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Linux

【リナックス、ライナックス】

最終更新日: 2002/09/10

 フィンランドのヘルシンキ大学の学生だったライナス・トーヴァルド氏(Linus B. Torvalds)が開発したUNIXのクローンOS。1992年に一般に公開された。Intel386以上のCPUを搭載したPC/AT互換機をターゲットプラットフォームとしており、フリーソフトウェアとしてインターネットなどで公開されたことから広く普及した。現在では、Intel CPUを搭載するPC/AT互換機だけでなく、DEC Alpha搭載マシン、Macintoshなどにも移植されている。

 オンライン上のフリーソフトウェアということで、当初はボランティアベースでツールの開発や多言語化などが行われていたが、広く普及したPC/AT互換機を利用できたこと、TCP/IPを中心に高機能なネットワーク機能を持っていたこと、軽量で安定性が高かったことなどから、特にWWWサーバやインターネットメールサーバなどを構築する際のOSとして広く普及し、Linuxを使用したシステムのインテグレーションやLinux対応アプリケーション開発をビジネスとして行う動きが活発化した。現在では、主要ハードウェアベンダ、ソフトウェアベンダがLinux関連会社への出資を行ったり、Linux対応のソフトウェアを開発し始めたりしており、他の商用UNIXやWindows NTの地位を一部脅かす立場にすらなっている。たとえば米Intel社はLinuxの主要ディストリビュータの1つであるRed Hat Software社に対して投資を行うことを、米OracleはRDBMSのOracle8.1をPC版Linux上に移植することを、加Corel社は自社のワードプロセッサソフトウェアであるWord Perfect 8のLinux対応版の開発をそれぞれ発表している。

 Linuxのカーネルとしての機能は、System V互換となっているが、AT&Tのライセンスからは完全にフリーになっており、自由に再配布できる。ただし本来のLinuxはカーネルのみで、周辺ソフトウェアとして必要になるシェルやコマンド類などは用意されない。これらについては、インターネットに公開されている他のソフトウェア(GNUソフトウェアなど)を組み合わせることになる。このためLinuxカーネルと、こうしたツール類をパッケージ化して再配布しているディストリビュータがいくつか存在している。主要なディストリビューションとしては、Red Hat Software, Inc.の「Red Hat」、「Slackware」、「Debian」、「Yggdrasil(イグドラシル)」などがある。日本語に対応したディストリビューションとしては、Plamo Linux、日本語Red Hat Linux、TurboLinux日本語版、Vine Linux、Debian JPなどがある。

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