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IIS 6.0をWindows Vistaから管理する

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2007/11/16
対象OS
Windows Vista
Windows Server 2003のIIS 6.0を管理するためには、基本的にはWindows Server 2003上で操作する必要がある。
Windows Vistaには従来のIIS 6.0向けの管理ツールも用意されているので、必要ならこれを利用するとよい。

解説

 TIPS「IIS 6.0をWindows XPから管理する」では、Windows Server 2003のIIS 6.0を、Windows XPコンピュータから管理する方法について解説した。マイクロソフトから無償で提供されているWindows XP向けのIIS 6.0管理ツール(英語版)をインストールすれば、IIS 6.0をリモートから管理できる。

 Windows Vistaの場合はこのツールはインストール/利用できない。しかしWindows Vistaには、過去との互換性のために、IIS 6.0のリモート管理ツールが用意されているので、これをインストールして利用するとよい。本TIPSでは、このツールのインストール方法について解説する。

操作方法

 IIS 6.0の管理ツールをインストールするには、まず[コントロール パネル]の([プログラム]カテゴリにある)[プログラムと機能]を起動し、左側にある[タスク]の一覧から[Windows の機能の有効化または無効化]をクリックする。

IIS 6.0管理ツールのインストール(1)
IIS 6.0の管理ツールは互換性のため、Windows Vistaに標準で用意されているので、その機能を有効にする(インストールする)。
タスクの一覧にあるこれをクリックする。

 次に、表示された「Windows の機能]ダイアログで、IIS 6.0の管理ツールを選択してインストールする。

IIS 6.0管理ツールのインストール(2)
IIS 6.0の管理ツールにはGUIベースのもののほか、コマンドラインで利用するツールもあるので、必要なものを選択してインストールすること。
このチェックボックスをオンにするだけではツールはインストールされないので注意。
この4つのオプションのうち、必要なものを選択してインストールする。GUIの管理ツールを利用するには[IIS 6 管理ツール]を選択すること。なお、スクリプト系のツールは、Windows Server 2003上のものと比較すると、いくつか不足しているようである。
これをクリックするとインストールが始まる。

 IIS 6.0をリモート管理するには、この機能一覧にある以下から必要なオプションを選択して、インストールすればよい。GUIベースの管理ツールだけを利用するなら[IIS 6 管理コンソール]を選択する(の4つの選択肢のうち、上から3つ目)。それ以外のIIS管理用スクリプトなども利用したければ、ほかのオプションも選択すればよい。のオプションを1つも選択しないと(だけ選択しても)、何もインストールされないので注意が必要である。以上の選択後、[OK]をクリックすると管理ツールがインストールされる。

 インストールが完了すると(インストールには数分かかる)、[コントロール パネル]の[管理ツール]や、[スタート]メニューの[すべてのプログラム]−[管理ツール]メニューに([管理ツール]をメニューに表示するように設定している場合)、[インターネット インフォメーション サービス (IIS) 6.0 マネージャ]というメニュー項目が作成されているので、これをクリックしてツールを起動する。なおインストール直後には[IIS6 Manager]というメニュー項目名になっていることがあるが、再ログオンするか、システムを再起動すると直るはずである。End of Article

起動されたIIS 6.0の管理ツールの例
Windows Vistaからでもこのように、従来のWindows Server 2003のIIS 6.0サイトをリモート管理できる。

「Windows TIPS」


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