes=32 time<1ms TTL=128
Reply from 192.168.4.51: bytes=32 time<1ms TTL=128
Reply from 192.168.4.51: bytes=32 time<1ms TTL=128
Reply from 192.168.4.51: bytes=32 time<1ms TTL=128
Reply from 192.168.4.51: bytes=32 time<1ms TTL=128
Reply from 192.168.4.51: bytes=32 time<1ms TTL=128
Reply from 192.168.4.51: bytes=32 time<1ms TTL=128
Reply from 192.168.4.51: bytes=32 time<1ms TTL=128
Reply from 192.168.4.51: bytes=32 time<1ms TTL=128
Reply from 192.168.4.51: bytes=32 time<1ms TTL=128

Ping statistics for 192.168.4.51: …10回pingした結果
    Packets: Sent = 10, Received = 10, Lost = 0 (0% loss),
Approximate round trip times in milli-seconds:
    Minimum = 0ms, Maximum = 0ms, Average = 0ms

 -nオプションを指定しないと、デフォルトでは4回だけ実行することになっている。

基礎から学ぶWindowsネットワーク―第11回.MACアドレスを解決するARPプロトコル

 もし4回という回数が多すぎるなら、例えばping -n 1とすれば、1回だけ実行することが可能である。ただし最初の1回はARPプロトコルなどがやりとりされる関係上、少し遅延が入ることがあるので、そのあたりの仕組みには注意していただきたい(ARPプロトコルについては参考記事参照)。ネットワークの遅延時間をpingで正確に測定するには、まずダミーで1回だけpingを実行し、ARPによる名前解決(MACアドレスとIPアドレスの対応付け)を済ませてから、あらためて時間測定用のpingコマンドを実行するという使い方をするとよいだろう。最初のダミーのpingは1回だけあれば十分なので、そこでping -n 1コマンドを利用するとよい。

pingをずっと実行し続ける

 回線の状態を定常的に観察するためには、pingをずっと実行し続けるという方法も考えられる。そのような場合は、-tオプションを利用するとよい。このオプションを指定すると、ユーザーが[Ctrl+C]キーで強制的に終了させない限り、ずっと実行し続ける。また[Ctrl+Break]キーを押すと、いったん統計情報を表示後、pingの実行を続ける。

C:\>ping -t XXX.XXX.XXX.XXX …ずっと実行し続ける

Pinging XXX.XXX.XXX.XXX with 32 bytes of data:

Reply from XXX.XXX.XXX.XXX: bytes=32 time=5ms TTL=47
Reply from XXX.XXX.XXX.XXX: bytes=32 time=7ms TTL=47
Reply from XXX.XXX.XXX.XXX: bytes=32 time=5ms TTL=47
Reply from XXX.XXX.XXX.XXX: bytes=32 time=4ms TTL=47
Reply from XXX.XXX.XXX.XXX: bytes=32 time=5ms TTL=47
Reply from XXX.XXX.XXX.XXX: bytes=32 time=7ms TTL=47
Reply from XXX.XXX.XXX.XXX: bytes=32 time=4ms TTL=47

Ping statistics for XXX.XXX.XXX.XXX: …中断するまでの結果
    Packets: Sent = 7, Received = 7, Lost = 0 (0% loss),
Approximate round trip times in milli-seconds:
    Minimum = 4ms, Maximum = 7ms, Average = 5ms
Control-C
^C …ユーザーによる中断

 ただしWindows OSのpingコマンドでは送信の間隔は1秒に固定されているため、例えば10分に1回だけ実行するといった使い方は(pingコマンド単独では)できない。一般のインターネット上のホストに対してこのようなコマンドを実行すると、一種の攻撃と見なされる可能性があるので注意していただきたい。このオプションは、自組織で管理しているネットワーク上でのみ利用するなどの注意が必要である。End of Article

関連記事(Windows Server Insider)
  Windows TIPS:pingでネットワーク・トラブルの原因を調査する
  Windows TIPS:tracertでネットワークの経路を調査する
  Windows TIPS:使用中のIPアドレスを調査する
  Windows TIPS:ネットワークの診断ツールを活用する
     
この記事と関連性の高い別のWindows TIPS
pingのタイムスタンプ・オプションで進行状況を確認する
pingでネットワーク・トラブルの原因を調査する
pingでネットワークの速度を調査する
使用中のIPアドレスを調査する
Windows XPのファイアウォール機能を活用する
このリストは、(株)デジタルアドバンテージが開発した
自動関連記事探索システム Jigsaw(ジグソー) により自動抽出したものです。
generated by

「Windows TIPS」

TechTargetジャパン

Windows Server Insider フォーラム 新着記事

@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

RSSフィード

キャリアアップ

- PR -
@IT Sepcial

イベントカレンダー

PickUpイベント

- PR -
もっと見る
- PR -

お勧め求人情報

ホワイトペーパーTechTargetジャパン

@IT Sepcial
ソリューションFLASH