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Thunderbird

【サンダーバード】

別名
サンダーバード (thunderbird)
雷鳥 (thunderbird) 【ライチョウ】

最終更新日: 2001/06/15

 AMDの第7世代x86互換プロセッサ「Athlon」の3番目に登場したプロセッサ・コアの開発コード名。Athlonの高速化と小型PCへの対応に大きな役割を果たした。また、このコアをベースにバリューPC向けやノートPC向けのプロセッサも開発された。

 Thunderbirdは、2000年6月5日に発表されたAthlonに搭載されたプロセッサ・コアである。1次キャッシュと同様に256Kbytesの2次キャッシュもコアに統合したことが最大の特徴で、2次キャッシュはコアと同速度で駆動できるようになり性能が向上した。また2次キャッシュSRAMを搭載するのに必要だったカートリッジ・タイプのかさばるパッケージが必要なくなり、コンパクトなPGAパッケージが登場したことで、小型のPCにもAthlonを搭載する道が開けた。

 製造プロセスは前身であるK75と同じ0.18μmだが、Thunderbirdでは従来のアルミニウム配線より高速な動作が実現できる銅配線への移行が始まった。実際、K75では1GHzまでだったクロック周波数も、Thunderbirdでは1.4GHzに達している(2001年6月時点)。また、コア・クロックの向上に伴い、途中からFSBも200MHzから266MHzに高められた。

 すでにThunderbirdの後継として、Palominoというプロセッサ・コアが登場している。

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