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ハイバネーション (hibernation)

別名
休止状態 (hibernation) 【キュウシ・ジョウタイ】

最終更新日: 2001/07/19

 PCの電源切断オプションの1つ。「hibernate」は「(動物が)冬眠する、冬ごもりする」という意味。ハイバネーションを指示すると、その時点でメモリにロードされているデータの内容や、各種のハードウェア・ステータスをハードディスクの領域(「ハイバネーション領域」などと呼ばれる)に記録し、その後システムの電源が完全に遮断される。こうしてハイバネーションによって電源を切断した後で、再度電源を投入すると、ハードディスクに記録されたデータがメモリに再ロードされ、前回にハイバネーションを開始した時点の状態が復帰される(実行中だったアプリケーションや、表示されていたウィンドウなどがすべて元に戻る)。

 バッテリで駆動されるノート型PCでは、バッテリの起動時間を少しでも長くするために、一定時間キーボード入力がないときなどに、システムの電力消費を低減させるサスペンド・モードに入るようになっている。一般的にサスペンド・モードでは、CPUの動作クロックを低減させる、液晶ディスプレイのバックライトを暗くする、ハードディスクの回転を停止するなどして電力消費を低減させる。ただしこの場合でも、システムは稼働状態にあり、再度のキー入力発生などで、通常の状態に戻る(電力消費も元に戻る)。ハイバネーションは、このサスペンド・モードの特殊な形態と考えることもできる。

 ハイバネーションのメリットは、基本的にシステムが完全に停止されるため、電源をオフにしたときと同じく、まったく電力を消費しないことにある。一方のデメリットの1つは、メモリ・イメージをすべてハードディスクに書き込むためのディスク領域が必要になることである。ハイバネーションを設定すると、システムに搭載されたメモリ・サイズに匹敵するディスク領域があらかじめハイバネーション用として確保される場合が多い。またハイバネーション・モードに入るとき、再度ハイバネーション・モードから復帰するときには、それぞれメモリの全イメージをディスクに書き込み、読み出すことから、サスペンド・モードに比較すると処理に時間がかかるという欠点もある(この時間は、メモリ・サイズが増えるほど長くなる)。

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