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WWW Consortium (World Wide Web Consortium)

【ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム】

最終更新日: 1998/10/16

 WWW(World Wide Web)に関連する各種標準プロトコルの策定し、相互互換性を維持しながら、WWWを発展させるために1994年10月に設立されたコンソーシアム。省略して「W3C」と呼ばれることが多い。W3Cは、WWWの発祥地とされるCERNとの共同事業として設立され、WWW開発者の1人であるティム・バーナーズ(Tim Berners)などによって運営されている。

 W3Cは、米国のMIT/LCS(Massachusetts Institute of Technology Laboratory for Computer Science)とヨーロッパのINRIA(Institut National de Recherche en Informatique et en Automatique)、日本の慶応大学藤沢キャンパスが共同して設立した国際的なコンソーシアムである。サービスとしては、ユーザーおよび開発者に対するWWW関連情報の提供、標準仕様を普及させることを目的とした実装例(リファレンスコード)の提供、新しい技術の使用方法を提示するプロトタイプやサンプルアプリケーションの開発と公開、などがある。具体的には、WWWサーバとWWWブラウザの通信プロトコルであるHTTP、Webページの記述仕様であるHTMLなどはW3Cによって標準化されたものだ。

 W3Cでは、分野ごとにグループがあり、そこで標準仕様の策定作業を進めている。標準化案は、W3CのWebサイトなどで公開され、広く一般にレビューされたのち、最終的な仕様として確定される。

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