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短期集中連載
「XMLの基礎を理解する10のポイント」

加山恵美
2001/5/8

第一部 XML文書の作り方

 XMLとは、「Extensible Markup Language」の略であり、「拡張可能なマークアップ言語」と翻訳されることもある。そもそもXMLとはどのように生まれたのか、簡単に流れを追ってみよう。

 XMLは、もとはといえばSGMLという、文書フォーマットのオープンスタンダードの流れを汲んだものだ。XML登場以前に、Webで文書表示をするため、まずSGMLからHTMLが開発された。その後に登場したXMLは、HTMLの成果を生かしつつ、HTMLとは別のものとしてSGMLから派生したものだ。XMLは「複雑すぎた」と言われるSGMLから機能を抜き出して洗練されたものになり、かつHTMLにあったような、Webの機能を生かすための機能を含んでいる。

 XMLとHTMLの最大の違いは、タグの自由度だ。HTMLでは、あらかじめ使えるタグの名前や機能が定義されているが、XMLは利用者がタグを自由に定義できる。タグを使って、利用者なりにデータに対して書式や意味づけをすることが自由にできるのだ。この特徴が、多くのシステムにとってXMLを採用する価値でもある。

 XMLはいまや電子商取引やナレッジマネジメント、データストアなどITのあらゆる場面で注目を集めており、さらにビジネスだけでなく行政などでも利用されようとしている。この記事では、こうしたXMLについて「XMLは聞いたことがあるけど、中身はよく知らない」という人のためにポイントを押さえて解説していく。

  「XML文書はテキストデータである」

第一部 XML文書の作り方
  ポイント#1 XML文書はテキストデータである
  ポイント#2 タグがデータに意味を持たせる
  ポイント#3 XML宣言とDTDと本体
  第二部 XML文書の構造
  ポイント#4 データとスタイルの分離
  ポイント#5 整形式な文書と妥当な文書
  ポイント#6 同じ名前のタグを区別する方法
  ポイント#7 リンクとポインタ
  第三部  XML文書を利用する
  ポイント#8 スキーマが活用範囲を広げる
  ポイント#9 XML文書を操作するAPI
  ポイント#10 システム実装パターン

 

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