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SNMP (Simple Network Management Protocol)

【エス・エヌ・エム・ピー】

最終更新日: 2000/08/22

 ネットワーク機器を管理するための通信プロトコルの一種。日本語では「簡易ネットワーク管理プロトコル」と呼ばれる。SNMPは、ネットワーク上に存在する管理対象の機器と、その管理を司る機器(管理ステーションと呼ばれる)の間で、管理情報をやり取りするための通信プロトコルである。通信にはUDPを用いており、TCP/IPをベースとした管理プロトコルの標準といえる。SNMPはRFC1157で規定されている。

 SNMPでは、管理対象機器にはエージェント、管理ステーションにはマネージャと呼ばれるソフトウェアがそれぞれ常駐して通信を行う。管理されるのはネットワーク機器の性能や構成、障害、セキュリティ、アカウントの5種類である。マネージャやエージェントは、これらの管理情報をMIB(Management Information Base、「ミブ」)と呼ばれる独自のデータベースに保存する。エージェントはマネージャからの要求に応えて、MIBから必要な情報を送信する。

 SNMPの特徴は、その名が示すようにプロトコルが単純なことである。たとえば、マネージャとエージェントの間でやり取りされるSNMPのコマンド(命令)やレスポンス(応答)は、基本的に6種類だけと少ない。特にエージェント側は、障害発生などのイベントをマネージャに通知することを除けば、すべてマネージャからの要求に応じてMIBから情報を引き出して送信するという受け身の動作だけなので、プログラムはコンパクトで実装も容易である。そのためハブやルータなど、プログラム サイズが限定されるネットワーク機器にもSNMPはよく実装される。逆にマネージャ側は、エージェントが担わない仕事をすべてこなす必要があるので、複雑になりやすい。

 イーサネット カードを例に挙げると、「イーサネット カードのSNMP対応」というのは、そのデバイス ドライバがSNMPエージェントと連携して、イーサネット カードのステータスや障害などといった情報を引き出せる、ということである。つまりイーサネット コントローラが、ステータスや障害などの情報をソフトウェア側(この場合はデバイス ドライバ)に通知すると、デバイス ドライバがSNMPエージェントと情報をやり取りする。

 管理対象がPCの場合は、そのPCがDMI 2.0に対応していれば、SNMPでも管理できることが多い。

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