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TCO (Total Cost of Ownership)

【ティー・シー・オー】

別名
総所有コスト (Total Cost of Ownership) 【ソウ・ショユウ・コスト】

最終更新日: 2003/07/07

 コンピュータのハードウェアやソフトウェアの初期導入費に加え、それらを日々運用、管理するためにかかる経費をすべて総計したもの。コンピュータ・システムの全ライフサイクルを通じたコストの総計であり、システムに投資する際に、最終的に必要なコストを算出するために利用される。

 コンピュータ本体が高価だった以前には、コンピュータの導入にかかる経費といえば、もっぱらハードウェアやソフトウェアの初期購入費用を指していた。もちろん、この当時であってもコンピュータを維持・運用するためのコストがかかっていたが、人的コストなどに比較すると、初期導入コストはあまりにも大きく、管理コストはあまり問題にはならなかった。しかし1990年代後半になってコンピュータ・システムが企業の隅々まで導入され、ネットワークが一般化し、またスケール・メリットによってハードウェアやソフトウェアの絶対価格が低下してくると、初期導入コストよりも、導入以後にかかる各種の維持管理の経費(故障したシステムの修理、障害からの回復、ハードウェアやソフトウェアのバージョンアップ、共有資源の管理・運営など)のほうに多くのコストがかかるようになってきた。こうなると、コンピュータ・システムを導入する企業としては、始めは多少高価なシステムだったとしても、導入後の故障が少なく、管理・運用になるべく手間のかからないシステムのほうが、長い目で見れば結果的にコストダウンができることになる。

 このような流れから、コンピュータのハードウェアやソフトウェアの初期導入コストだけでなく、導入後の管理・運用にかかる費用全体に注目しようとするものがTCOである。

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