| Windows Server 2008の基礎知識 ―― 新サーバOSで何が変わるのか? ―― 第12回 社内ネットワークの安全を保つネットワーク・アクセス保護NAPとは(後編)5.まずNAP導入のためのログ取得から始めようマイクロソフト株式会社IT Pro エバンジェリスト 田辺 茂也 2008/10/23 |
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NAP関連のログを確認する
NAPに関連するログは、イベントとして記録される。サーバでは、イベント・ビューアで[カスタム ビュー]−[サーバーの役割]−[ネットワーク ポリシーとアクセス サービス]で確認できる。クライアント(Windows Vista)では、イベント・ビューアの[アプリケーションとサービス ログ]−[Microsoft]−[Windows]−[Network Access Protection]−[Operational]で確認できる。サーバでは、イベント・ログとは別に、テキスト・ファイルやデータベースにログを残すことも可能だ。
テキスト・ファイルの内容例は以下のようになっている(「データベース互換」形式の場合)。後からの加工も容易であるので、どのコンピュータにどのポリシーが適用されたか統計情報が作成できる。
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| NAPのテキスト・ログの例 |
すべてのポリシーで、フル・ネットワーク接続を提供する設定にしておけば、実際にはネットワーク接続制限をかけることなく、どのポリシーが適用されるかのみを記録することができる。ネットワーク接続制限は、日常業務に直接影響する仕組みであるため、導入も慎重に行いたい。まずは、ログだけを収集しながら、影響範囲を調査したり、適切なポリシーを作成してから、段階的にネットワーク接続制限を実施したりしていくことにより、ユーザーの理解を得ながら確実にNAPを展開していくことができるだろう。
まずNAPを検証してみよう
今回は、DHCPによるNAP強制を例にNAPの設定方法を解説した。前編の「5.5種類のNAP強制の長所・短所」で紹介したように、NAP強制は5種類が用意されており、導入企業のネットワーク環境やセキュリティ・ポリシーなどによって柔軟に選択可能となっている。また検疫のポリシーについても、同様に環境に合わせた柔軟な設定が行える。当初は、「ゆるい」ポリシーを設定しておいたり、一部のコンピュータやユーザーに限定してパイロット導入したりして、ユーザーが慣れて、日常業務への影響が把握できたら、徐々に導入範囲を広げたり、ポリシーを本格的にきつくしていったりという運用も可能だ。
NAP自体はWindows Server 2008の標準機能であり、クライアント側のWindows XP SP3とWindows Vistaについては、デフォルトでNAPに対応していることから、追加コストなしに検疫システムが構築できるメリットもある。セキュリティ対策やコンプライアンス対策といった面から、検疫システムの導入を検討している企業も多いと思うが、前述のように柔軟な設定が可能なので、Windows Server 2008の導入を機会にNAPをスタートさせることを検討してみてはいかがだろうか。![]()
| INDEX | ||
| Windows Server 2008の基礎知識 | ||
| 第12回 社内ネットワークの安全を保つネットワーク・アクセス保護NAPとは(後編) | ||
| 1.Windows Server 2008にNAPを導入 | ||
| 2.NAP強制のためのDHCPサーバ設定 | ||
| 3.NAP導入のためのクライアント設定 | ||
| 4.NAP導入のためのポリシー設定 | ||
| 5.まずNAP導入のためのログ取得から始めよう | ||
| 「 Windows Server 2008の基礎知識 」 |
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