第3回募集の入選作品を発表します!

 このたびの東日本大震災は、全国に影響がおよぶ大変深刻なものとなりましたが、皆さまにおかれましてはご無事でいらっしゃいましたでしょうか。このたび被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

 さて、2月3日に募集を開始した@IT情報マネジメント恒例の「IT川柳」第3回ですが、今回もたくさんのご応募、誠にありがとうございました。

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 今回はお題「仮想」に対して、50人を超える方々から100編以上の作品が寄せられました。これにより、仮想化技術が着実に浸透していることをあらためて実感しました。一方で、「仮想」という言葉が幅広い意味、ニュアンスを持つゆえか、前回にも増してバリエーション豊かな作品が集まりました。ご応募いただいた皆さまに、重ねてお礼申し上げます。

 さて、これを受けまして、@IT情報マネジメント編集部では、2011年3月18日(電子メールでの応募は21日)の応募締め切り後、2日間にわたり入選作の選考会議を行いました。応募総数が大幅に増え、全体的な作品レベルも向上したため、審査は難儀を極めましたが、前回同様、数時間の検討の末、入選作を決定することができました。

 今回の応募総数は126編。このうち評価の高かった上位3作品を入選枠とさせていただきました。それでは第3回「IT川柳〜Twitter版〜」の入選作品を発表いたします。

最優秀賞

雅号
natsu_takanさん
作品
子と夫 資源配分 8:2
選評
いや〜、うならされますね。仮想化技術のメリットはITリソースの有効活用ですが、夫なんかより子供にリソースを配分した方が、よっぽど有効だということですよね。実際、ほとんどのご家庭はこうした資源配分なのでしょうし、実に普遍的な作品と言えます。また、妻の立場で読み上げてみると、ある種の強さ、たくましさを感じるのですが、夫の視点で読んでみると、悲哀や自嘲の中にも家族に対する愛情が感じられる、何とも味わい深い一編となります。こうした作品としての多面性、奥行きの深さを評価し、今回の最優秀賞とさせていただきました。

優秀賞

雅号
taketop3025さん
作品
この前は 「見える化」勧め 次仮想
選評
これも良い作品ですね。はやりすたりのサイクルが早く、ときどきうんざりしてしまうIT業界の一面を、川柳のリズムに乗せて軽妙に皮肉ってくれました。実際、「この前は 仮想化勧め 今クラウド」ですからね。新しいトレンドが登場するたびに勉強を迫られる、ITシステム運用管理現場の方々のご苦労がしのばれます。また、この作品を読むと、消えていった三文字熟語もいろいろと思い出されますね。IT業界の過去と未来に思いを向けさせてくれるスケール感も、この作品の魅力です。おめでとうございます。

優秀賞

雅号
916bustersさん
作品
仮想化が 増やす現実 ライセンス
選評
仮想化技術は、そのメリットばかりが注目されがちですが、システムを手軽に配備できるようになる分、ソフトウェアライセンスをしっかりと管理しておかないと、社内のITガバナンスは乱れ、コンプライアンス違反のリスクも高まってしまいます。仮想化技術は攻めにも有効ですが、IT資産管理という守りも固めておかないと思わぬけがをしてしまう“両刃の剣”なんですよね。ゲンジツを諭してくれる貴重な一編として、優秀賞に選ばせていただきました。

 さて、いかがでしたでしょうか。今回の最優秀作品もそうですが、お題である「仮想」という言葉をあえて使わずに「仮想」をうたう、意欲的なアプローチの作品も多数見られ、本当に全体的なレベルが高かったと思います。

 最優秀賞の方には、図書カード1万円分をプレゼント! 優秀賞のお二方には、3000円分の図書カードをプレゼント致します(近日中にTwitterのダイレクトメッセージで直接ご連絡させていただきますので、もしお忘れでしたら、編集部の公式アカウント「atmkit_imを忘れずにフォローしておいてくださいね!)。次回も最優秀賞の方には1万円分の豪華プレゼントを用意しておりますので奮ってご応募ください。

第4回のお題は「想定外」です。

第4回の募集は5月27日(金)で締め切りとさせていただきました(※)。今回もたくさんのご応募、誠にありがとうございました。後日、選考結果を発表しますのでお楽しみに。

  • ※: ただし、@IT情報マネジメントのメールマガジンで締め切りをお伝えできなかった方々に配慮し、29日着分まで受け付けました。

 応募はカンタン。Twitter上で、「#im_senryu」というハッシュタグを付けてつぶやくだけ注1)。すると、以下の窓に投稿作品が表示されていく仕組みです(注2)。もしくは、電子メール、managemail@atmarkit.co.jpでも作品を受け付けておりますので、Twitterを使われていない方も、どうかお気軽にご応募ください(注3)。ご応募いただいた中から、優秀作品を5句、選ばせていただき、後日、ページ上で発表させていただきます。

 選ばれた句の作者の方には、Twitterのダイレクトメッセージ機能で直接ご連絡させていただきますので、編集部の公式アカウント「atmkit_im」を忘れずにフォローしてください注4)。

  • 注1: ハッシュタグを付けても表示されない場合には、ハッシュタグの前後に半角スペースを入れて再投稿してみてください。
  • 注2: Twitterの検索機能の仕様上、以下の窓に投稿作品が表示されたあと1週間ほどで表示が消えることがございますが、投稿作品はストックしておりますので、どうかご安心ください。なお、Twitterの検索機能の仕様上、ハッシュタグを付けてつぶやいても、すぐに以下の窓に表示されない場合もあります。その際は時間をおいて再投稿してみてください(数時間〜数日間、反映されないこともあります)。ハッシュタグを付けてつぶやいても反映されない場合は電子メール、managemail@atmarkit.co.jpで投稿してください
  • 注3: 電子メールでのご応募の場合、以下のTwitter窓には作品が表示されないことをどうかご了承ください。また、電子メールでのご応募の場合も、住所、氏名、年齢などの個人情報は一切必要ありませんので、作品と雅号のみお送りくださいますようお願いいたします。
  • 注4: 当選者の方には、Twitterのダイレクトメッセージで弊社のメールアドレスをお伝えし、電子メールで賞品の送付先をお教えいただく形になります。

 ちなみに、私もちょっと考えてみました。

  • 想定外 その言い訳は 禁句です
  • 仮想化で 想定外の 故障増え
  • ユーザーの 要求いつも 想定外

 選評ではエラそうなこと言ってますが、作るとなるとなかなか難しいもんですね。皆さまも、軽〜い気持ちでつぶやいてみませんか? 応募は1人何句でもOK。次回も第3回と同様「“字余り”でないこと」「普遍性があること」「スパイスが効いていること」の3点を重視して選考させていただく予定です。それでは皆さまのご応募、お待ちしております!

【ご注意】
投稿された川柳に関する出版権などの諸権利は、すべてアイティメディア株式会社に帰属するものとします。また、ご応募いただいた情報はアイティメディア株式会社が取得します。


この記事に対するご意見をお寄せください managemail@atmarkit.co.jp

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