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リモート・デスクトップ接続の画面サイズを変更する

―― 目的にあわせて3種類の設定手順から選択する ――

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 正木 理絵子/島田 広道
2007/07/06
2010/05/07更新
 
対象OS
Windows 2000
Windows XP
Windows Server 2003
Windows Vista
Windows Server 2008
Windows 7
Windows Server 2008 R2
リモート・デスクトップ接続を利用すれば、遠隔地(リモート)にあるコンピュータのデスクトップをウィンドウの1つとして表示できる。
リモート・コンピュータ本来のデスクトップのサイズに対し、作業効率化のためにリモート・デスクトップのサイズを大きくしたり、逆に小さくしたりしたい場合がある。
リモート・デスクトップのサイズは、リモート・デスクトップ接続クライアントのUIから変更できるほか、設定ファイルの修正やコマンドラインのオプション指定でも変更可能だ。
 
解説

 リモート・デスクトップを利用すれば、遠隔地にあるWindowsの操作画面(デスクトップ)をウィンドウの1つとして表示できる。複数のコンピュータを管理しなければならない管理者にとっては非常に便利な機能だ。

リモート・デスクトップ
リモート・デスクトップを利用すれば、ネットワークの先にあるコンピュータのデスクトップをウィンドウに表示して、操作することができる。画面中央に表示されているのが、リモート・コンピュータ(遠隔地にあるコンピュータ)のデスクトップだ。

 リモート・デスクトップの画面サイズ(解像度)は、ローカル・コンピュータのディスプレイの解像度がリモートより高ければ、接続先(リモート・コンピュータ)のデスクトップ・サイズより広げることができる。

 例えば、リモート・コンピュータがノートPCで、内蔵ディスプレイでは物理的に1024×768ドットしか表示できなかったとしても、ローカル・コンピュータのデスクトップ・サイズが1600×1200ドットなら、リモート・デスクトップのサイズもこのサイズまで拡大できる。また、複数のリモート・コンピュータを操作したい場合は、各リモート・デスクトップのサイズを小さくすることで、全デスクトップのウィンドウを重ね合わせずに並べて表示することも可能だ。

 画面サイズの変更は、リモート・デスクトップ接続のクライアント・プログラムのGUIのほか、設定ファイルの修正やコマンドラインのオプション指定でも可能だ。

リモート・デスクトップ接続クライアントをバージョン6.0にアップグレードする

 なお、Windows XP Professionalなどに標準添付されるリモート・デスクトップ接続クライアントVer.5では、サポートされるデスクトップの最大サイズが1600×1200ドットに制限されているが、新版として無償公開されているVer.6以降を追加インストールすれば、もっと大きな画面サイズが利用できるようになる。Ver.6.0の追加方法については、別稿を参照されたい。

操作方法

 リモート・デスクトップの画面サイズを変更するには、次の3種類の手順が利用できる。

  1. リモート・デスクトップ接続クライアントのGUI上で画面サイズを指定する
  2. RDPファイル中の画面サイズのパラメータを変更する
  3. リモート・デスクトップ接続クライアント(mstsc.exe)のコマンドライン・オプションで画面サイズを指定する

 対話的にGUIを操作できる場合は1.で事足りるだろう。一方、リモート・コンピュータごとに設定ファイル(RDPファイル)を用意して素早く接続できるようにしている場合、恒久的に変更するなら2.、一時的に変更するだけなら3.をそれぞれ利用するのが適している。

 リモート・デスクトップの画面サイズについては、次のTIPSも参考にしていただきたい。

リモート・デスクトップ接続クライアントのGUI上で画面サイズを指定する

 スタート・メニューから[リモート デスクトップ接続]アイコンをクリックし、リモート・デスクトップ接続のウィンドウが表示されたら、[オプション]ボタンをクリックすると、詳細を表示するウィンドウに切り替わる。このウィンドウから[画面]タブを選べば、リモート・デスクトップの画面サイズを希望のサイズに変更できる。

[リモート デスクトップ接続]ウィンドウの初期画面
これはリモート・デスクトップ接続クライアントVer.5の例。このクライアント・プログラムのバージョンによって[オプション]ボタンの位置は若干変わるが、操作手順は変わらない。
  ここをクリックすると、画面サイズなどの設定を変更できる詳細表示のウィンドウに切り替わる。→

リモート・デスクトップの画面サイズを指定する
画面サイズ(解像度)を指定するには、[画面]タブで解像度を設定するスライダのツマミを移動して、希望のデスクトップ・サイズを指定する。
  これをクリックして、このタブを表示する。
  解像度を選択するためのスライダ。左端から右端の1つ手前までの間でツマミを移動すると、リモート・デスクトップの画面はウィンドウ表示になる。スライダの下には、選択した解像度が「1600×1200 ピクセル」のように表示される。
  スライダの右端にツマミを移動すると、全画面表示すなわちローカル・コンピュータのデスクトップ全体がリモート・デスクトップになる。

RDPファイル中の画面サイズのパラメータを変更する

 TIPS「リモート・デスクトップで目的のコンピュータに素早く接続する」のようにして、リモート・コンピュータごとにリモート・デスクトップ接続の設定ファイル(RDPファイル)を作成して利用している場合、画面サイズの設定はRDPファイルに記録されている。そのため、RDPファイルからリモート・デスクトップ接続を起動した際の画面サイズを変更するには、RDPファイルを修正する必要がある。それにはGUIによる修正とテキスト・エディタによる修正が可能だ。

■GUIからRDPファイル中の画面サイズ設定を変更する
GUIから修正するには、まずWindowsエクスプローラでRDPファイルを右クリックしてコンテキスト・メニューから「編集」を選び、リモート・デスクトップ接続のダイアログを表示する。次に、前述の手順でGUIから画面サイズを変更したら、[全般]タブの[名前を付けて保存]ボタンまたは[保存]ボタンをクリックしてRDPファイルを上書き保存する。

GUIからRDPファイルの設定を変更して保存する
RDPファイルのコンテキスト・メニューから[編集]を選ぶと、このようにリモート・デスクトップ接続のウィンドウが表示される。これで設定を変更した後に保存することで、RDPファイルの設定を書き換えられる。
  これをクリックして、画面サイズの設定を変更しておく。
  これをクリックして選択する。
  これをクリックすると、ファイル保存ダイアログが表示されるので、元のRDPファイル名のまま上書きで保存する。なおリモート・デスクトップ接続クライアントがVer.6以降であれば、[保存]ボタンの方をクリックするだけでRDPファイルを上書きできる。

■テキスト・エディタでRDPファイル中の画面サイズ設定を変更する
 RDPファイルをメモ帳などのテキスト・エディタで開いてパラメータを編集するという方法もある(RDPファイルはUnicodeテキスト形式なので、Unicode対応のテキスト・エディタなら編集可能)。例えばリモート・デスクトップをローカルの画面全体に表示したい場合、エディタで検索して「screen mode id:i:」から始まる行を探し、次のようにパラメータとして「2」を指定する。

screen mode id:i:2

 全画面ではなく、特定の画面サイズでウィンドウ表示にしたい場合は、「screen mode id:i:」のパラメータに「1」を指定しつつ、「desktopwidth:i:」に水平方向のドット数、「desktopheight:i:」に垂直方向のドット数をそれぞれ指定する。以下の例では1152×864ドットを指定している。各行の並び順は、以下のとおりでなくてもよい。

screen mode id:i:1
desktopwidth:i:1152
desktopheight:i:864

 画面サイズには、1024×768ドットや1280×1024ドットなど、GUIから指定できる一般的な組み合わせ以外でも指定可能だ。特にWindows 7標準のリモート・デスクトップ接続クライアントVer.7では、GUIから1152×864ドットを指定できなくなってしまったが、上記のようにしてRDPファイルを編集すれば、こうした画面サイズでも表示できる。

リモート・デスクトップ接続クライアント(mstsc.exe)のコマンドライン・オプションで画面サイズを指定する

 RDPファイルからリモート・デスクトップ接続を起動する際、単独ではRDPファイルで設定した画面サイズで表示したいが、ほかのリモート・コンピュータと同時に接続・表示するときは、各リモート・デスクトップのウィンドウがなるべく重ならないように画面サイズを小さくしたいことがある。

 このような場合、RDPファイルから直接起動するのではなく、リモート・デスクトップ接続クライアントのプログラムmstsc.exeに、コマンドライン・オプションとしてRDPファイルと画面サイズを指定して起動すればよい。全画面表示の場合は、次のように「/f」というオプションを指定する。

mstsc.exe <RDPファイル名> /f

 特定の解像度でウィンドウ表示にしたい場合は、「/w:<水平方向の解像度>」と「/h:<垂直方向の解像度>」というオプションを指定する。以下の例では1600×1024ドットを指定している。

mstsc.exe <RDPファイル名> /w:1600 /h:1024

 特定の画面サイズで複数のリモート・コンピュータへ同時に接続するには、以下のように記述したバッチ・ファイルを実行する。この例では、各RDPファイルで指定されたリモート・コンピュータServer1/Server2/Server3の各デスクトップが1024×768ドットのウィンドウで同時に表示される。End of Article

start /B mstsc.exe Server1.RDP /w:1024 /h:768
start /B mstsc.exe Server2.RDP /w:1024 /h:768
start /B mstsc.exe Server3.RDP /w:1024 /h:768


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このリストは、(株)デジタルアドバンテージが開発した
自動関連記事探索システム Jigsaw(ジグソー) により自動抽出したものです。
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更新履歴
【2010/05/07】RDPファイルの修正およびコマンドラインのオプション指定による画面サイズ変更手順を追記しました。またWindows Server 2008/Windows 7/Windows Server 2008 R2の情報を反映しました。

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