開発関係者にとって、夕方の電話は不吉ディルバート(233)

» 2011年08月26日 12時00分 公開
[スコット・アダムス,@IT]

うわ


(4時過ぎにかかってくる電話って、ロクなことないんだよな)


(発信者番号が表示されない。誰からの電話か分かると、ボクが無視するってことを知ってるヤツだな)


(緊急じゃなければ、メールしてくるはずだし)


(ということは、徹夜仕事になるような、何か恐ろしい話に違いない)


(お、止まった。携帯さえ鳴らなければ、まだ逃れられるチャンスはあるな……)


ぐわぁぁぁ!! もうこんな生活イヤ!


うまくいったわね。面白かったわ

次はショートメッセージを送ってやろう


  


 いや〜、今回はいつもに増してシャレにならない話ですね。これ、いたずらというよりイジメに近いのでは……。また、固定電話、携帯電話、電子メールと連絡手段が複数あることがディルバートを一層追い詰めている点が何とも言えませんね。つながりやすいということは、逃げにくいということでもあるんでしょうか……。

 8コマ目の“I’ll text him”の“text”とは、いわゆるSMS(Short Message Service)のことです。以前は“text messaging”と呼ばれていましたが、最近は“to text”と動詞として使うことが多いようです。

 一方、今回のディルバートはコミュニケーションから逃げたがっていますが、逆に電子メールを送受信できずにイライラする様子を表した“texting withdrawal symptoms”=「携帯メール禁断症状」という言葉もありますね。他にも、「携帯が圏外になったり手元になかったりすると異常に不安になること」を、“nomophobia(no-mobile-phone-phobiaの略)”と言ったりするそうです。こういう言葉が登場するほど、携帯電話や電子メールが人々の生活に浸透しているということなんでしょうね。

注: 3コマ目のセリフの和訳に誤りがありました。「発信者番号が表示されない。相手が誰か分かる電話以外、ボクが無視するってことを知ってるヤツだな」(×)→「発信者番号が表示されない。誰からの電話か分かると、ボクが無視するってことを知ってるヤツだな」(○)。お詫びして訂正致します(2011/9/7)

[翻訳・解説:Yvonne Chang]


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