object という単語を辞書で調べると「(1)もの、(2)対象、(3)目的」の3つの意味があります。オブジェクト指向では物理的なものでも抽象的なものでも、それが認識の対象として具体的に識別できるものなら何でもオブジェクトとして扱うことができます。
例えば、人はオブジェクトです。自分自身、自分の両親や兄弟、会社の同僚など具体的な1人1人がオブジェクトです。自分が勤務しているO株式会社もオブジェクトです。あるいは自分が所有している具体的な車もオブジェクトです。
個性を持ったオブジェクトが集まって1つの世界を作ります。例えば自分を取り巻く世界を考えてみましょう。父Pさん、母Qさんとは親子関係があります。妹Aさんとは兄妹関係です。会社で同じ部署で働くBさんとは同僚という関係です。勤務先のO株式会社とは働くという関係、自分が購入した車とは所有するという関係があります。
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