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Quoted Printable

【クォーテッド・プリンタブル】

最終更新日: 2001/02/23

 インターネットメールでバイナリデータを送る場合に使用されるデータエンコード方式の1つ。

 インターネットメールは、基本的に7bitのキャラクタコードからなる文字列を送受信するためのシステムとして設計されているため、バイナリコード(やShift JISやEUCなどの漢字コード)をそのまま直接送信することはできない。バイナリコード中には、メール本文のメッセージ行を区切るための特殊文字が含まれていたり、キャラクタとして利用できない多くのデータが含まれている可能性があり、そのまま送信しようとすると、途中でデータが化けたり、場合によっては、メールシステムに障害を発生させることがあるからだ。このためアプリケーションの文書ファイルデータや、GIFやJPEGなどのグラフィックスデータ、音声データなどはそのままではインターネットメールのデータとして送信できない。また、ワープロソフトの出力するテキストファイルのように、1段落が1つの文であるような長い行の文を送ろうとすると、メールシステムの制限により、途中で不要な改行などが行われてしまうことがある。

 この問題を回避するには、送り手側でこうしたバイナリのデータをインターネットメールシステムが問題なく転送できるキャラクタコードのデータにいったん変換し、それを受信側で元のバイナリデータに戻せばよい。こうしたデータ変換処理がデータのエンコード化であり、、Quoted Printableはこのエンコード方式の1つである。インターネットメールで使用されるエンコード方式としては、ほかにもBase64やuuencodeなどがある。Macintosh環境において、一時期、このQuoted Printable(やBinHex方式)が広く利用されていたが、その後はMacintosh環境でもBase64が主流になってきている。

 Quoted Printableでは、バイナリデータのうち、文字としてそのまま送信できるデータ(「=」を除く0x21〜0x5E、0x60〜0x7E、スペース、タブ)はそのまま送信し、これ以外のデータを「=」+16進表記の文字に変換する。たとえば0x0Aなら、「=0A」という文字列に変換する。このようにQuoted Printableでは、文字としてそのまま送信できないデータについては、元の1byteのデータが3文字(3byte)になるので、キャラクタコード以外のデータを多数含む場合には、送信効率が低下してしまうが、そうでない場合(キャラクタコードが多い場合)には、最小限のオーバーヘッドですむという利点がある。

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