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Vistaで従来の.hlpヘルプ・ファイルを利用する

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2007/04/06
 
対象OS
Windows Vista
セキュリティのため、Vistaでは従来の16bitの.HLPファイルは表示できなくなっている。
互換性のために.HLPファイルを開きたければ、Vista用のwinhlp32.exeのパッケージをインストールすればよい。
ただしデフォルトではリモートの.HLPファイルは開くことができない。
 
解説

 Widows OSで利用できるヘルプ・ファイルにはいくつかの種類があるが(.HLPや.CHMなど)、Windows Vistaでは、機能の制約やセキュリティ上の理由などにより、.HLPファイル(いわゆるWindowsヘルプ・ファイル)はサポートされず、利用できなくなっている。.HLPファイルはWindows 9xやMe、Windows NT/Windows 2000のころまではよく使われていたが、現在では後継の.CHMファイル(HTMLヘルプ・ファイル)にとって代わられている。しかし古いソフトウェア(フリー・ソフトウェアや、社内で作成したアプリケーションなど)では、この.HLPファイルしか用意されていないものも少なくない。

古い.HLPファイルは表示できない
Windows Vista上で、従来の.hlpファイルを表示させようとすると、このようなダイアログが表示される。
  32bitの.HLPファイルは表示できず、代わりにこのようなエラー・ダイアログが表示される。
  後述のサポート技術情報(KB917607)へのリンク。これをクリックすると、winhlp32.exeをダウンロードするためのページが表示される。

 そこでマイクロソフトでは、Windows Vistaでこの.HLPファイルを利用可能にするアドオン・プログラムを用意している。

 なお.HLPファイルには16bitバージョン(Windows 3.1などで利用されていた形式)と32bitのバージョン(Windows 9x以降でサポート)の2つがあるが、16bit用のwinhelp.exeはあらかじめシステムに含まれている。しかし、現在一般的に使われている.HLPファイルは32bit版が多く、この16bit用winhelp.exeで開ける.HLPファイルはほとんどないだろう。

操作方法

 32bit版の.HLPヘルプ・ファイルを開くには、上記のサポート技術情報にあるように、ダウンロード・センターから以下のファイルをダウンロードして、システムにインストールする。

 ダウンロードしたインストール・ファイル(x86版ならWindows6.0-KB917607-x86.msu。.msuはWindows Updateスタンドアロン・インストーラ用ファイル)をダブルクリックして実行すると、32bitの.HLP用のwinhlp32.exeがシステムにインストールされる(セキュリティ設定によってはUACによるユーザーの許可が必要)。

winhlp32.exe使用上の注意

 以上の操作により、例えば[F1]キーを押すと、アプリケーションから.HLPファイルが表示できるようになるはずである。ただしセキュリティ上の要請などにより、Windows XPやWindows Server 2003上のwinhlp32.exeと比較すると、少し制約がある。

winhlp32.hlpファイルがない

 従来は、ヘルプの使い方を表示するために、「ヘルプの使い方」というファイル(%windir%\help\winhlp32.hlp)が用意されていた。しかしこのファイルは上記のパッケージには含まれていない。[F1]キーを押しても.HLPファイルが見つからない場合などに、このファイルを代替表示していることがあったが、そういうケースでは、実行に失敗することになる。

イントラネット上の.HLPファイルが表示できない

 セキュリティ上の理由により、このVista版の.HLPファイルでは、ローカル・コンピュータ(ローカル・ディスク)上の.HLPファイルしか表示することができない(リモートの.HLPは信頼しない設定になっている)。ネットワーク上の共有ファイル・サーバにプログラムやヘルプ・ファイルを置いてリモートからアクセスしている場合、.HLPファイルを表示することができない。UNCで参照するだけでなく、(X:などの)ローカルのドライブにマップして利用している場合も同様である。

リモートのヘルプ・ファイルは開けない
ネットワーク上のファイル・サーバに置かれた.HLPヘルプ・ファイルを開こうとすると、このようなエラーになる。UNCをローカルのドライブにマップしていても、開くことはできない。
  エラー・メッセージ。ローカルにコピーすれば回避できる。

 このような場合は、エラー・メッセージにあるように、いったんローカルにコピーすれば開くことができる。

 もう1つの解決方法として、セキュリティ設定を緩和するという方法があり、先ほどのサポート技術情報にはこのための方法(レジストリ設定やグループ・ポリシーを設定する方法)が掲載されているので、そのとおりにレジストリなどを設定していただきたい。ただしこの方法を利用するとセキュリティ・レベルが下がるので、十分注意していただきたい(詳細についてはサポート技術情報を参照のこと)。End of Article

項目 内容
キー HKEY_LOCAL_MACHINEの
SOFTWARE\Microsoft\WinHelp
値の名前 AllowIntranetAccess
REG_DWORD
値の内容 1

リモートの.HLPファイルの表示を許可するレジストリ

このキーと値を新規作成して追加する。これだけで表示できない場合は、Internet Explorerのセキュリティ設定によってブロックされている可能性がある。その場合は、イントラネット・ゾーンのサイトにリモートのサーバ名を追加すること。
 
関連記事(Windows Server Insider)
Windows TIPS:リモート・コンピュータ上の.CHMファイルを表示させる
 
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