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デモンストレーション時に画面の一部を拡大表示する(拡大鏡編)

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 小川 誉久
2006/09/23
2009/01/23更新
 
対象OS
Windows 2000
Windows XP
Windows Server 2003
コンピュータを利用して、Windowsやアプリケーションの操作方法をデモする場合がある。
ディスプレイ(またはプロジェクタの投影スクリーン)と見る人の距離が遠いと、小さい文字などが見えにくい。
このような場合には、Windows標準の拡大鏡ツールを利用できる。
 
解説

 コンピュータとプロジェクタを使い、複数の人を相手にプレゼンテーションを実施する機会が増えている。一般的にはPowerPointなどのビジネス・プレゼンテーション・ソフトウェアを利用することになるが、この際、IT関連作業に従事する人のプレゼンテーションでは、Windows自体の操作や、特定アプリケーションの操作など、途中でデモンストレーション(実演)をはさむことが多い。

 PowerPointのプレゼンテーションは、発表時の状況を前提として(プロジェクタ投影かどうか、投影時のスクリーン・サイズ、発表場所の部屋の大きさ、聴衆の数など)プレゼンテーションを作成することができる。例えば投影するスクリーンが小さく、その割に大部屋で聴衆が多く、離れたところからスクリーンを観る人が想定できるなら、プレゼンテーションはなるべく大きな文字を使うなどである。

液晶プロジェクタでコマンド・プロンプトの文字を見やすくする

 しかし、デモンストレーションの方はこう簡単にはいかない。ダイアログボックスやメニューなどに使われている文字は、プロジェクタ投影などを前提としているわけではないのでかなり小さい。またコマンド・プロンプトは、デフォルトでは黒いバックに白い文字で表示されるようになっており、プロジェクタ環境によっては文字がつぶれて見えにくくなる(コマンド・プロンプトのプロパティを変更すれば、白黒を反転させることなどは可能)。

 本来は目の不自由な人が使うことを想定したものだが、Windows標準ツールの「拡大鏡」を使えば、このような場合も見やすいデモを実施できる。実際、筆者が米国のカンファレンスへ参加したとき、経験豊富な講演者が拡大鏡を華麗に使いこなし、見やすいプレゼンを実施していた。

拡大鏡での表示
拡大鏡ツールを使うと、マウス・ポインタの場所など、現在操作している部分がデスクトップの一部に拡大表示される。
  この部分を拡大表示している。
  拡大鏡による拡大表示。デフォルトでは2倍だが、表示倍率をさらに上げることも可能。この拡大表示領域を大きくしたり、移動したりすることもできる。
  拡大鏡の設定ウィンドウ。

 拡大鏡以外の解決方法としては、ZoomItというツールも選択肢の1つだ。これはマイクロソフトのサイトから入手できる無償ツールで、プレゼンテーション用に特化している。そのため、プレゼンテーションに用いるなら拡大鏡よりZoomItの方が使いやすいだろう。詳細はTIPS「デモンストレーション時に画面の一部を拡大表示する(ZoomIt編)」を参照していただきたい。

操作方法

 拡大鏡ツールを起動するには、[スタート]メニューの[すべてのプログラム]−[アクセサリ]−[ユーザー補助]−[拡大鏡]を実行するか、ファイル名を指定して実行([スタート]−[ファイル名を指定して実行]メニュー)ダイアログで“magnify”と入力する。

 前掲のとおり、デフォルトでは、デスクトップの上部に拡大表示領域が現れ、マウス・ポインタの近辺が拡大表示される。この拡大領域をマウスでドラッグすれば、表示場所を移動できる。領域の端をマウスでドラッグすれば、表示領域を拡大したり、縮小したりできる。

 PowerPointを利用したプレゼンテーションとデモを1台のコンピュータで切り替えて実施するなら、あらかじめバックグラウンドで拡大鏡を実行しておくとよい。拡大鏡を実行している場合でも、PowerPointのスライドショー(プレゼン時の表示モード)は影響を受けない。ただし、次に示す[拡大鏡の設定]ダイアログは常に前面に表示されてしまうので、プレゼン時は最小化しておく。

 拡大鏡ツールを実行すると、次の[拡大鏡の設定]ダイアログが表示される。

[拡大鏡の設定]ダイアログ
拡大鏡の各種設定を変更する。変更された設定内容は、変更した時点ですぐに拡大鏡ツールの挙動に反映される。
  拡大倍率を変更する。デフォルトは2倍だが、1倍〜9倍に変更できる。
  マウス・ポインタ周辺の場所を表示する。マウスを移動すると、それに合わせて拡大される場所が変わる。デフォルトはオン。
  現在入力フォーカスを持っているコントロールの周辺が拡大表示される。デフォルトはオン。Tabキーによるフォーカス移動をデモする場合に便利。
  テキスト・ボックスなど、キーボードからテキストが入力されたら、その部分を拡大表示する。
  これをオフにすると、拡大表示が一時的に終了される。再度オンにすれば、すぐに拡大表示が再開される。デフォルトはオン。
  拡大鏡ツールを終了する。

 3つある「拡大の対象」(マウス・ポインタ、キーボード・フォーカス、編集中テキスト)は、デフォルトではすべて有効になっている。これらにより、現在操作している場所が自動的に拡大表示されるようになる。

 デモの途中で、一時的に拡大表示をやめたくなる場合がある。ここで[終了]ボタンをクリックしてしまうと、拡大鏡ツールが完全に終了されてしまうので、後で拡大表示を再開したいなら、[拡大鏡を表示する]チェック・ボックスをオフにする。これをオン/オフすると、拡大表示の有無がすぐに切り替えられる。

 [編集中のテキストを拡大する]がオンになっていると、キーボードからテキストが入力されたときに、その部分が自動的に拡大表示される。この機能は、コマンド・プロンプトに対しても有効である。

コマンド・プロンプトを拡大表示する
[編集中のテキストを拡大する]は、テキスト・ボックスだけでなく、コマンド・プロンプトでも有効だ。コマンド・プロンプトでキーボード入力すると、入力部分が自動的に拡大表示される。画面では、赤枠部分が拡大表示されている。

 前述したとおり、コマンド・プロンプトは、デフォルトで黒い背景、白い文字で見にくいのだが、このように入力した文字が常に拡大表示されるので、離れた場所から見ている人でも見やすいだろう。End of Article

更新履歴
【2009/01/23】 解説でプレゼンテーション用ツール「ZoomIt」の紹介およびTIPSへのリンクを追加しました。

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