Windows TIPS
| [Network] |
ドメイン名に対してIPアドレスを割り当てる
→ 解説をスキップして操作方法を読む
デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2005/12/10 |
|
| 対象OS |
| Windows 2000 Server |
| Windows Server 2003 |
|
|
 |
| ■ |
通常はWebサーバに対しては、wwwなどの名前をDNSのレコードとして定義する。 |
| ■ |
ドメイン名に対して直接IPアドレスを割り当てると、URLなどの表記が短くなり、覚えやすくなる。 |
| ■ |
これを実現するには、DNSのゾーン名に対して、IPアドレスを割り当てるAレコードを直接定義すればよい。 |
|
|
Webサーバを導入する場合、一般的にはwwwとかwww1といったホスト名を割り当て、そのホスト名をDNSドメインに登録することが多い。例えば、DNSドメイン名が「example.co.jp」ならば、WebサーバをアクセスするためのFQDN名は「www.example.co.jp」となる。URL表記でいうと「http://www.example.co.jp/」となる。
だが「www.〜」を先頭に付けずに、ドメイン名に対して直接IPアドレスを割り当てることができれば、ユーザーは例えば「http://example.co.jp/」と指定するだけでWebサーバへアクセスできるようになる。ホスト名部分が不要なのでURL表記が短くなり、覚えやすくなるし、(電話や口頭などで)伝えるのも簡単になる。またホスト名部分にどういう名前を付けるかを考える必要もなくなるし、最近ではこのような形態で運用されているドメインもよく見かける。だが、従来の慣習(Webサーバには「www」と付ける)などに慣れ親しんだユーザーも少なくないので、www付きのFQDN名のレコードも用意し、どちらも同じWebサーバのIPアドレスを指すように設定しておく、といった運用をしてもよいだろう。
本TIPSでは、ドメイン名そのものに対してIPアドレスを割り当てる方法について解説する。
ただしActive Directoryではドメイン名に対するIPアドレスは別の用途で使用されているので(ドメイン・コントローラのIPアドレスを表している)、管理者がIPアドレスを追加で指定できない。そのためこの手法は、後で追加したドメインや、サブドメインに対して利用していただきたい。
例えばwww.example.co.jpというWebサーバ名は、ホスト名(コンピュータ名)を表す「www」とドメイン名を表す「example.co.jp」の2つの部分から構成されている。www.example.co.jpに対してIPアドレスを割り当てるためには、example.co.jpというDNSドメインにおいて、wwwというホスト・レコード(IPアドレスを定義するAレコード)を作成し、そこにIPアドレスを割り当てる。ドメイン名に対してIPアドレスを割り当てるためには、同様の手順で、ドメイン名そのものに対してAレコードを定義すればよい。
Windows 2000 ServerやWindows Server 2003のDNSサーバでこのような割り当てを実現するには、Aレコードの定義([新しいホスト]の定義)において、ホスト名部分を空白にして実行するだけである。
 |
| ドメイン名に対してIPアドレスを割り当てる |
| ドメイン名に対してIPアドレスを割り当てるには、ドメイン名のゾーンに対して、直接IPアドレスを割り当てればよい。 |
| |
 |
対象となるゾーンの例。example.co.jpは、この組織のトップレベル・ドメイン名であるとする。 |
| |
 |
のドメイン名を右クリックするか、このように、右側のウィンドウ上で右クリックする。 |
| |
 |
ポップアップ・メニューから[新しいホスト]を選択する。 |
|
ドメイン名を右クリックして、ポップアップ・メニューから[新しいホスト]を選ぶと(もしくは、右側のウィンドウでマウスを右クリックし、ポップアップ・メニューを表示させる)、次のようなダイアログが表示される。
 |
| IPアドレスの定義 |
| これはDNSのAレコード(IPアドレスを割り当てるレコード)の入力画面。通常は、wwwやftp、server1、clientpc2というふうに、何らかのホスト名とそのIPアドレスを定義するために利用されるが、ここではドメインのゾーンに対してIPアドレスを割り当てる。複数割り当てたい場合は、この割り当て操作を繰り返し行い、複数のレコードを定義する。 |
| |
 |
ここは空白にしておく。するとゾーン(ドメイン名)そのものに対する定義になる。 |
| |
 |
対象となるドメイン名。 |
| |
 |
割り当てるIPアドレス。 |
|
通常は、ホスト名を表す部分([名前]フィールド)に、「www」といったホスト名を記述するが、ここを空白にしたまま、IPアドレスだけを指定する。するとドメイン名に対してIPアドレスが割り当てられる。実行後は、次のようになっているはずである。
 |
| IPアドレスの割り当て結果 |
| ゾーン内で定義されたレコードの状態。server1はこのドメイン内のDNSサーバ(自分自身)のホスト名。ここではserver1と同じIPアドレスをドメイン名に対して割り当ててみた。 |
| |
 |
新しく定義したレコード。「名前」の部分が「(親フォルダと同じ)」となっていることに注意。この場合は「example.co.jp」という名前(ドメイン名)に対してIPアドレスを定義している。 |
| |
 |
もともと定義されていたレコード。DNSサーバ(自分自身)を表している。FQDN名でいうと「server1.example.co.jp」になる。 |
|
正しく定義できたかどうかは、nslookupコマンドを使って確認するとよい。定義する前だとこのように、何も結果が表示されない。
※レコードを定義する前
C:\>nslookup example.co.jp ……ドメイン名だけを指定する
Server: server1.example.co.jp
Address: 10.20.100.11
Name: example.co.jp
……ここに何も表示されない
C:\> |
上記の方法でドメイン名にIPアドレスを割り当てると、次のように、ドメイン名を指定するだけでIPアドレスが表示される。
※レコードを定義した後
C:\>nslookup example.co.jp ……ドメイン名だけを指定する
Server: server1.example.co.jp
Address: 10.20.100.11
Name: example.co.jp
Address: 10.20.100.11 ……IPアドレスが表示される
C:\> |
|
この記事と関連性の高い別のWindows TIPS |
|
|
generated by
|
|
TechTargetジャパン
Windows Server Insider フォーラム 新着記事
キャリアアップ

**先週の人気講座ランキング**
〜 Android編 〜