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バージョンアップ (version up)

最終更新日: 2003/03/13

 従来のハードウェアやソフトウェアをベースとして、一部を改良、拡張した次世代の製品やシステムを開発すること。こうした製品には「バージョン番号」と呼ばれる番号が付けられ、新旧製品を識別できるようにされる。一般に新しい製品のバージョン番号は、古い製品のそれよりも大きな数値が与えられるため、このように呼ばれている。バージョンとは「版」という意味。

 コンピュータのハードウェアやソフトウェア製品は、進歩が激しい技術をベースとしていることが多いため、他の家電製品などと比べると、比較的短期間のうちに前世代の機能や性能を大幅にしのぐ製品が出来上がってしまう。このため既存製品の開発コンセプトや主要な機能などは受け継ぎながらも、一部を改良、拡張した製品が短いサイクルで次々に発表される傾向がある。このようにして次世代の製品を開発することをバージョンアップと呼び、バージョンアップ版の製品が出荷されることは「バージョンアップされた」、ユーザーが現在使用している前世代の製品を新世代の製品で置き換えることは「バージョンする」などと表現することがある。

 バージョンアップは、その改変の規模に応じてメジャー・バージョンアップとかマイナー・バージョンアップの2つに分けられるが、その境界はあいまいである。また、バグの修復など、マイナー・バージョンアップよりもさらに小規模な改変もある。

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