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Windows 2000

【ウィンドウズ・ニセン】

最終更新日: 2002/05/03

 Windows NT 4.0の次期メジャーバージョンアップ版として、2000年2月18日より世界の主要各国で同時リリースされたオペレーティングシステム。開発当初はWindows NT 5.0になるものと目されていたが、1998年10月に、「Windows 2000」という名称になることが正式に発表された。

 Windows 2000では、基本的なアーキテクチャとしてはNT 4.0のものを踏襲しながら、機能強化を行う。Windows 2000が発表されると、市場からは「NT」の名称が消えることになるが、Windows 2000のパッケージには、「Built on Windows NT technology(Windows NTのテクノロジに基づいて開発された)」というタグを付けて出荷するとMicrosoftは述べている。

 Windows NT Workstation 4.0の後継はWindows 2000 Professionalに、Windows NT Server 4.0の後継はWindows 2000 Serverに、Windows NT Server 4.0 Enterprise Editionの後継はWindows 2000 Advanced Serverという名称になる。Windows 2000では、これらに加え、さらに大規模なシステム向けのWindows 2000 Datacenter Serverが追加される予定である。これらをまとめると以下のようになる。

●Windows 2000 Professional

 デスクトップ向けオペレーティングシステム。2CPUまでのSMP(Symmetric Multi Processing)をサポートする。

●Windows 2000 Server

 小規模〜中規模サーバ向けオペレーティングシステム。2CPUまでのSMPをサポートする。

●Windows 2000 Advanced Server

 大規模サーバ向けオペレーティングシステム。4CPUまでのSMPをサポートする。データベースサーバと使用されることを想定し、クラスタリングやロードバランス機能が追加される。

●Windows 2000 Datacenter Server  

 超大規模サーバ向けオペレーティングシステム。16CPUまでのSMPをサポートし、64Gbytesまでの物理メモリに対応する(システムアーキテクチャによる)。Advanced Serverと同じく、クラスタリングとロードバランシングを標準でサポートする。データウェアハウス、科学・エンジニアリング分野の大規模シミュレーション、OLTPなどに向けて最適化がなされている。

Windows 2000 Professionalのパッケージ
Windows 2000 Professionalのパッケージ
写真はWindows NT 4.0 Workstationからのアップグレード用となるバージョン アップグレード パッケージ

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