短期集中連載
「XMLの基礎を理解する10のポイント」

第一部 XML文書の作り方

ポイント#3  XML宣言とDTDと本体

 XML文書は、XML宣言DTD(文書型定義)、本体、の3つの部分に分かれている。

XML宣言
DTD(文書型定義)
本体

 XML宣言はXML文書の先頭に記述するものである。先頭は「<?」で始まり、最後は 「?>」で終わる。その中にある「xml version=」に続けてXMLのバージョンを示す。現在のところ、「1.0」と記述するのが決まりだ。また次に、「encoding=」に続けて文字符号化方式を示す。以下にXML宣言の例を示す。

<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS" ?>
XML宣言の例

 次にDTDを記述するが、DTDをXML文書に含めるかどうかは任意であり、省略してもかまわない。DTDとは、「文書型定義」という名の通り、そのXML文書の中で、どんな要素がどのように記述されるのか、といった構造を定義している。

<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS" ?>
<!ELEMENT プログラム (タイトル)>
<!ELEMENT タイトル (曲名,演奏者,演奏時間)>
<!ELEMENT 曲名 (#PCDATA)>
<!ELEMENT 演奏者 (#PCDATA)>
<!ELEMENT 演奏時間 (#PCDATA)>
DTD(文書型定義)の例

 そして最後に本体を記述する。この部分が、先ほどの要素を利用してXML文書の中核となるデータを記述するところだ。

 本体の中では、空白やコメントは任意にどの場所でも含めることができる。空白にはスペース、タブ、復帰、改行がある。またコメントはHTMLと同様のルールで「<!--」と「-->」で囲まれた部分がそれに当たる。

<!-- この範囲はコメント欄である -->
コメントの書き方

 今回はXMLそのものの概念やXMLの基礎について触れた。次回はXMLをとりまく仕様や技術について、少しずつ触れていこうと思う。

「第二部 XML文書の構造」

  第一部 XML文書の作り方
  ポイント#1 XML文書はテキストデータである
  ポイント#2 タグがデータに意味を持たせる
ポイント#3 XML宣言とDTDと本体
  第二部 XML文書の構造
  ポイント#4 データとスタイルの分離
  ポイント#5 整形式な文書と妥当な文書
  ポイント#6 同じ名前のタグを区別する方法
  ポイント#7 リンクとポインタ
  第三部  XML文書を利用する
  ポイント#8 スキーマが活用範囲を広げる
  ポイント#9 XML文書を操作するAPI
  ポイント#10 システム実装パターン

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