| [Windows 7新時代] 第1回 Windows 7の概要 Column: 2009/08/27 | |
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ここでWindows 7のStarterエディションについて触れておこう。
Windows 7 Starterエディションは、低価格ネットブックなどで利用するために、機能を限定して価格を抑えたWindows 7のエディションである。基本的にはOEMのみで提供され、ネットブックPCベンダがあらかじめ出荷時にインストールした状態で販売されることになる。開発当初は、価格を安くする代わりに、同時に起動できるプログラムを3つまでに制限するという仕様が検討されたが、その後のユーザーやベンダなどからの要求により、この制限は撤廃された。だが上位のエディションと比べると、かなり機能が限定され、例えばAeroテーマが利用できないなどの制約が付けられている。具体的には次のような機能が利用「できない」という制限がある。
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Aero Glass(Aeroテーマ)
Aeroテーマとは、例えばウィンドウ枠の透明表示や、Flip 3Dのような3D形式のウィンドウ選択機能、タスクバー・サムネイル(実行中のアプリケーション・ウィンドウの縮小表示)、Aeroプレビュー(デスクトップ上の全ウィンドウを透明表示させ、デスクトップやガジェット、ウィンドウなどを見つけやすくする機能)など、最もWindows 7らしいユーザー・インターフェイス機能である。これを実現するためには3D描画をサポートしたグラフィックス機能が必要だが、安価なネットブックにはこのような高機能な(つまり高価な)チップは搭載されていないことも多いので、Aeroテーマが利用できなくても特に問題にはならないだろう。Starterエディションでは、上位エディションでいうところの「Windowsベーシック」に相当するテーマのみが利用できる。 -
背景や色などのカスタマイズ機能
背景(デスクトップ)の色などをカスタマイズすることはできない。 -
64bitサポート
Starterエディションは32bit版(x86版)しか提供されていない。 -
ユーザー切り替え
ログオフせずにユーザーを切り替える機能はサポートされない。別のユーザー・アカウントで使用したい場合は、いったんログオフしてから、ほかのユーザー名でログオンする。なお、リモート・デスクトップも利用できないので、外部から接続して操作することはできない(リモート・アシスタンスは利用可能)。 -
DVD再生
DVDの再生機能は提供されない。 -
Windows Media Center
Windows Media Centerは提供されていないので、Windows Media Centerを使って録画済みの映像を見ることはできない(Windows Media Playerは利用可能)。 -
リモート・メディア・ストリーミング・サービス
ほかのコンピュータに対して、マルチメディア・データなどを(Windows Media Playerの)リモート・メディア・ストリーミング・サービスで提供することはできない。 -
ドメイン参加機能
Active Directoryドメインに参加することはできない。 -
Windows XP Mode
Windows XP Professionalを仮想環境下で実行させるWindows XP Modeは利用できない。
これ以外の仕様、例えば最大利用可能メモリ・サイズやディスク・サイズ、CPUのタイプ、コア数、画面解像度などに制限があるかどうかは、公式な情報として公開されていないので不明である(ちなみに手許のHyper-V仮想環境にインストールして実験したところ、メモリは最大2Gbytesまでしか認識しなかった)。
以下は、Windows 7 Starterエディションのデスクトップ画面である。メニュー項目なども少なくなっていることが分かるだろう。
デスクトップ上で右クリックして表示されるメニューには、上位エディションにある[個人設定]という項目が存在しない。ユーザーが設定可能なデザイン関連の項目としては、画面解像度の変更とアイコンなどの色の変更程度しかない。
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| Starterエディションにおけるデザインの変更機能 | ||||||
| 配色の変更しかできない。壁紙を貼ることもできないので、少々デスクトップが殺風景である。なお残念ながら、Internet Explorerで画像を選択して右クリックし、[背景に設定]メニューを実行しても、壁紙を貼ることはできない。 | ||||||
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ユーザーはデスクトップの背景を変更することすらできない(写真や画像ファイルを背景に指定できない)。
このように、デザインの変更などは厳しく制限されているが、それ以外の機能は上位のエディションと変わらない。アプリケーションなどもインストールして利用できる。
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今回はWindows 7の概要とエディション構成、システム要件について簡単に見てきた。次回からはWindows 7の各機能について、より深く掘り下げて見ていく。第2回はWindows 7のユーザー・インターフェイスに焦点を当てる。![]()
| INDEX | ||
| Windows 7新時代 | ||
| 第1回 Windows 7の概要 | ||
| 1.Windows 7のエディション構成 | ||
| 2.Windows 7の主要機能 | ||
| Column:機能を限定して価格を抑えたStarterエディション | ||
| 「Windows 7新時代」 |
| 「Windows XP→Windows 7移行支援記事集」 |
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