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AGP (Accelerated Graphics Port)

【エー・ジー・ピー】

最終更新日: 2003/08/12

 3次元グラフィックスを高速に処理するために、米Intel社が1996年7月に発表したグラフィックス・デバイス用の新しいインターフェイス仕様。

 AGPが登場する以前、グラフィックス・デバイスはコンピュータの拡張バス(ISA、VL-Bus、PCIなど)に接続するのが一般的だった。しかし3次元グラフィックス処理では、Zバッファやテクスチャなど、大量のデータをグラフィックス・デバイス上のグラフィックス・メモリとメイン・メモリ間で高速に転送する必要があり、PCIバスの転送能力(最大133Mbytes/sec)をもってしても十分ではなかった。この問題に対し、グラフィックス・デバイス専用の独立した高速なバス仕様として考案されたのがAGPである。AGPカード上のメモリは、CPU側からみるとメモリ・アドレス空間に(仮想的に)マッピングされているので、PCIカード上などに実装されたメモリよりも容易に、かつ高速にアクセスできるという特徴をもつ。AGPスロットは、PCIバスなどとは独立して設けられるため、PCIバスを使ったデータ転送を妨げることなく、システムのグラフィックス性能を大幅に向上させることができる。

 AGPの基本バス・クロック速度は66MHzでバス幅は32bitである。当初のAGP規格では、1回のクロック・サイクルで1回のデータ転送を行う1倍モード(AGP1Xモード、266Mbytes/sec)と、2回転送を行う2倍モード(AGP2Xモード、533Mbytes/sec)の2つの転送モードが定義されていたが、その後、4倍モード(AGP4Xモード、1066Mbytes/sec)や8倍モード(AGP8Xモード、2133Mbytes/sec)、高性能グラフィックス・ワークステーション向けに、電力供給ピンなどを強化させたAGP Pro規格なども定義されている。

 現在では、PCで利用されるチップ・セットのほとんどがAGPに対応しており、グラフィックス・デバイス用の標準的なインターフェイスとして、ほとんどのシステムでAGPが利用されている。

AGPグラフィックス・カードの例
AGPグラフィックス・カードの例
上側は通常サイズのAGPグラフィックス・カード、下側はLow ProfileサイズのAGPグラフィックス・カード。

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